あー、そんなこともあったよなあ。今思うと、あんなヘタクソな小説を先生たちが読んだなんて恥ずかしいんですけど。で、こういうことがあったということで、将来作家になって、直木賞でも取ったら、当時の先生たちが後に「中学生の頃の彼女の小説読んだんですよ。将来こんなふうになるような予感していました」なんてインタビューされたりなんかするんだろうなあ、なんて妄想こいてたもんでした。 一時期は、それも励みにして有名になるぞと思ったものでしたが、結局は私には才能はないようで、多少文芸書に掲載されたとしても、それは有名になりたいと思ってた私の理想ではなかったんですよね。有名にならないと私の夢は叶わないわけですから、それこそ本当に直木賞でも取らないとダメなわけです。夢は夢です。才能もですけれど、私に決定的に足りないのは運ですね。私の書く物を過大評価してくれる選者がいない限りは、私は賞は取れないでしょう。 それにしても弁論大会、タクロウが私を推薦してたのか。それは覚えてなかったな。ほんと彼は私にちょっかいかけまくってたよなあ。やっぱ彼って私のこと好きだったのかしらん。(笑) | ||