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Little Eden



11月12日土曜日くもり

今日は、ウェスト・サイド・物語を見たわ。
ただ一言、涙がでてくるほど感激した。
帰ってから、お母さんが言った。
ヒカリちゃんのお母さんは最低な人だと。
なにも私にそんなこと言わなくてもいいではないか。
私は自分の思っていることを言いたかったけどやめといた。
けんかになるといやだったから。
だいたい、はなっから私にそんな話してもらってはこまるな。
自分で言うのもなんだけど、私は中立人間、どちらが悪いよいなんて決められやしない。
まだ、私が子供だって思ってるんなら、そんなこと話してもらいたくないわ。(あの・こと以外は)私、まっとうに生きてるつもりなんだもの。

最後に、コンドウ君どうしてるかしら。
大好きな大好きなコンドウ君…、も一度だけでいいから会いたいな。

従姉妹の母親。つまり私の伯母のこと。正直、私にとっては悪い伯母ではなかったので、私の母や他の親族たちが伯母のことを悪く言うのを私には聞かせてほしくなかったですね。悪口を言えば言うほど、それを言っている人たちの方がまるで鬼のように見えたから。
確かに、母たちは伯母に酷い思いをさせられたのでしょうけど、伯母が嫁いできてからの話をとうとうと聞かされて、そして、どんな酷い仕打ちを姑や舅である私の祖父母に対して行ったかを聞かされても、悲しいかな、私には伯母の気持ちが何となくわかったような気がするのです。私は間違いなく伯母に似ていると思ったから、だから、伯母がやってきたことを理解できてしまったのです。だから、そんな伯母を攻め立てる自分の母親は見たくなかった。それはすなわち、私のことも否定される恐れがあると思ったから。
ただ、私は伯母のようには酷い仕打ちを姑にはできないだろうと思います。それだけが救いかなとは思います。けれど、もの書く上で、私は鬱憤晴らしをするだろうから、私もまた酷い仕打ちをしているとも言えなくもないですよねえ。

あと、「あの・こと」というのをはっきりと書いてはいないんですが、それが何のことかは私にはわかりますね。さすがにそのものは書けなかったです。そりゃもう私の日記は他人にも読ませていたから、ちょっとねえ、書けないですよねえ。今はそれほど知られてもかまわないとは思いますけど、わざわざ書くことのほどでもないので、やはり「あの・こと」としておこうと思います。(笑)






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