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Little Eden


7月21日木曜日晴れ

ゆうべはぜひとも書きたかったんだけど、朝早く起きなければならなかったので書けなかった。
きのう、やっぱりなにも言ってもらえなかった。
でも、なにか…なにか言いたそうなそぶりを見せてくれました。
わたしが学活がおわったあと、マホちゃんと職員室にいった時、コンドウ君がタケモト先生と話をしてました。
わたしたちは、映画のことでタケモト先生にききにきたのです。
コンドウ君が、ミサオ先生などにお礼をいって職員室を出ると、わたしたちはタケモト先生のところにいき、私は「先生、サスペリアっていうの見にいっていいですか」ときいたところ、ダメでした。
そして、マホちゃんと職員室を出ようとした時、コンドウ君が職員室のちょうどわたしたちが出ようとしていたドアにうろうろつったっていたのです。
わたしたちが出ようとすると、コンドウ君はさっと先に立ってわたしたちの前を教室へと歩きはじめました。
わたしは、そんなコンドウ君のそぶりを見て、とてもわたしのことをあんなに怒ってるような人には見えませんでした。
いったん帰って、また「なにかわすれものしたような気がしたが」なんていいながら、もたもた教室を出ないところなんか、ほんとになにかわたしに言いたかったのではないでしょうか。
いずれにしても、もうあの人には会えないのです。
思い切ってあの人にさよならっていえばよかった。

明日は「ドリトル先生の楽しい家」でもよむつもりです。

さよならのひとこともいえなかったわたしたち
お互いのことを理解できなかったわたしたち
若すぎたわたしたち
もうとりかえせない
たったひとこと"好きでした"
いえなかったわたし
あまりにも子供すぎたこのわたし
ひとりあなたを想い出し涙するあわれなわたし

今、私を愛してくれる人がいる。
私もその人を愛そうと決心した。
あの人のことは忘れられないとしても、この人を私はこれから愛していこうと思う。
さよなら、ハヤトくん。

…という言葉を後に今の旦那に告白された頃に追記として日記に付け加えていました。それにしても、今の私なら彼が転校していくその日の彼の態度は、彼も何か言いたかったのでしょうけれど、たぶん、彼のほうも私に何か言ってもらいたいと思っていたんでしょうね。私が言うべきでしたよ、本当に。いずれにせよ、私たちはタイミングが合わなかった、今さら後悔してもどうにもならなかったというだけに過ぎません。後に、こんな後悔はしたくないと思って、好きになる相手に積極的になっていったものですけれど、結局はそれでも誰かと付き合うまではいかなかったわけです。すべてはタイミング。言っても言わなくても、後悔はするし、成功もするし、それは誰にもわからないわけですから、後悔してグダグダしてるより、前向きに人間関係を構築していけばいいわけです。それは男女間だけでなく同性に対してもそうなんでしょうね。






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