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Little Eden



6月30日木曜日あめ

悲しいです。
コンドウ君が福岡に転校するんですって。
こんな悲しいことってある?
8月になったらむこうに行くそうです。
私、最初、信じられませんでした。
せっかく、コンドウ君を好きになって二ヶ月と三日たったっていうのに。
でもね、今度の恋はなかなか、いえ、もしかしたら一生変わらないかもしれません。
福岡のほうだから、あまりというか、ほとんど会えません。
なんだか大人になって、コンドウ君と会えそうな気がします。
私、シンヤの三年間をやぶってみせるわ。

コンドウ君とのあの楽しかった日々、夢のようだった。
あのころに戻りたいけど、明日にでも何年か先にでも、なにかまたすてきなことがあるはず。
私は、明日という日があるからこそ、自分を失わないでいられる。

明日こそ、コンドウ君に声をかけなくては、ね。
最後の言葉として。
どうぞ、コンドウ君、どうぞ、私を忘れないで。


期末テストまであと4日!


シンヤへの思い三年間をやぶることは結局なかったわけですが、ある意味、コンドウに対しての気持ちは特別になっていったと思いますね。つまり、私にとっての初恋はコンドウでしかありえないということで。他に好きになった人たちに対しては、中にはどうしてこんな人を好きになったのかわからないとなっていった人や、そうだったんだよなあ、好きだったよなあといった普通な気持ちに変化していった人がほとんどで、コンドウと高校の時に好きになったシンゾウ君だけは、いまだに気持ちが引き摺られて吹っ切れない人となっていきましたから。だから、この二人は私にとって特別だし、初めてそういった気持ちを抱いた相手がコンドウということで、私にとっての初恋はコンドウなんだと言い切れます。生涯、私にとっての特別な相手とは、コンドウ、シンゾウ君、そして旦那の三人なんだと思いますよ。ああ、もう一人いるか。でも、この人は会ったこともない人ではあるんで、ちょっと特別枠には入れられないですよねえ。

2013年11月26日現在。そのもうひとりの会ったことはないけれど特別な人というのは、ここだからこそ言えるのですが、そうです、もちろん、あのガクトさんのことです。(笑)






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