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Little Eden



5月6日金曜日くもりのちはれ風つよし

今日は風が強くってやりきれませんでした。
午前中の時間はあいかわらずつまらなかったんだけど、午後、テニスの練習をTちゃんと見にいきました。
ひよわなノブオ君もがんばってたし、コンドウ君もがんばってました。
自転車小屋のすみっこに、ちょうど風のこない所があったので、そこでTちゃんと一緒にいました。
そして、Tちゃんにゼロテスターの歌をうたってきかせてやり、次にフランダースの犬を途中までうたってあげました。
歌をやめると、今度は壁にあいあいがさを書いて、片っぽに私の名前を書いて、片っぽは誰にしようとTちゃんに言ってみたところ「班長(ノブオ君)?」っていったので「いや、あんなひよわな人」「じゃ、やっぱりシンヤ」「いや」「コンドウ君?」「うん、コンドウ君ならいい」ってことになったわけであります。
で、コンドウ君の名前を書いていたところ、Tちゃんが上の方からカリカリ音がするもんで上を見た所「キャー!」私はびっくりして虫でもいたのかなと思って、まわりを見たけどなにもない。
Tちゃんの方を見れば、上の方に指を向けてるので、私は頭の上を見て「ギャー!」という始末。
なんともはやコンドウ君の顔がそこにあり。
聞けば彼等、コンドウ君、ノブオ君、クマガイの三人が、さっきから隣の小屋で私の歌を聞いていたんですって。
コンドウ君が「ゼロテスターうまかったぞ。ノブオのやつも言ってた」と言った。
私は、あのあいあいがさのことを聞かれていないかがとても心配だった。
でもなにも言わないのでほっとした。
とにかく、今日はなんともすごい日だった。

途中から「です」「ます」形が「だ」「だった」形に変わってしまった。

このエピソードは忘れることはできないものでした。今でもまるで昨日のことのように覚えています。まるで物語のような話だったよなあと今でも思うもの。
一年の時は同じクラスだったノブオ君は、2年ではTちゃんと同じクラスで、同じ班だったんですよね。で、彼は班長だったんで、Tちゃんは彼のことを普段から「班長」って呼んでました。懐かしいなあ。
懐かしいといえば、息子が私の母校である二中に通ってた時、運動会を一度見にいったことがあったんですが、かつて自転車小屋があり、その傍、ここらあたりにテニスコートがあってコンドウ君が練習してたよなあと、懐かしく思ったことがありましたね。
校舎や敷地内は多少変わってしまってますが、校舎などを取り巻く周辺の風景は30年前とほとんど変わってません。だから、今でも学校の近くを通る時は、胸が締め付けられそうになります。あの頃の恋する少女は、今でも亡霊のようにあそこらへんに立って、大好きな人を見詰めているんだろうなあって。まだ生きてるっていうのに。(笑)






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