1月2日日曜日曇りのち時々雪

今日はつまらない日といっていいであろう。
ピアノもひかせてもらえなかった。
そのかわりに「カッレくんの冒険」という本を読んだ。
その本が一日のたいくつさをまぎらせてくれたのだった。
本を読んでいると、私もカッレくんたちの仲間にはいって、ばら戦争をしてみたくなる。
そして、カッレくんの横にすわって、いろいろと探偵のことについて教えてもらいたいものだ。
私の住んでいるこの町もカッレくんたちのすんでいる町とおなじでとてもしずかだ。
だから私も今度からはカッレくんのようにいろんなあやしいと思うことに注意することにしよう。
私も私立探偵になってみたいのだ。
でも、私はまだまだ探偵については未じゅくだ。
はやくカッレくんぐらいになってみたい。
そのためには推理小説をうんと読まねばならない。
まあ幸いにも本にはめぐまれているのでたすかった。
あとは私の能力をいかすだけだ。

と、そのまえに、勉強をしなければならない。
私は見習い探偵と同時に学生だからだ。
もちろん、そのことはシモン、君は知っているだろう。
まあ、これから、あやしい、と思ったことがあったら書くから、しっかりおぼえておいておくれ。
そして、一緒に考えようじゃないか。

　　わが親愛なるシモン、おやすみ

おお、言い忘れていた。
4:00から「人造人間（アンドロイド）クエスター」という映画を見た。