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Little Eden



11月23日火曜日曇りのち雨のちあられ

今日は、いやーな日だったなあ。
お母さんとケンカをしてしまったの。
夕方、4時ごろに毛糸を買いにお母さんと境にいったら、さがしていた毛糸がみつからず、わたしがわがままをいったので、お母さんとケンカをしてしまったのです。
わたし、帰ってから、ふとんの中にもぐりこみ、「このまま死んじゃおうか?」と思ったの。
はじめ、カミソリで手首を切ろうかと思ったんだけど、やっぱりいたそうなのでやめちゃった。
口がきけなくなればいいのに、とも思って、つい手が首にいったの。
それで首をすこししめたのです。
だんだん苦しくなって、これっくらいだと口もきけなくなるだろうと思ったのです。
手をはなしたあと、首がちょっといたくていきをするたびにのどがくるしくて、なんかいやな気持ちになりました。
でも、やっぱり口はきけたのです。

シモン、なんだか、わたし、ほんとうに生きてる人間じゃないみたいな気がするの。
ほんとうにわたしって、この世に実現してるのかなあって!
まえに、子どものころにみたマンガのような日が来るんじゃないかっておもうの。
この世の人間じゃないのだったら、宇宙人かもしれない。
お母さんたちがきおくを消されたのかもしれない、わたしが宇宙人の子だとわからないように。
ああ、でも、わたしは、へーぼんな生活ってきらい。
ほんとに、ほんとに、なにか冒険をしてみたい。
わくわくするような冒険を!

初めて死にたいと思って自殺というものを意識した日でした。ほんとたわいないことで。だけど、ヘタすると本気じゃないのにちょっとした手違いでこの時に死んでしまってたかもしれませんよねえ。
それにしても、この頃から自分は特別でいたいという気持ちを抱いていたわけです。というか、自分は見たままのこんな人間じゃないんだって、そんなふうに自身を過大評価していたんですね。でも、いつの頃からか、現実でわくわくするような冒険をするより、物語で疑似体験として冒険するほうが安全で楽しくできると気づいていった。現実で体験することも大事なことかもしれないけれど、つまり、夢は叶えるためにあるっていうのは大事なのかもしれないけれど、それでも、私は信じている、夢は見るためのものだって。夢や冒険は物語だけでたくさん。というか、現実が平凡だからこそ、夢は素晴らしく感じられるんだ。これはもうね、現実か夢か、好みの問題でしかないんだと思う。夢を現実に変えるのがいいと思うのか、夢は夢のままでいいと思うのか、その人自身の生き方の問題なんだから、どっちがより素晴らしいかなんて決められないんだと思う。で、私は夢は夢のまま楽しみたいと、そういう生き方がいいんだと思ってるだけ。私の生き方は誰にも見下されたくない。そして、私も他人の生き方を見下したくない。






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