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Little Eden



10月21日木曜日はれのちくもり

今日は蒜山に遠足にいった。行きのバスでバスによってはいた人がたくさんいた。一度もよったことのないシンヤまでも行きのバスでよってはいた。コウイチロウも顔に似合わず、よってはいた。そのかわり、このわたくしめはよわなかったのだ。2時間ものっていたらようはずなのに、ね。ま、よかった、よかった。帰りのバスでは、よった人はいなかった。
今日は、すごく景しきがよかったわ。もみじが赤くなって。大山は赤やきいろ、みどり、この三色でいろどられていた。蒜山につくと、すぐ、おべんとうを食べた。それから、ツツミさんとゴム飛びをした。それにあきたので、そこらへんをぶらぶらしていた。TちゃんやKさんと買物にいこうとおもったら、ツカモトセンセがよんだのでいってみた。そしたら、センセー、じゅーどうのそのうまいことといったら。なげとばされてしまった。つづいてKさんもなげとばされてしまった。それからセンセーとKさん、Tちゃん、サカモトさん、ハマダさん、テル、シンヤ、カゲカワ、コウイチロウたちといっしょに円をつくってバレーボールをした。はじめ、10回をちょーせんして、でき、次に13回をもくひょーにしたが、とちゅうでタクロウともうひとり男子がはいってきたので、13回はできなかった。なぜかというと、シンヤが泣いたからだ。タクロウやテルたちが、よってたかっていじめたからだ。シンヤが泣くと、テルたちは心配してくれて、バレーボールはしなくなったが、タクロウたちは、私たち女子とへいぜんとしてバレーボールをした。なんたること。この時ばかりは、タクロウをにくんだねー。やっぱコウイチロウの方がよいわ。あーきのうからしけん勉強をせねばならない。27、28日は中間テストなのだ。

これを素にして、以下のショートを書いた。

 みんな運動場に集まった。先生からの注意の言葉や学年長のあいさつ。そして、いよいよバスのまっている道路までいくのだった。
 私の席は前から六番目で左側の窓際だ。
 隣の席にはKさんがすわっている。その隣は補助席で、その隣にツカモト先生がすわっているのだった。
 途中で、産業道路にバスが出てからバスガイドさんがなんやかやと話しだした。産業道路から見る景色はいつもはつまらないのに、今日は新しい友だちと見るせいかすばらしく思えた。
 いよいよ大山の山ん中というか道路に出た。
「今はこの大山でもっとももみじの美しい時なのです…」
 ガイドさんが話してくれた。ほんとにまあそのもみじの色といったら。赤や黄色、そして緑。この三色に道路のまわりはかこまれているのだ。こんなこといったら幼稚だけど、まるでおとぎ話の世界にでもはいりこんだような気持ちになったのだった。
 鳥取県をぬけて岡山県に入った。いよいよ蒜山も近くなってきた。
 とうとう蒜山に着いた。着いて私たちはすぐお弁当を食べた。そのお弁当もそこそこに食べて私たち(K、I、私)は、さっそく遊ぶことにした。
 さんざ遊ぶと帰りの合図の笛が鳴った。
 私たちはまたバスに乗り、学校にむかって帰っていった。

車酔いのひどい私があの時酔わなかったのは、やはり遠足が楽しくてだったんでしょうね。あの秋の遠足は今でも忘れません。中学のときの遠足で一番楽しかったということを記憶していますから。もっとも、遠足以外で遠足より楽しかったといったら登山でしたけれど。一泊したあの登山は今でも最上級の思い出です。もちろん、登山部分はあまり思い出したくないんですけどね。体力なかったもので。(笑)






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