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Little Eden



10月20日水曜日あめ

ほんとのほんとにわからなくなってきた。私はタクロウが好きなのか、コウイチロウが好きなのか、わからなくなってしまったのだ。これこそ悲劇!なんということなのかしら。あーどうしよう。たいへんなつみだわ。どちらかに決めなくてはならないのに。決められない。
今日は席がえをした。私は6班に入った。班長がタナカノブオで、ほかにマツモトコウキ、カナツフミオ、ハマダマサコ、サカモトミツコ。Kさんの班は7班で6班のすぐ後だ。そして、コウイチロウも7班。つまり、近くなんだわー。うれしい。またシンヤがとなりにきた。シンヤはたしか5班の班長だ。それより、明日は遠足がある。天気になればいいのになあ。あーした天気になーあれ〜♪

今なら別に一人に決めなくていいんじゃんと思うんですけどね。(笑)

今のように結婚していても、旦那さん以外に好きな人ができたって多少非難されるとしても不倫さえしてなければ悪いわけではありません。ましてやまだ結婚もしていない、付き合ってもいない、そんんな片思いの相手が何人いてもそれはかまわないわけで。ただ、子供の頃のことですから、相手に対して誠実でなければならないという、まあ本人は気づいていないでしょうけど、一種のポーズを保たなければならないと思い込んでいるんでしょうね。そうであれば、この想いは報われるんだ。神様はちゃんと見ていてくださってるんだ。だから、たった一人を思い続けなければならないんだって。そんな感じなんでしょう。

何が誠実か。誠実であることが本当に大切なのか。今の私には「誠実であれ」とは強く言えないようなところがありますね。それは自分の心の問題でしかないわけです。結局は。誠実であってもなかっても、つまりはなるようにしかならないのが人間関係なんだと思うに至りましたから。そりゃ誠実であることが一番望ましいんでしょうけれど。でも、これって、誠実であるのに報われなかったら、やっばりどうしても何かを呪いたくなりますものねえ。そうならないためにも、誠実か不誠実かなんて考えずに生きていくほうが何も呪わなくてすむかもしれないと、そんなふうにも今は思います。






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