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Little Eden



9月9日木曜日あめ

あーあ、悲劇!
明日は実力テストがあるの。それに時間はあと2時間ぐらい。そのあいだに国、数、理、社、英の勉強をしなくてはならないのよ。そんなにおぼえられると思って?
あしたのテストの点はさんたんたるものだわ、きっと。
シモラーシャ、今日はとってもとってもいい日だったわ。ありがとう。きのう、予見したとおり、いいことがあったの。(昼、おべんとうがすんだとき)シンヤがシャークっていう英語をコウイチロウたちにおしえたため、みんなが黒板にいっせいに「Shark」って書くのよ。私、ひっしになってけしまくったの。でも、あいてはたくさん。
そして、チラッとうしろをむいたら、まどのそばにタクロウがいたのよ。そして、そのタクロウまでも、黒板の所まできて「S」を書いて「Shark」って書こうとしたのよ。
私は、いそいで「やめて、書くのは」っていったの。そしたら、「あ、そうですか」ってこたえてくれたのよ。うれしかった。でもその反対にくろうしたわ。
けど、またそんなになってほしいな。
シモラーシャは恋のキューピット。また明日もタクロウにあえますように。いーいことがありますように。

「ジョーズ」という人食いサメの映画があったんですね。当時、私たち子供の間であの映画が大流行で、誰が最初に言い出したのか(恐らくシンヤでしょうけど)、私がまるでそのジョーズみたいだと言い出して、それで私のあだ名が「シャーク(Shark)」つまり「鮫」とつけられたんですよ。私はむきになって男子たちのからかいに対抗したんですが、むきになればなるほど、あの頃の男子に限らず子供ってからかってきますよね。でも、私は本能で知っていたんだと思います。むきになるのがいいんだって。無視されるのが何よりも嫌いな私です。当時の私はからかわれるのが何より嫌いでしたけれど、それもたぶん本気で不快だったわけじゃない気がしますね。好かれているからかまわれるんだってことを知らなかった私だったんでしょうけれど、無意識下ではそれを知っていたのかもしれません。もっとも、ワガママで意地悪なところがあった私でもあるんで、一部の子供には嫌われてたんでしょうけれど。というか、役一名(Fさん)は嫌ってたでしょう。当時の私は気づいてなかったけれど、嫌われて当然のことをしたという自覚が今はありますから。






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