スケートのことも自転車に踏まれたこともたばこを買いに行ったことも覚えている。放送室の掃除の顛末も覚えている。Ｋさんが教えてくれたことも。ただ、やっぱり、こうやって書き残していたからこそ思い出せたんだと思う。

ところで、父にはよくタバコを買いに行かされたけれど、近所のタバコ屋さんはあそこしかない。今でもまだやってったけ？そのタバコ屋さんの道路隔てた向かい側にももうずいぶん前に閉店したけれど商店があった。お菓子や日用品やいろいろなものを売ってた雑貨屋だったけど、よくアイスを買って、棒の当たりを出しては何本も続けて当たりを出したこともあったなあ。なんか懐かしい。
そのタバコ屋さんの出てくる夢は、大人になってからでもけっこう見てる。それと付随してその周りの風景なども出てきて、そんな中を歩いたりするんだけど、胸が締め付けられるほどの郷愁を感じることがある。その風景だって、確かに昔よりは様変わりしているけれど、それでも、たまにその場所を通ることもあり、まだ面影は残っているなあは思うけれどねえ。