NEO HIMEISM

2017年10月19日(木)22:15

くもり

月曜日は声かけられたけど5時で帰る。お金おろさなきゃだったし。で、次の日17日は28回目の結婚記念日。午前中、10時くらいから出かける。ババさまが銀行に行きたいって言うから乗せて行ったんだけど、そこでババさまは知り合いに出会う。そしたら、その人、名前忘れたけど、わたしの母も知ってたらしくて、わたしに「お母さんは元気か」って聞いてきたんで、先月亡くなったと言ったら驚かれた。だよなあ。それから、ババさまをうちに降ろしてから、いざ、米子に出かける。ブックオフ巡りとイオンに行って今頃の季節の帽子を買う。お昼は近くのすき屋で食べる。いろいろ買物して帰る。夕飯はエビフライとかポテサラとか刺身とか、乾杯もした。スイーツ食べたかったけど、ガマンした。最近ちょっと食べ過ぎだもん。

次の日、18日は朝からまたお出かけ。今度は出雲方面へ。去年の18日も出雲方面に出かけたよなあ。あの時は母が入院した日で、まず入院した母を見舞ってから出かけた。ともすれば、気分が沈みがちだったんだけど、どちらにせよ、どうしようもない出来事だから、記念日を無理やり楽しもうとしたのを覚えている。不安だった。母はもう退院できないんだろうなあって思ったから。実際、確かにあれから一度も母は家に帰れなかった。そのまま病院で亡くなってしまった。それを思うと、かわいそうでしかたなかった。たぶん、わたしが具合悪くして入院し、手術した時も母はわたしのことをかわいそうだと思ってたことだろう。母の日記を読み返すと、そう書かれてあったから。あの時と同じ気持ちを一年間持ち続けた。つらかったけど、これも子供の義務だと思ってがんばった。ここまで育ててくれた母のためにも、わたし、がんばったよね?
さて、出雲はもちろんブックオフ巡り。お昼は王将で中華食べた。松江のブックオフも廻ったけど、松江は不作だったなあ。出雲ではけっこう手に入ったけど。戻ってきて、プラントで買物。新刊まで買ってしまった。少し気を引き締めないと。

そういや、やっとこさ、全3巻そろった「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」読んだのだけど、なんかもうね、こんな悲しい話は読みたくないって思った。昔はそんな悲しくて切ない話を欲していた時期もあったんだけど、たぶん、子供だから、若いから、そういった切ない系の話を求める傾向があったんだろうと思う。けど、今、自分の周りの親しかった人たちが次々とこの世を去っていき、そろそろ自分の番がくるなあという今頃は、とにかくハッピーエンドな話だけを読んでいたいんだ。それもね、自分が死ぬ間際に、そんな素敵なラブラブな夢を朦朧とした意識の中で見ながら死んでいきたい、そして、願わくは、そのまま夢の中で生き続けたいって、そう思うから。

今日は声かけられたんで半まで仕事した。雨も降らなかったし。立ち読みして買物して、6時半過ぎ、外に出てみればもう真っ暗。そんな中を自転車走らせた。母が亡くなる前は弱々しくなってきた母のことで泣きながら帰ったけど、今も自転車乗ってると、母のことばかり考えてしまう。握った手の温かさを、それなのに、お棺に入った母の顔を触った時は冷たくて、ああ、本当に母は死んでしまったんだよなあ。寝てるわけじゃなくて、もう二度と目を覚まさなくて、話もできないんだよなあって、そんなこと思ったよなあって、今日も突然涙が出てきて、しかたなかった。暗くなってて助かった。誰も泣顔見られたくないもの。泣いたってどうしようもない。母が生き返るわけでもないし。母の幽霊にも会えないし。そして、わたしもそのうち母の後を追うことになるんだよなあ。それまでにとにかくひとつでも多くのラブラブな話を読んておかないと。願わくは、満足して死んでいけたらいいなあ。そういや、父が亡くなってからの母の日記は毎日のように「さびしい」っ書かれてた。やっぱりそのさびしさが母を死なせてしまったのかもしれない。そんなふうに思った。





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