2012年05月08日(火)22:33

晴れ

昨日は旦那は夜出勤の一本で、でも今日の午前中は健康診断だから、帰らずにそのまま会社で仮眠して、それから10時半くらいに戻ってきた。だから、今日は送り迎えはなしということで。そうそう、夕方、例の車の修理の見積もりを、お隣さんが持ってきてくれた。見たら8万弱。それくらいですんでホッとした。もっとボったくられるかと思ったから。てか、昔の80万はいったい何だったんだろう。
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2012年05月08日 09:21

*R---N---さんへ

HPを作ろうという気はありますが、
なにぶんにもパソコンはじめてまもないので勉強中なのです。

あなたの私見はもっともなことだと思います、私も。
「科学的、社会的な味付け」というのは、
どんな小説においても大切なものでしょうし、
それは、自分の体験や人の体験を
ノンフィクションで読むことによって
取り入れていくのもひとつの方法なんでしょうね。

でも、小説のジャンルはひとつだけじゃありませんよね。
これは私の偏見かもしれないけど、
純文学は他人のために書いているわけではなく
絵画と同じで、あくまで芸術的なもの、
エンターテイメント系文学は、
自分も他人も楽しむためにある一種のサービス業的なもの。
(だからといって芸術的なものがない、とは言えませんが)
そして、私はやはり、後者としてやっていきたいな、と思っているのです。

*多重人格

s---m---さんの言いたいことは私にもわかってます。
私は今まで他人とこうやって「なんで自分は書くのか」ということを
話し合ったことがありません。
だって、知人で同じように書いてる人なんていなかっから。
昔は、書けば書いただけ、まわりの友人や大人がほめてくれたので
それが気持ち良くって「私は人にできないことやってる」と
天狗になってたんじゃないかなとも思います。
だけど、それを感じることはもう一人の「いい子ちゃん」の自分が許さない。
私の中にはいろんな性格の私がいると気づいたのは
その頃からだったような気がします。
そういうことってあなたにはありませんか?
自分の中にたくさんの自分がいるってこと。
だから、動機なんてひとつじゃない…。
そう私は思いますが…。
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自分の中にたくさんの自分がいるというのは当たり前だと思う。だから、それが「二重人格」だとは言えない。二重人格はれっきとした病気だ。私は決して二重人格ではない。それにしても、まだサイトを作ってない頃ということは、このコメントを書いたのは1999年のことだよなあ。サイト作ったのが2000年1月だったから。
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2012年05月08日 09:44

*やはりあなたでしたか

ええ、そうですよ。
私は媚びてるし、不用意に言葉使ってるし、
短絡的だし、単純だし、なんでもかんでも欠けてる人間ですよ。
そんなこと言われなくっても自分が一番よく知ってます。
でも、結局、あなたも私と同じような人間なんじゃないでしょうかね。
自分に似たヤツを嫌うってよく言うし。
あなたがどんな小説書いてるのか知らないけど、
きっと暗くて深刻なものなんでしょうね。
少なくとも「ライトノベル」ではないと思いますが。
だけど、ありがとう。「書く理由」を考えてくれて。
「自分自身を前に押し出す」ですか…。
前向きに成長しようということなんでしょうね、たぶん。
(やっぱり読解力ない?)

*だから〜

言われなくっても私はバカだって!

>人に認められなくてもいいの?

投稿してんだから、認められたいに決まってるでしょ。

>死ぬまで自分のためだけに書くという事?

一応、読者がいるので、自分のためだけじゃないよ。

なぐさめるもなにも、私の書く理由は突き詰めるとたったひとつ
「好きだから」ですよ。
それはなにも小説に限らない。
日記も手紙も詩も新聞のコラムも、すべて。

*自分のためだけに…

書いていた昔は。
それなりに楽しんでくれた人たちもいたけれど
今の私が読み返してみると、
すごい独りよがりなものだった。
でも、今は投稿して、シビアな相手に認めさせるために書いてるので
多少は独りよがりではなくなってきてると思う。
私の場合、小説は「虚構の世界」として捉えていたので
純文学と言われるものが嫌いだった。
でも、私が認められた小説は(佳作だったけど)ファンタジーではなく
まさに純文学もどきのものだったので、
嬉しく思う反面、ショックでもあったんだ。
なんでファンタジーじゃないの?って。

*それでも私は物を書いていく

>何を求めているわけではないけれど
>人生が楽しければそれでいいじゃないですか?

まったくです。
短い人生、楽しまなくちゃソンですよ。
私は、媚びてるし、不用意に言葉使ってるし、どっか欠けた人間…。
それは言われなくても自分が一番よく知ってる。
でも、私はそんな自分を好きだし、好きだと言ってくれる人いるし、
誰がなんと言おうと「物書き」として生き続け、そして死んでいきたい。
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「自分自身を前に押し出す」って、つまりは自己顕示欲が強いってことだよなあ。前向きにって…ほんと読解力なっしんぐな私だ。いや、それわかってて嫌味でそう発言したのかな。(笑)

楽しければそれでいい、か。他にもそう言ってくれた人いたんだ。楽しいが一番。だよねえ。ほんと。
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■ 22:23

昔、ヤフーの掲示板で様々な人と会話をしていたことがあった。一部のログはHTMLという形で保存をしているのだけど、最初の頃はまだ常時接続ではなかったので、書き込みをする前に紙に書いて、それを接続した時に一気に書き込むということをしていた。だから、その時のメモが残っていて、それを12年ぶりに読み返していたら、その中でこんなコメントを書いていたものがあった。

『「科学的、社会的な味付け」というのは、どんな小説においても大切』

それで、今、私は「鋼の錬金術師」を読み返しているところで、その10巻の扉絵の裏に作者が本屋で「生体解剖」「B級戦犯軍事法廷資料」「ザ・殺人」「殺しの心理学」「陸軍兵器」「SAC全史」「法医学」という本を買っているところが書かれてあったんだよね。つまり、作者はハガレンを描くにあたって、そういった資料を読んで作中に活かしたってことになるわけで。それって「科学的、社会的な味付け」と言えるよなあと思ったわけだ。

ハガレンの作者は今は「銀の匙」というマンガを描いているのだけど、テレビで内容が紹介されているのを見て興味持ったので読みだしている。ハガレンもそうだけど、その銀の匙も内容が専門的ですごいなあ、けれど、ちゃんとエンターテイメント性もあって、なるほどこの人の描くものが人気あるのもわかる気がした。つまり、内容が深い。もちろん、ちゃんと専門的な味付けがあったとしても、それをうまく活かせていない創作者ではおもしろいものは書けないだろう。けれど、物語を書けても、ただの妄想だけでは多くの人の支持は得られない。確かに、その妄想が専門的な味付けなくても多くの人を惹きつけるという天才的な創作者もいないではないだろうけど、ほとんどの創作者は多くに認められたいと思うのなら、やはり専門的な味付けをする努力は必要なんだなあ、と、そんなふうに思った。まあ、わかっていたことではあるんだけどね。ただ、私はそういった努力なんかせずに、自分が「こんなのが読みたい」と思うものを簡単にスラスラ書いていきたいと思っちゃったわけだ。つまり、楽しければそれでいいと、そんなふうに。

それでも、そんな私でも過去に書いた作品の中には、少しは調べて、それを生かして書いたものもないわけじゃなかった。それを書くにはどうしても調べなきゃ書けないっていうのもあったから。自分が読みたいもののために頑張ってた時もあったんだよなあ。それはそんなにつらいことじゃなかったし、書けた時の達成感は半端ないものだったから、私だってやればできないことはないんだろうな。といっても、今は昔ほど小説を書くことに情熱があるというわけではないみたいだということも認めなければならない。読みたいと思う物語が、なにも私が書かなくても転がっているからというのもある。あと、「こんなラストは許せない」と憤る…まではいかなくても、残念に思う作品がないからというのも。私の書くことの原動力は、いつも「私が読みたいと思うものがない」「こんなラストではイヤだ」ということだったのだから。

今年もまた例の投稿先から封書が届けられた。もう今年は何も書くことはない…とはならなかったようだ。ひとつ書いてみたいものがある。それもこの間、腎盂炎で病院に行ったことで思いついた内容で、何と言うか、やっぱり私は自分の体験したことをネタにしないと気が済まないヤツなんだなあ、ほんと業が深いよなあ、なんて思ったものだ。というか、人生最悪だと思うようなことが私にいつも起きるのは、それをネタに書けよと、神なのか悪魔なのか、はたまた運命なのか、そういった人知を超えたものが働いてるんじゃないかと思ってしまったんだよね。いやもうね、勘弁してほしいと思うよ。もう、たとえネタがなくなったとしてもいいから、もうそんな痛いことやつらいことは経験させないでほしいって。ただ、私に起きることは、たぶん、他の人とそう大差はないんだろうな。みんな何でもない顔をして、それでも何かしら抱え込んで、悩んで生きていってるのかもしれないって。私だけじゃない、というか、私なんてまだマシなのかもしれないなあって。

とまあ、この間録画した、宮部みゆきさん原作の「理由」のドラマを見て考えさせられたのでした。ほんと、宮部さんってすごいのな。この人が書くようなものを、恐れ多くも書いてみたいと思ってしまいました。

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