2009年08月12日(水)07:57
曇り。

7時前にはビンカンを捨てに行ったのだけど、日は差してきていた。ただ、予報では曇り。まあ布団を干せるだけの日照時間はないんだろうな。明日もまた崩れてくるっていう話だし。いつになったら布団が干せるんだろう。今日もそれほど体調は悪くない。

ガクトさんの新曲「The Next Decade」Dearsでは11日発売って書いてあったけど、昨日プラントで珍しくも新譜として並んでて、それ見たら12日発売って書かれてあったよ。まあ、買えたんで買って帰ったけど。昨夜、ケータイに音落として聞いた。これ、前回のと同じでガクトさんの作った曲じゃないのね。なんかすごく健全な歌っていう感じで、感じは悪くないんだけど、やっぱちょっと物足りない楽曲になってた。ガクトさんが歌ってるんじゃなかったらあまり好きになれない歌だよなあって。まあ早い話が私の好きなタイプの楽曲じゃないってことで。まだPVは見てない。日記書いたあとに見ようかなって思ってる。






さて。グインの128巻「謎の聖都」を読み終わった。これ、まだ次の129巻が完全版であるからマシではあるんだけど、こんな終わり方でもう次は出ないんだってことだと、ほんと梓さんには申し訳ないけど、「なんてことしてくれたんだー」って泣きが入っちゃうよなあ。たぶん、129巻を読み終わったあとにそんな気持ちになるんだろうし、130巻をどういった形で発刊するのかわからないけれど、130巻なんて地獄の引きになることは火を見るより明らかだよなあ。巻末ごとに地獄の引きをしてきた梓さんだから、それがまるまる一巻書き上げてない途中であれば、「そんな殺生な。こんな所で終わっちゃうなんてー」となってしまってもしょうがないよね。特に、この128巻なんて読んでくうちに、この二人の行く末はどうなるんだー、もしかしてそうなっちゃうのかーなんて悶々としてしまって、ああ、この二人がどうなっていくのかはもう二度と知る事はないんだと思い、やっぱり続きが読みたくて読みたくてしかたないよーってなったもんなあ。つーか、たぶん、梓さんが元気で生きてたら、ヤガ編は少なくとも140巻までくらい引っ張って、その後、怒涛のラストまで50巻。つまり、やっぱり200巻まで到達したんだろうなあと思った。せめてあと10年か20年、梓さん生きててほしかった。そうではあれば、グインだけじゃなく、伊集院大介の物語もいっぱい読めただろうしなあ。まあ、もうそんなことを夢想したってどうしようもない。なんてったってもう梓さんはいないのだから。

今度はSFマガジンの追悼特集を読む。それでチラッと見たある作家さんの、梓さんの文章が好きだったと書いていた人がいたけど、そうなんだよな、私も梓さんの文章がこの上もなく好きで、ちょうど、私がガクトさんの声がこの上もなく好きで、彼の声が私の理想の声というのと同じで、梓さんの文章は私にとって理想の文章だったんだ。とにかく読んでるだけで気持ちいい。梓さんの書く文章と同じくらい好きになれる文章、今までに遭遇したことはなかった。それなりに梓さんの書く物語よりおもしろかった人もいなかったわけじゃないけれど、私はやっぱりその人の紡ぎ出す独特の文章に惹かれる人間なんで、彼女に代わる文章の持ち主が他にいないということは、読者としてはある意味不幸なのかもしれないなあ。








画像提供サイト/Pearl Box

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