2009年06月25日(木)10:11
晴れ。

昨夜もなんだけど、夜中も早朝も窓を開けてると冷たい空気が入ってきて寒かった。昨日は体調もよくなかったということで早めに寝ようと思ってたんだけど、TVで殺人ウィルスのサーズの脅威だかをやってて、それが気になって見てたら寝るのが11時過ぎてしまった。今朝もあまり体調は万全とはいかないけど、昨日よりはまだマシかな。旦那は今朝5時前に戻ってきた。床に就いたのが6時。今日はお休み。Kさんちに行くんだろうから、もうそろそろ起こさないといけないかな。昼からになると思うけど、本屋さんやCD屋さんに連れて行ってくれると言ってる。やっぱ昨日、無理してツタヤに行かなければよかったかも。炎天下の中を自転車で行って、そのままプラントまでまた買い物行ったせいなのか、走ってる最中くらいから気分が悪くなってきたんだよね。なんか顔に当たる風で顔面がヒリヒリしてくるし。紫外線防止の乳液を塗ってお化粧してたんだけど、どうもそのせいなのか顔が痛いし、額のこめかみあたりにあせものようなものができてる。当分、この乳液は塗らないでおこう。

そんな思いまでしてツタヤに行ったのに(息子を引き連れて)、発売当日のくせしてツタヤでは三枚目のガクトさん新曲が売切れてしまってた。私はいったいここまで何しにきたんだかーな状態。息子も、欲しいものがあってついてきてくれたのに、これもまた見つからなかったそうだ。結局、ツタヤには用がなくなったので、帰りに渡のローソンでこの間の新商品の佐藤錦のチューハイと20世紀梨のチューハイを買って、それを息子に持って帰ってもらって私はそのままプラントに買い物に行ったわけ。で、無駄だとは思ったけど、プラントのCDコーナーを覗いたけれど、当然このたびのガクトさんの新曲群は見つからず。ただ、アニメのコーナーにガクトさんの歌うディケイドのCDは置いてあったな。


***************************************


さて、栗本さんの「鏡の国の戦士」を昨日読み終わった。三連作のうちの最後のエピソードでは、とうとう愛妾のヴァルーサが子供を産むってところで終わったんだけど、あれって正伝のほうにその逸話が出てくるのももうすぐ先ってことになるよね。「七人の魔道師」がちょうど今本編でやってるところの時期であるし、これから怒涛のように完結に向かうってところだったんだろうな。とはいえ、怒涛とはいってもやっぱりこのままのペースだったら200巻は確実に行ったんだろうけれど。それも栗本さんが生きてたらの話だったし。130巻がどこらへんで切れてしまうのかは、たぶんミロク関連の話の途中なんだろうし。これからミロク話がどんどんされていって…ってとこだったんだしなあ。あーあ、やっぱ栗本さんの書くこれからのグインが読めないっていうのは痛い。他の誰が書こうともそれはもはや私の好きなグインの話じゃないもの。やっぱ、いくらこんな話にするつもりだったんだってことがわかったとしても、彼女の書く文章や話の進め方じゃないとイヤだ。けど、もう彼女はいない。どんなに読みたいと思っても、彼女の書くものは読めないんだ。それをいまさらのように思い出して愕然としてしまった、そんな「鏡の国の戦士」だったな。

ところで、このあとがきでは「薫の会」の会長さんが書いてますけれど、これを書いたのが今から二年前。最後のほうではグインがおもしろくないと思ってしまったらもう読まないと書いてましたが、今から二年前あたりでまだ読んでいたということは、たぶん現在までずっと面白いと思って読んでいたと思います。グインがつまらなくなって読みたくなくなったとなった人は、それ以前にもうつまらなくなったと言い出してたと記憶にあるから。そう、7年前くらいの話ですよね。私の印象ではあの頃からグインの雰囲気が好きじゃなくなったとなった人が出てきだしたと思うから。

『一生読み続けたい、でも絶対最終巻を読みたい』と書いて、これからもこの物語につきあっていくとおっしゃっていた会長さん、その言葉を二年経って栗本さんがいなくなったこの世界で私は感慨深く心で復唱しています。私も一生読みたいと思ってた。絶対に最終巻「豹頭王の花嫁」を読みたかった。花嫁とはいったい誰だったのか知りたかった、と。だんだんその思いが強くなってきています。彼女が亡くなって一ヶ月が過ぎようとしています。ますます強く、グインの続きが読みたいって。梓さん、幽霊になってでも書き続けてはくれませんか。それは無理な願いなんでしょうかね。


***************************************




画像提供サイト/Pearl Box

inserted by FC2 system