2004/12/3(金) 晴れ。


今日は息子は期末テストだったようですが。大丈夫かなあ。昨夜もゲームばっかりしてて、とても勉強してるようには見えなかったし。
というか、ある意味すごいと思う。私の時なんて、確かに本に逃げたりしてたですけど、どよーんとしてましたもんね。テストちゃんとできるかどうか不安で不安で。
もっとも、私が見ている息子がどんなにのほほんとして見えてても、心の中まではわからないので、もしかしたら心ではどよーんとしてるかもしれないし。どこまで勉強しろしろ言っていいもんやら…私のときは親は何も言わなかったからなあ。でも、それなりに危機感は持っててとりあえず勉強してるポーズは取ってた。むー。子育てはほんに難しい。(−−;

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うーんと。いろんな人が例の盗用事件のことで書いているんですが、著作権云々の話って以前にも日記で書いたような気がするしなあ。最近では、お友達の一人も詩をそのまま転載されたということもあったですねえ。あれも今回の盗用と似たような感じだったですね。
というか、件の盗用がどんな感じでされていたのかわからないので、ふたつを比べて見てからじゃないと何も言えないしなあ。

検索だったかなんだかで見つけたんだけど、あゆちゃんも誰それの歌詞を盗用しているとか何とかで、元歌詞とあゆ歌詞を比べてサイトだか掲示板だかで公開してたのを見たことありますが、非常によく似てはいるけれど、一語一句同じというわけじゃなかった。
そうだな。私も詩を書く上では、好きな詩への返詩という形で、元の詩を変形させた詩を書いたりしていますが、そういうのも盗用と言われてしまうのでしょうかね。
まあ、私なんかはその返詩で本でも出して利益を、なーんて考えてはいませんがね。返詩の場合はオリジナルとは私も思ってないし。

そういえば、私の小説「スクーター・ジョー」なんかもね、木村薫クンという芸能人と喋るスクーターのジョーとのドタバタコメディなんですけれど、以前、スクーターのCMで、そっくりな設定なのを見たことありますよ。薫クンみたいな男の子が出ててスクーターが喋ってるの。当時、旦那と二人で「誰かパクってるしー」と言ったもんですがね。まあ、パクったわけじゃないのかもしれないけれど、すでにジョーの話はウェブで公開してたし、誰かがそれを見て──ともまったく言えないわけじゃないですから。
けれど、パクってないとしたら、これだけ設定が似てくるというのも実際にあるんだなあということになるし。結局は全く新しい何かを作り出すことは現在ではとても難しいことだと思うわけですよ。
盗用した本人が無知だったからというのはとりあえず置いておいても、これは誰それの書いたものであってまったくそのまま変形も脚色もしないまま自覚して発表をしたというなら問題ですが、好きな言葉、好きな言い回し、好きな一文は記憶に刻まれているんですから、何かの拍子にふっと出てきて、その言葉を元にして広がる詩なんかもあると思うのですよ。とても似ているけれど、まったく同じじゃないというものが、ね。今回の事件がそういう類だったかどうかは私には分かりません。問題の詩を読んでないのでね。
語録が豊富な人なら重なることはないのでしょうけれど、誰も知らないような語句を使ってもね、それがいいかどうかなんてわかりませんしね。やはり万人に分かりやすい言葉をとなると、どうしたって似たようなものになってしまうだろうし。

私なんかも小説を書くときに、キャラ設定して書くわけですが、そのキャラも結局は今まで読んできた小説で気に入ったキャラを無意識に元にして書いたりしますので、後に元キャラの出てくる小説を読んで「ああ、このキャラが元なんだー」と思い出すことがあります。同じく小説の世界観や設定なんかも似たような感じで「ああ、そっか、これを読んだからあれが出来たんだ」となることもありますし。
そういう感じでキャラや設定は似てしまうわけなんですが、まるまるそのままを使うわけじゃないんですよね。どこまでが許容範囲であるかというのも、人それぞれなものですから、私がいいと思ってても他人はダメと言うこともあるだろうし。そうなると、私なんかも「誰々さんのあの小説をパクっている!」と、誰々さんのファンの方に非難されちゃったりするかもしれないしなあ。そうなったらヤですが、とんでもない見方をされる読者もいるんで、やっぱ内心ビクビクはしている物書き天慈さんなのであります。

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