2004/10/5(火) 曇り。


昨夜もホットミルクを飲んで寝たんですが、何時ごろだったんだろう、時計で確認はしてないんですが、旦那が帰ってきました。昨夜、私が床に入ったのが1時半くらいだったと思うのでそれ以降だったと思います。
やっぱね、どうにもこうにもえらかったらしくて休みもらってきたって。熱っぽいとも言ってたし、昨夜起こされたときは「気持ち悪い」と言ってました。
でも、吐くとかそういうことはなかったみたいなんで少し安心はしましたが、今朝10時ごろにのそのそ起きてきた旦那さん、「背中が痛い」と言っていたので、どうやら肋間神経痛みたいですね。一度それやってますから、疲れをため過ぎないようにしなくちゃならないんですよ。肋間神経痛って完治することはないみたいだし。

というか、悪いことは重なるらしくて、今朝実家の母様から電話がきて、父ちゃんが入院したって。
第一級障害者の父ちゃんなんで、なんかかんかどっかに悪いもんを抱えています。今回は心臓に異常が見つかったって。最近心臓が痛くなることがあったらしい。それで町医者に診てもらったけれど詳しく検査してもらうために昨日、労災病院に行ったら即入院となった。どうやら心臓の血管がつまってるらしいので、どういう処置をするか調べる検査をすることになったって。その検査が今日だそう。まだ結果はきてないんだけど、話によると太い血管ならカテーテルだかを入れて膨らませるだけの処置になりすぐに退院もできるけど、もし細いとこだったら胸部切開でバイパスを通す手術になるそう。そうなると、手術中に命を落とすことにもなりかねない、と。

命を落とすかもしれない?

やばい。
またしても起こってもないことでいろいろ考え込んでしまう。
現に、もうすでに母様と話してたときから涙が出てきそうになって大変だった。まだ息子が学校に行く前だったので、ガマンするのに必死だった。
息子は「何?」と電話のこと聞いてきたので「おじいちゃんがね。入院したんだって」とは言ったけれど。
旦那が起きてきたときにも「お父さんはどうだって?」と聞いてきた。なんだ、寝てたと思ったけど電話聞こえてたんだ。。。
旦那に話してるときから、もう涙が出てきてしまってしかたなかった。

ブログにも書いたけど。
私は死に引きずられやすい。
いつかは親は死ぬし、たぶん私よりは先に死んでしまうわけで。
それに、それが順番なんだから、しかたないとはいえ。
やっぱり本当にその時がきたらと思うと───
それにまだそんなに年じゃないのに。

よそう。
あまり考えないようにしよう。
横溝さんの「人面痣」読了したから、今度はたまってたグインでも読もう。

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そう、見抜いて欲しい 11:37

トリッチ・トラッチ: 身も蓋もない かぁ。(リンク切れ)

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私は人のバカや利口を見抜けないので、人には私のバカを見抜いて欲しいと思う。その方が本当は楽なんだよね。

たまに、あたしのことを「奥が深い」だの「賢い」だの言う方がいる。
もちろん、そう言われるのは嬉しいし「お前はバカだ」と言われるより、嬉しく思うことが普通だし自然だ。

だが、あたしは間違いなく「バカ」なのだ。

自分がそう言い切るのは、もちろん、自分は物を知らないヤツだってことをわかってるからそう言うんだけど、だからといって本当に自分はバカなんだとは思っていないというのもわかっているつもり。
「あたしってバカなのよ〜」と言うことによって、予防線を張っているとも言えるからだ。ま〜ちがいない!(爆)

でも、例えば旦那から見たらあたしは間違いなく「バカ」であるので、「バカなのよ〜」ということも間違ってるわけじゃないよねえ。
で、あたしという人間は、自分を知ってほしいと思っているヤツでもあるんで、そうやって「バカだねえ」と見抜いてもらえるとその人に尻尾を振ってしまうところがあるんだよね。
もちろん、言い方は大事。
愛情持って「バカ」と言ってくれる人に限りだ。(当たり前だけど)

あたしは思い込みの激しい人間なんで、あるものを見て「そうなんだ!」と思い込んでしまうことがある。それがさも正しいと言わんばかりの勢いなので、それを見た旦那とかは「このバカが」となるらしい。
もちろん、その思い込みがたまたま正しい場合もあるので、そういう時なんかに「ま〜天慈さんってば賢い!」と思ってくださる人もいるわけで、全体的に見ればあたしは「バカ」でも「賢い」でもなく、ごく普通の人間なんだって思うよ、うん。(時々ヘンなこと言ったりやったりするけどね、それもまだ許容範囲ってとこかな)

あたしは、ライブドアさんの社長さんが、実はどんな人か───なんてことは知らない。
あれだけ、じっくりじっくり見つめてその行動や発言をあたしなりに分析してるガクトさんでさえも「知っている」とは言えないんだから、当たり前だ。
でも、メディアとか社長日記とかそういうのをちょっとだけ垣間見ての印象で思ったことは。

なんか旦那に似てるな。。。

だった。( ̄▽ ̄)

つまり〜まず間違いなく「ヤなやろ〜だ」となるタイプ。(爆)
ただ、それはまあ子供の頃のあたしの見方であって、今はそういうわけじゃない。
ゆっけさんがリンクしていた先のプログ記事も読んでみたんだけど、やっぱり私が感じてたことと同じことが書かれてあったし。

相手が自分よりバカであった場合相手にしないとか、自分より賢い者に対して尊敬の念を持つ(ヤな言い方すれば媚を売るってことかな。別に社長さんが媚売ってるとは言わんが)っていうのは、単純に考えれば確かに「ヤなヤツ」なんだけど、だからといって「そういうヤツなんだ!」と決め付けることはできないんだと思う。
決め付けることはしたくないんだよね、あたしは。

ただ、社長さんを弁護はしないけれど、旦那のことを弁護するならば(別にしてごさんでもいいって旦那は言うだろうけど)あからさまに「相手しません」だのというタカビーな態度は決して取らないってことかな。
普通の人だったら、初対面で「相手にされてない〜バカにされた〜」と相手に思わせるような態度は取らないと思う。
第一印象が大事というのが一般的な考えだもん。
だんだんと親しくなっていく上でそういう面は見せていくものだし。
たぶん、社長さんは、初対面からそういうオーラを出してるのかもしれないね。
それはそれで潔いかなあとも思えるし、それがイヤなんだよってなる人もいるかもしれないし。

やっぱ好き好きってことなのかな。

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ふふ。
そういえば、ゆっけさんがラストのほうで書かれていること。
ややっ、わかるなあと思った。(爆)

いっそのこと、言葉に感情など乗せるのはやめて、論点だけ伝えてくれればいいのにと思うこともある。

↑だけ読んだら、特にあたしのように言葉に感情がバリバリのっかってしまう人は「あいたたた」となると思うんだけど、大丈夫、さっきも社長さんを「こうなんだ!」と決め付けたくないと言ったように、あたしはゆっけさんが「そうしろ」と言い切っているわけではないと理解してるよ。

つまり、↓だよね?

ビジネスにおいて、言葉にその言葉の意味の持つそれ以上のことを込めたくないのだとしたら、その気持ちは分かるような気がする。

要するに、TPOに合わせた表現をするっていうことかなと思ったんだけど、如何なもんでしょ?(でたっ、人任せっ天慈さんっ)

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おはよございます、トラバありがとうございます。

予防線ですか・・・なるほど(笑)
私はおバカほど利口ぶる場合があって(断定はしない)自分もそういうときがあると自覚してて、それを見抜いててもらってると安心するんですね。言って欲しくはないですが(笑)
その「言って欲しくない」気持ちをあからさまに態度に出すから身も蓋もないと言われるんだろうな〜と思ったのです。
それがいいのか悪いのかよく分からないですが・・・
ただ、これまでの日本社会の流れを考えると、腹の探り合いと言うか、根回しみたいなのが上手くないとやっていけないみたいなややこしいものがあって、無駄に感じています。
と言うかそういうのが苦手なのです。
で、社長さんもそうなのかな?と思いました。
posted by ゆっけ | 2004/10/06 9:18 AM |

ゆっけさん、ども♪

予防線張るっていうのこそ、ヤなヤツだよなあって実は私も思っています。(笑)
だから、社長さんとかうちの旦那みたいな人は第一印象で「ヤなヤツ」とはなるんですけど、なんというか、それこそその腹の探りあいとか根回しとかがないような気がして、いつのまにか信用できるかなあなんて思ってしまったりするんですよね。
まあ、社長さんがそうなのかどうかは、あたしにはわかりませんので、彼に関しては何とも言えませんけど。

あたしも無駄は嫌いなはずなんですけど、旦那から言わせれば「無駄な事ばかりしている」と言われるんですよ。
うちの旦那さんは無駄なことが大嫌いな人なんで。
でもまあ、仕事関係に限っては、無駄なことはするべきではないというのはあたしもわかっているので、仕事では口答えはしませんけどねえ。(むかっとはしますが←器が小さいので〜)
でも、こと創作の世界では、無駄や遊びから創作は生まれるといわれていますので、それに限ってはあたしも黙っちゃいませんが。(笑)

と…なんか熱く語ってしまいました。
論点ズレてたらすみませんです。(^^;
posted by 天慈 | 2004/10/06 12:12 PM |

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人面痣

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睡れる花嫁
湖泥
蜃気楼島の情熱
蝙蝠と蛞蝓
人面瘡

もともと、漫画家のJETさんが描かれた「睡れる花嫁」を見たのがきっかけで、その原作が読みたいと思い購入した文庫でした。
やはり死姦物で、私の好みに合致していたんですね。かなり忠実にJETさんは横溝ワールドを描き出していたのだなあと思いました。
実を言うと、この間も読んだ「首」に収録されていた「生ける死仮面」が「睡れる花嫁」だと思って「首」を買ったんですよ。本屋でパラパラ立読みしていて勘違いしたわけですが、まあ、似たような設定とはいえ、嫌いな話ではなかったのでそれは別によかったんですが。

この「人面痣」の中では、やはり「睡れる花嫁」が一番よかったなあと思いました。
それから「蝙蝠と蛞蝓」ですが、これもJETさんが漫画化していたのを読んだので内容は覚えていました。陰惨な事件ではあるんですけど、少々笑える感じに漫画のほうは仕上がっていました。だって、主人公が金田一のことを「蝙蝠みたいだ」なんて言ってるんだもん。おかしくて。(笑)

「蜃気楼島の情熱」は、それほど心惹かれはしなかったけれど、ちょっとしんみりときた内容でした。

表題になっている「人面痣」は、以前、古谷一行の金田一でドラマを見ていたので内容は覚えていました。
これも、それほど私の趣味の内容とは言えないんですけど、人面痣の出来る所以を知り(たぶん、事実なんでしょうね)なるほどな〜と感心したものでした。
それに、やはりこの話でも芭蕉の一句を引用したりして金田一に喋らせ、月の夜を表現してたんですけど、うーん、こういうことができるんだなあと、物書きとしてもお勉強させていただきました。

ちなみに「湖泥」でぐぐっていたら、こんなとこを見つけちゃいました。→湖泥(音楽鳴ります)

「金田一耕助アートウエーブ」というサイトがTOPです。

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