2004/8/26(木) すっかり秋の風なよい天気だす〜♪


昨日はそういうことでお仕事だった旦那さん。
5時半くらいに「さて、そろそろ食事のしたくでも」と思ってたらケータイが鳴った。出たら旦那で、今から帰るとのこと。えー早い〜と思った天慈さん、聞けば、旦那はフルタイムで雇ってもらったわけで8時半から8時半の12時間勤務なんですね。実働はもうちょっと短くなるんですが。交代制の勤務らしいのですが、フルタイムだとその時間になるんだって。んで、旦那はフルタイムで週休2日ということなんです。
で、9月半ばまでは日勤という形で5時半までなんだって。けど、たまに残業とか入るらしく、今日は早速「残業になった」とお昼に電話がありました。2時間残業だから7時半までとなる。帰ってくるのは8時過ぎかな。

昨日も旦那言ってましたが、今までの仕事が仕事だったので、こんな明るい時間に帰るのはヘンな気分だって。しかも、仕事が「ほんとにこんなことで金もらっていいんだろうか?」と思うような簡単な仕事らしかった。旦那曰く「お前に合ってると思ったぞ」と。あ、やっぱし?(^^;
まあ、営業だった旦那にとってはほんとやりがいのない仕事なんでしょうなあ。まったくではないにしろ、頭使う仕事じゃないもん。今はまだ初めて携わるから物珍しくてつまらんってことはないんだろうけど、旦那の性格では何となく飽きてしまいそーな気がしないでもないでし。
でもま、仕事なんてそういうもんじゃないかなあ、なんて思ったり。

……頑張ってくださいませ、旦那さま。天慈さんもお料理頑張りますですよっ!(≧◇≦)ノ

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そういえば、今日の新聞に「8月の果て」を書き上げた柳美里さんのことが書かれてました。
で、そこで書かれていた言葉に頷いていた天慈です。

『洗濯機を回し、子どものお弁当を作り、買い物に行く暮らしの中でしかわからないものが、見えてきた気がします』 by 柳美里

体験できなければ想像で書くってこともできるわけです。それもありですし、またそういうふうに書いている人もいる。現に私だって未来のことや他の惑星のこと、異星人のことなんかをさも知ってるようにSF小説で書いたり、この間まで連載していたSMの話や男性の気持ちになって男性視点で書いたりするわけですが、その立場に実際になってみたいと思っても無理なわけですよね。
そりゃ、結婚することは絶対にできないってことじゃないわけではあるけれど、女が男になるっていうのは絶対に無理といったほうがいいでしょう。性同一性障害という病気であれば別でしょうが、小説書くためだけに性をかわってみるなんてできないことですもんね。
けれど、やはり体験してみるとよりリアルに書けたりすることは間違いないことだし、それに、その立場になってみて初めて「書いてみたい」と思える場合だってあるわけで。
私だって、自分が子供を産まなかったら、「空への解離」という小説は書こうとも思わなかっただろうし、そして、書かなかったら鳥取文芸で奨励賞などという賞ももらうことはなかったでしょうしね。

なんてことをその記事での彼女の言葉で思いました。

空への解離の主人公は私なんですよ。
私にとって子育ては苦痛でしかなく、早く我が子が大きくなってくれることだけを願い続けてました。思い通りになってくれない存在が疎ましくて。かわいいけれど憎たらしい、愛しいけれど邪魔に思ってしまう───そんな気持ちの狭間で揺れる母親。私だけじゃないと思います。みんな多かれ少なかれ、そういう気持ちは持っているのだろうということはわかってはいるけれど。
けれど、みんな当たり前のように子育てをしているのが、私にとって置いてけぼりを食らっているような気がした。どうしてみんなはあんなに平気な顔して母親してるんだろうって。まるで私だけが欠陥人間みたいで嫌だった。
けれど、かといって私はちゃんとした母親のようには振舞えなかった。
私は四六時中何かを書いていたかった。それを邪魔されたくなかった。だったら結婚なんてするな、子供なんて持つなと言われても、それでも私は「書かせて!」と声高に叫び続けていたのです。

何を焦っていると忠告してくれた人もいました。
でも、私は今しかない、次はもうないのだという気持ちしか持ってなかったから。

そこらへん、次はないのだという気持ちでライヴをしているガクトさんの気持ちと同じかなあなんて、おこがましくも思うわけでありまする。(笑)

でもほんと、次はないのだと思えば、一生懸命になるしかないんですよねえ。うん。
ガクトさんが一生懸命届けてくれた「THE SEVENTH NIGHT〜UNPLUGGED〜」は大切な人に届けてほしいとのこと。
ガクトさんにとっての大切な人はあたしたちファンなんだよね。
でもさ、やっぱさ、マキシシングル、8月25日に出すつもりだったのなら出してほしかったよなあって。(^^;
できれば「こうこうこうで遅れたんだよ」って後ででもいいから教えてほしいと、あたしは思いますね、ガクトさん?(^^;

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とある日記でゲットしてきた「脳内チェック」やってみました。

社長になれる度数は65%

ですってよっ!

頭脳タイプ<Ac型>謹厳派実直タイプ

だって。ふーん。

言葉にセンスがあり敏感なあなたは、今後もたくさん本を読んで知識を取り入れ、博学を武器に活躍できます。

───子供の頃はそうだったなあって思う。

外国語を習得してそれを生かすことも考えられます。言葉は人間の最大 の文化。文化をまるごと受け取って、良く理解した上で仕事に生かせたらあなたの能力は認められます。

───うーん、外国語ってけっこう好きは好きだけど、なかなか習得するまでの根気が……(^^;

史学・哲学・宗教学・心理学など言葉の理解を追求する分野で活躍できます。

───心理学とかって好きっすよ。(^^)

人を言葉で説得する仕事に、真摯に立ち向かってあなたは生かされるでしょう。

───説得するというか、書くものでその気にさせるってことはできるかもしれないな。(笑)

Ca、Cb型の上司の元で働くといいってことですが、旦那はどうだろう。これに書かれてあるタイプな感じなんだけどねえ。今度やらせてみよっと。(爆)

あなたは、言葉の意味などを材料に『概念的にとらえ』考えたり憶えたりする能力に優れています。
知能活動は『受容的思考型』記憶をもとに考えるタイプ。 覚えたことを保持し、再生する力に優れています。

↑は当たってるみたい。

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お友達がこう言ってました。

『ものを書くということは興味と持続力』

だって。
うん、確かにそうなんだよね。
それは私もそうだ。
私が今回リクエストされて書いたものも、たまたま「興味」があって、そして持続して書き続けられたわけだし。
4月から8月まで、毎日ではなかったけれど少しづつ書き進めていって、だいたい原稿用紙221枚分書いたよ。
そんなに長編というわけじゃないけれど、これだけまとめて書いたのは久しぶりだし。ほんと感無量です。4ヶ月もかかったけど、途中投げ出すなんて気持ちも起きなかったし、書くのはとても楽しかった。
一昨年、毎日のように楽しんで書いた恋愛小説(今のタイトルはメラバですが)以来やっとのことで小説を書くことの楽しさを思い出したと思えます。
ここまでくるのにだいぶかかりました。

本当に小説書くことは楽しくてしかたありません。

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ウェブでも職人気質 10:29

トリッチ・トラッチ: 初心者に優しい管理人(リンク切れ)

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「仕事は見て覚えろ」なんていう様な意地悪な先輩がいたけど、そういう人にはなりたくないなぁ。勘違いしている初心者や、間違えちゃった人を嘲笑する感じも嫌いだし。
 と言うわけで、初心者に優しい素材屋ベロニカ@管理人の線で行こう。

ゆっけさんちにもコメントを書いたわけだけど、「見て覚えろ」ってよく言ううちの旦那は職人気質の人間です。それはウェブ上でもそうなんですね。
もちろん、まったく教えてくれないというわけじゃないんだけど、とかくすぐに核心は教えてはくれないのね。
必ず質問形式で話は進んでいくわけ。
考えさせるということなんだと思うけど、あたしなんて気が短いからすぐプンスカしてしまって「もういいっ!」と投げてしまうんですわ。

とかくウェブの世界では、聞く前に自分で調べろというのが何となく暗黙の了解って感じでしょ。
最初はそりゃあたしも戸惑った。
あたしなんかも自分が何がわかってなくて何をすれば失礼に当たらないかがよくわかんなかったから、どうしてもウェブの世界は不親切だ〜と思ってしまっていた。検索にしても、旦那なんかはすぐ「ググれ」と言うんだけど、あれもセンスがないとなかなか探してるものに辿り着けないし。
最近ではだいぶ探せるようになったけど。

旦那はどうやらあたしという人間は「教えたら身につかないヤツ」と見ているらしい。
ちょっと痛い目や恥ずかしい目に遭わないと、コイツの頭には叩き込まれないなと見てるみたいだね。
だから、親切に教えてくれるってことはない。

全ての初心者がそうだとは言わない。
手取り足取りでちゃんと身に付く人もいる。
でも、全ての初心者に対して同じように接することができるのは、動じない姿勢がある人だけなんじゃないかなあなんて思ったりもする。
ほんと悪質な初心者もいるからねえ。
そのせいで、いったい幾つの素材屋さんが閉鎖していったか。

ゆっけさん、頑張ってください──それくらいしかあたしには言えませんが、応援してますですよっ。

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こんにちは、こちらでははじめましてです。
トラックバックありがとうございます。

>ほんと悪質な初心者もいるからねえ。
そのせいで、いったい幾つの素材屋さんが閉鎖していったか


そうなんですか!それも知らない世界でした。
Webはたしかに「自分で調べろ」という世界ですね。
私は知っていることを満遍なくみんなに伝えようとする感じが好きですねぇ・・・二者に分かれるかも?
ここにあることはここを覗く人全てに知られるべき(望めば)ことだと思うのです。
厳しくする必要はどこにあるのだろう・・・
これは、ご主人が天慈さんに教えようとしていることとは別だと思います。
ご主人はきっと、他人様にはとっても親切・・・じゃないですか?(笑)
posted by ゆっけ | 2004/08/26 4:29 PM |

ゆっけさん、おはようございます。

私も知っていることは何でも披露したい人間です。
だからこそ、自分が知ってることは話してしまいたいと思う。
けどまあ、私の場合はよく調べもしないで書いちゃう場合が多々ありますので、気をつけなくてはと思っています。
それで旦那は私に厳しくあれこれ言うんだろうっていうのもわかってるつもりです。

というか、私は明らかにそれは違うだろうっていう常識的なことを間違えちゃうことがほとんどなので、まだカワイイもんなんでしょうが、それを「違うよ」と言われて「あら違ってた?」と軽く受け流せる人間であれば旦那もキツクは言わないんだと思います。
今まで、そんなに大したことじゃない指摘で神経がやられてしまうほど凹んでしまう私を彼はずっと見続けてきたので、それくらいなら書かないか、または徹底的に調べてから書くかにしなくてはダメなんだと思ってるのじゃないかなあ。

まあ、この間もちょっと指摘されたわけですけど、今までだったら激凹むところが、それほど凹まなかったのでこれからは旦那や友達を心配させるってことはないかなと思っています。

だから、ゆっけさんがおっしゃる通りで、旦那はただ厳しくしているわけではないのだということですね。
ビシバシ言うのは私だけにですし、確かに、他人にはものすごくやさしいですよ。(特に女の子にはっ)私がメラメラと嫉妬するほどに。今まで何度嫉妬の炎を燃やしたことか。(爆)
posted by 天慈 | 2004/08/27 8:45 AM |

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私を月まで連れてって!《5》 vol.44ラビング・ジ・エイリアン

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次元を彷徨う中世の吟遊詩人トリスタン(ニナがつけたのであって本当の名前かはわからない)は、その夢見る資質ゆえにひとつの世界に留まることができない。
一方、宇宙飛行士であるダンは現実を見詰める資質を持っているがために、恋人ニナを満足させる甘い言葉(簡単に言えば詩を書けない)を囁くことができない。

どちらの男がいいか、それは女性の好みにも寄るけれど、何事も極端はよくないのは彷徨える吟遊詩人のトリスタンを見ていればわかること。
彼はまったく現実を見ようとはしない男だ。
吟遊詩人だからそれはしかたないことなのだろうけど、人間はそれだけではしっかり生きていくことはできない。

現にダンは現実主義ではあるけれど、懐古趣味を持つアナクロ人間であり、男のロマンというものを解する人間。つまりまったく夢を見ないというわけじゃない。ただ、それはちょっとばかし女には理解できない男だけが理解できる趣味っていうだけで。

そして、トリスタンがまたしても現実を拒絶しニナたちの世界から次元トリップをしようとしたとき、ダンが超現実的なことを彼に怒鳴りつける。ダンのセリフは名言なのよん♪

『やい、半透明になった現実拒否症の情けない男!! きさま、またしょうこりもなく逃げる気かっ。生活力のない野郎はこれだからやだよ。おまえの姫君を勝ち取ったヤツはさぞかし甲斐性のあるヤツなんだろ。キサマみたいなムードだけでできてるぶぁか野郎にはかなうわけねーんだっ。夢ばかり見てないで帰ってこいっ! しつけなおしてやるっ』

いや、ごもっともです、はい。
あたしにも言えることですな。(爆)

さらにこんなことも書かれていました。

『芸術とか文化ってのは病気の産物なんだって。精神科医がそう言ってる。精神と肉体が健康ならば人は芸術がなくても文化がなくても生きられる。でも野生のままじゃ人間は、狼や虎にかなわない。動物としては最低のランク。ゆえに人間としての誇りのために芸術するわけでして。決して病気のほうに重きを置かぬようゆめゆめ願います』

ふむ。確かにそうだよね。

誇り云々は置いておいても、芸術の世界では天才と言われる人々って、何らかの精神的疾患とかがあったりする。
これは私がそう思うだけで何の根拠もないんだけど、身体障害者の方が無くなってしまったものの代わりに他で補おうとして頑張り、結果その道に長けていくということは、精神の世界でもそれは言えたりするんじゃないかなあって。

病気に重きを置かないというのも、それは姿勢として正しいことだと思う。
けれど、それだけが全てじゃないとも言える。
ここでいうトリスタンの場合、本人のためになる結果として物語は終わったわけだけど、次元を超えてしまう能力が身についてしまうほどの夢見るパワーは、それだけですごい創作物を生み出すことにも成り得る。
ただ、その場合、彼は永遠に孤独を感じつつ歌い続けなければならないので、どちらを選ぶかは本人次第ということだ。
他人が彼の運命を決めることじゃない。
そして、彼は結果ニナたちの世界に留まることに決めたわけである。

にしても。

詩を紡ぐ才能はあるわけだから、ダンってば女性に贈る詩を彼に作らせているということだ。(笑)
なんつーか……ダン見てるとうちの旦那みたいだと思うし、このトリスタン見てるとまるであたしみたいだなあと思う。
む…ということは、結局あたしは旦那にしつけられて、いいように使われているだけなのかもしれない。
たまに言われるがまま自動書記のように小説書くこともあるからねえ。>ジョーの話とかで。(−−;

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