2004/06/14(月) 気持ちのいい晴れ〜♪これがずーっと続けばいいのにな。


『自分は連載のラストにはヒキが必要と思ってしまう人』とは中島さんが数日前の日記で書かれていたことなんですが、いや〜それわかります。(^^;
私も今連載小説を書いてて思ったんですけれど、ヒキを考えてしまうんですよねえ。

姑息なんですが、読者に「次はどうなるんだ?」と思わせたいというそういう心理状態が働いてしまうんですよね、連載って。
今まで長編とかをサイトで小出しで掲載したことがあったんですが、そういうのでもヒキになりそうなところでぶった切るようにしてたんですよ。けれど、そうするとなかなかバランスよくぶった切ることができなくて四苦八苦した覚えがあります。
けれど、今回の連載にしても、前回のゲクトの出てくる連載にしても、毎回ヒキで終わるわけですが、1回1回が実に上手い具合に同じくらいの長さでまとめられてて、それをサイトで再掲載するときもキレイに分けてページ配分ができて楽だったな〜。(笑)

中島さんなんかは、長ければ長いほうが書きやすい人であり、私もそういう傾向のある物書きです。で、中島さんはご自分のことを「短くまとめあげるのに苦労する」と言ってましたが、なんというか、最近の私はどうも集中する時間が取れなくなってきているみたいなんですよね。で、その短い集中時間にサササッと書いてしまうというのが今の私にとっては一番いい状態かなあなんて思ってて、そういうのもあって、今の私は連載小説が性に合ってるかもしれないと思うようになりました。
もっとも、連載小説はそれだけストーリーなどが破綻しやすいので、つじつま合わせが大変なんですが、商業誌で書いてるわけじゃない私なんで、好きに書いてはいますけれどね。
もちろん、あとでサイトで再掲載するときに、全体を見回してみて書き直すところは書き直しはしますけれど。

『小説の「書ける人」というのは、「日常生活に適応しづらい人」であることが多く、なるほど作家っていうのは一種の「隔離の必要な病人」みたいなものなんだな、と思ったりもするんですが――』 by 中島梓

ふむう…この言葉は中島さんが教えていらっしゃる小説家を目指す人たちを見てて思ったことだということなんですが。

『鋭敏であったり、繊細であったり、神経がはりつめていたりすることは、小説を書くには不可欠なんですが、日常生活を円満に送るにはむしろ邪魔になったりします。』 by 中島梓

これってほんといつも私もそう思ってたりします。

中島さんの場合、うまい具合に家庭と小説書きとを分けて頭の切り替えができるようなんですが、ほんと私にはそれができなくて、それもあって私は中島さんを尊敬してるんですよね。
料理しながらちょこちょこっと小説を書くなんて、私には絶対できませんもん。
だいたいが料理が嫌いな人なのに、料理してる最中にいいアイディアが浮かんだらもう大変。ダダダダーっと打ちこまないとすぐ流れて消えてしまうし、その途中で、「あ、ナベが沸騰した」なんてことになったら「うがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! あたしの邪魔するなああああああ!!!」となってしまうんですもん。(爆)
それが中島さんにはないってことですもんね。
だから、聞けば聞くほど、中島さんは「普通の作家」じゃないなと私も思うようになりました。

いつも彼女が言ってますけれど、たまたま書いたものが認められて本出したらバカスカ売れてしまっただけのこと、作家なんてなるつもりもなかったというのも頷ける気がします。
ただ、売れるということはたくさんの人に読んでもらっているということであり、その多くの人たちが「おもしろかったー、もっと読みたい」と言えば、作家なんて嫌いだと思ってる中島さんであったとしても、そりゃいい気分になるわけで、「じゃあ、こんなのあるけど、どう?」となる。もともと、物書くのは好きなわけだから、書いたものを喜んでもらえることはどんな人でも嬉しいものですもん。で、どんどんそうやって書いていったら、いつのまにやら売れっ子作家になっていたということでしょ。才能があるってこういうことなんだろうなあって思う。

うん。あたしの場合、ほんとメリハリつけなくちゃダメなんだろうなあって思う……それがなかなか難しいんではあるんだけど。(^^;

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旦那さまは今日明日もお休みすることにしました。
今朝は何とか出かけたんですけれど、社長さんとも話してそういうことになったわけです。
先週の水曜日からの休みですから、結局一週間お休みすることになりますか。
そうですねえ、あれだけハードな仕事ですから、だいぶボロボロになってたと思います。
この間皮膚科に行ったといってたでしょ。手に湿疹ができてたりしてたんですよ。こむら返りもそうですけれど、あちこちが痛いだのなんだのと身体が悲鳴上げてましたから、ここはじっくり休養取って──といったところでしょうか。それくらい大変な仕事なんですよー。もっと大変な仕事はあるとは思いますけれど、それを他人に言われたら…

天慈さん、呪います。(^▽^)

仕事に関してはね、誰かの仕事が大変だから、だから頑張ろうとか、なんだそんな仕事、こっちのほうが大変だぜっていうのは禁物だと思っちょります。はい、独断と偏見ですが。
他人は他人、自分は自分と思って働かなくてはね……はい、天慈さんも頑張りますです。やぶへびだったかな〜?(爆)



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