2004/2/20(金)まるで春のような暖かさ〜♪


『裏切られたからって・・・、相手を信じた時間までなくしてしまいたくないよ・・・!私は忘れたくない!!』

↑の言葉は今日読んだお友達の小説に出てくるセリフです。あ〜ほんっといい小説読んだ〜。小説読んでさ、泣けるっていいよね。ほんとにね。私もまだ人間的な優しさというか、そういうものを持っているんだなって自信持てるから。うん、こんな素敵な小説書く友達を持てたことにすごく感謝です。

今、グインの外伝「消えた女官」を読んでるんですが、ナリスとディーン(吟遊詩人のマリウスですね)の少年時代の話なんですけど、ディーンについては、ああマリウスだな〜としか思わないんですが(爆)、ナリスはね、ほ〜そうだったんだな〜ってまた新たな魅力を見出した気がしています。

もともと私はナリスっていうのがあまり好きじゃなかったのです。

ところが、50巻目の「闇の微笑」を読んだとき、やっとナリスという人物の真の姿というものを垣間見れて、さらに栗本さん自身が出されているグインの同人を読んで、かなりナリスという人物に感情移入できるようになりました。
私は、やはりキャラに感情移入できないと、そのキャラを愛するってことはできないのじゃないかなって思います。それはもうシルヴィーもそうですしね。あれだけ嫌われキャラであるシルヴィーちゃんを好きであるのも、ひとえに自分に似たところがあるからっていうのもあるし。

まあ、一番自分とかけ離れているのがグインというキャラであるのですが、そのグインの場合は感情移入できないけれど、それでも愛しく思うのは、たぶん、彼に対して父性を感じているからかもしれない。こんなこというと父ちゃん悲しく思うかもですが、私は現実の父親に対して夢も憧れも持ってなかったので、それを他者に求めていたのかもしれないなあって。
私が子供の頃からずいぶん歳の離れた年上に対して憧れや愛情を持ったというのもそこからくるものでないかと。そんなふうに思ってます。でももちろん、父ちゃんが嫌いというわけじゃないです。好きは好きですよ。

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『継続こそ力なり!』

↑の言葉拾ってきました。(^_^)v

まあ誰が言ったのかわかる人にはわかる……ってか、あたしが書いたって時点でわかるか〜。(爆)
うん、確かにそうだ。中島さんも日記書き続けているし、あたしも頑張ろうって思ったね。(注:中島さんの言葉じゃないですよ?けど、中島さんも似たようなこと言ってましたけどね)

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あるお友達の日記を読んで思ったこと。

前にも書いたかもしれないけれど、人間ってやっぱり普通の動物とはもうかけ離れた存在で、同じ動物としてはもう仲間とはいえないのかもしれない。動物ってたいがい伴侶には健康的なオスとかメスとかを互いに選んでると思うんだけど、人間だけあまりにも様々な選択してしまうでしょ。いわゆる好みが多彩ってこと。健康的な相手が好きって人もいれば不健康な人を好む人も少ないながらもいたりする。

健康的な人を求めるのっていうのは、動物的な人間ってことになるような気もするんですけどね。だったら不健康な人を選んじゃうのってどういう心理なのかなあと考える。それってよく聞くのが「私がいないとこの人ダメになるの」というやつなのかなって。つまり、相手によって自分の価値観を見出すという人ですよね。それが悪いというわけではないです。そうしなければちゃんと立っていられない人もいるわけで、それでちゃんと立てれるのならそれもまたその人の生き様ということです。誰にも非難はできません。

たぶん、人間は「感情」「思考」「心」を持ってしまったがために、肉体的な優劣だけでは自身を保っていくことができなくなったのではないかと、そう思うわけでありますが、いかがなものでしょう。

人間ってね、私もなんですけど、明らかに黄昏的な想いや廃墟的な物の見方やら、現実よりも夢こそまことと想う心を持っていると思うのです───たとえ滅びてしまっても、それでも愛さずにはいられない───そういう想いが。
もちろん、それが全ての人間の遺伝子に組み込まれているというものではないと思います。でもね、遺伝子って突然変異したりしますからねえ。とすると、人間って生物の中の突然変異ってことにもなりますかね?

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昨夜、夕飯食べてたら旦那から電話が入った。「パン売れなかったから今から持ってくる」だって。今度は息子も一緒に駐車場に連れて行って自分でパンを選ばせた。「へ〜こんなふうになってんだ〜」と息子も興味津々で見てた。息子や、こうやってお父さんは私たちのために頑張ってるんだよ、キミも頑張りたまえ───とは、自分自身にも言えることですが。(^^;

で、2千円以上のパンを購入したわけですが、その半分を今日昼から実家に持っていきました。この間、ババさまんとこにも持っていったので、今度は実家の母様のとこにもってことで。母様は仕事なんで、とりあえず電話して父ちゃんがいること確認してチャリコロで持っていってきました。んで、ついでに夕飯の買出しも。

や〜い〜い天気でした。あったかいし……なんかもう春が来たみたいでしたよ。
帰りに近くにある工業高校の前を通ったんですが、なんか新しく学校を建て直しているのか、工事していました。というか、この高校、旦那の母校ですが、確か水産高校と一緒になったとか聞いたような?(うろ覚え)

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「Successful Mission」 by 林原めぐみ

「君がいるから・・」 by 西脇 唯

……本日のカラオケナンバーでし。(^^ゞ

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現在私の日記は、こんなふうにサイト開設以来書いてた日記をその日ごとに公開してるのですが、今日はメエルでお友達が「いいですね」と言ってくれました。(*^_^*)

前にも書いたと思いますが、一応編集しながらUPしています。で、しばらくウェブ上にはおいてますので、読み逃した分はアドレスを直打ちしてくだされば読めると思います。基本的には一ヶ月分は置いてあるはずです。ファイル名は法則性がある名前にしてありますのでわかるかと思います。

なんというか、ほめてもらったわけですが、こうやって自分も読み返しながら本日の日記を書いていると、いろいろ物思うこともあります。あまりにもマズイなあっていうことは削除してますけれど(2005年現在では当時削除した分は復活させています。代わりに親族にまつわることは一部削除しました)、ほとんど書き直すっていうことはしてません。あれから少し考えとかも変わってきているところもありますし、ずっと変わらない想いとかもあります。去っていった人のことも書いてたり、今でも付き合いのある人のことも書いてたりと、時としてチクチク心に刺さる内容もあったりしますが、だいぶ冷静に読み返せるようになりました。

でね、やっぱり日記はつけててよかったなーと思いましたね。

まあ、だからといって別に公開しなくてもいいんですけれど、やっぱ私は見られたい人っていうのがどうしても根底にあるんだと思う。だからきっとこうやって続けていけるのかもしれない。とはいえ、リアルで書いていた手書きの日記にしても、別に誰かに読ませるつもりで書いていたわけじゃない。けれど40年近く書き続けてたわけです……ちょっと言い過ぎか。とりあえず6歳の頃から書いてるから34年ってとこかな。それも書けなかった時代もあるんで、せいぜい30年ってとこかしら?でもそれでも十分続いてると思いますよねえ?


2004.02.20 16:27

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生まれ、そして死んでいく

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93巻「熱砂の放浪者」では、一番興味を惹かれたのが、グインが死というものに対して抱いている見解でした。
あまりここではクドクドとは書きませんが、ようするに死っていうのは、どのような死であれ「たったひとつ」なのだということ。

『すべての死の物語はたったひとつであり───それには、たったひとつの死でも、何百万のたったひとつの死が集まったものでも、すべて重さは等しいのだ』 by グイン

そうなんだよなあって。
確かにそうなんだよなあって思う。

たとえどのような理不尽な死であっても、そして、どのような自然死であっても、死はひとつであり、死に対して何かを思うということは各々が勝手に思うことであり、どんな死も特別ではないということ───を、グインは言っているのですよねえ。

すべての人間がそう思うことができれば、恨みだとか憎しみだとか復讐だとか仇討ちだとか───殺人だとか戦争だとか、そういうものはなくなるんでしょうけれど、まあそれは無理ってものでしょうね。それが人間なんだもの。恨み憎しみを感じない人間は、おそらく幸せなども感じ取れないと思う、きっと。そんなふうに思うんですけど、どうでしょうか?

グインは、まだ正体がわかりませんけれど、なんとなく神に近しい感じがしているので、普通の人間より様々なことに達観しているのだと思う。だからそういう考えもできるのでしょうね。普通の人には無理なことでも。ただ、普通の人にはできることができない場合もあるけれど……女心を解するってこと……やっぱグインの嫁さんになったシルヴィーは悲劇だわ。(爆)

『確かなものはただひとつ───生まれ、そして死んでゆく、ということだけ』 by グイン


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