2003/6/1(日)曇り
12:10 航空祭だよ。 やっぱり抜けるような青空じゃないとね。つまんないじゃない。まったく。 けど、台風がズレこむんじゃないかと心配してたけど、今朝は台風も過ぎちゃって穏やかになりました……穏やか過ぎて雲が散ってくれなくて、ダメじゃん。(爆) いちおーゴォーーーっと何か飛んでたようですけど?(笑) プログラムではブルーインパルスは昼からみたいだから、それまでに雲が晴れてくれるのを祈りましょう。アーメン。(爆) さて。この間から爆笑問題さんの本を読んでると言いましたが、今は「天下御免の向こう見ず」というのを読んでます。これは一度読んだ本なんだけど、ついつい読んじゃってます。 やっぱ太田さんいいっす。大好きっす。(^^)v
これはチャップリンの「ライムライト」の中のセリフだということで、太田さんが本の中で書いてました。あたしもこの映画は見たことあります。というか、あたしは母親の影響でチャップリンの映画に一時期ハマって見てたことがありました。といっても内容はほとんど覚えてませんが。だから、当然のことでこのセリフも覚えてません。(^^;;; 太田さんがこのセリフを引用したのも、己の存在を訴えるやり方が犯罪を引き起こすことなんだと信じて実行する者がいるということに対して、それはあまりにも低レベルなことなんだということを言わんがためのようでした。 彼自身も、自分が昔から人一倍自分という存在を認めてもらい、何かを表現したいという人であったというんですね。 確かに、あたしも犯罪を犯せばすぐに世間の注目を浴びるということはわかってるし、それはたぶん簡単にできる表現方法なんだろうと知ってます。けれど、それをしたがためにどんな未来が待っているか、それもよーくわかっています。 太田さんは言います。
これは小説を書くことにもいえることです。ただ闇雲に書いてるだけではダメなんですよ。書きたいこと(つまり訴えたいこと、テーマというやつですね)がなければ、いくら書いても何も相手に伝わらない。 それから、善と悪についても彼は書いてました。 彼は善と悪の基準はあてにならない、それは時代や状況によってコロコロと変わりやすいからと言います。 で、自分は物事をすべて好きか嫌いかで判断すると。
あたしは、こう言い切れる太田さんが好きです。 誰かを笑わせるために、自分はピエロにも悪魔にもなろうという、そういう人があたしは大好きです。 たとえば、笑わせることとか、癒すことで、何らかの虚構があったとしても、あたしはそれでもかまわないと思うんです。そんなことは重要じゃない。自分がその夢のような虚構でちゃんと癒され救われ笑わせてもらったということだけが大事なことだと思うんです。 人は嘘をつかれたといっては嘆き、裏切られたといっては相手を罵りますが、なぜそうしなければならなかったか、それをまったく見ようとも考えようともせずに、ただ闇雲に「それはやってはいけないことなんだ、間違ったことなんだ」と決め付けます。 確かに、嘘偽りなく生き、発言することでその真心が相手に伝わり、それが癒しになりうるとは思いますけど、ただ、それだけではダメだと思うんですよね。何もかも正直な自分の思いを相手にぶつけても、それでひどく相手を傷付けてしまう場合だって必ずあるはずですから。 だから、時には優しい嘘もつく。 その人は間違いなく相手の嘘で癒された日々もあったわけです。それを少しでも思いやることができればいいのになあって思うんですが。 もっとも、嘘を嘘であるとバラしてしまうことが一番悪いかなあとも思いますけどね。だからあたしはいつでも…… 「騙すなら最後まできちんと騙して」 ですが。(笑) ただ、すべての嘘を否定したくないと思っているだけです。何でもかんでも正直であるのもね、思いやりのない人間なんだと、わかるべきですよ。 16:11 何とかブルーインパルスの編隊飛行(変態じゃあないよ^^;)見れました。 いつも思うんだけど、あれ落ちたらすごいだろうなあと。不謹慎な女です。けど、ほんと互いに猛スピードで正面切って交差するのを、手に汗握って見ちゃってますもん。 というかね、最近のあたしは恋愛物にどっぷりとつかってるせいか、二機のT−4が追っかけ合ったり、交差したり、ハートマーク一緒に作ったり、一機が真っ直ぐ飛んでるのを螺旋を描きながら寄り添うように飛んでるの見てると、あー、まるで恋人同士の恋の踊りでも見てる感じがするーと、妄想爆裂で見ちゃってます。腐りきってます、不埒な女です。(笑) そういう無機質なものにまでも感情を感じてしまうのって、あたしにとっては珍しくも何ともないんですが、他人にはおかしく思われるでしょうね。 昼からそういうことでババさまもうちに見にきました。うちの団地からよく見えるんですよ、アクロバット飛行が。それで毎年航空祭にはババさまが来るんです。ジジさまが生きてた頃は、ジシさまも一緒にスーパーで買ったお弁当持参で来てくれて、みんなで見てました。 今回は今日から完全無職になってしまった旦那も入れて見たんだけど、息子は友達と近くの公園に遊びに出てしまいました。(^^;;; 男の子なのにね、飛行機には興味ないみたいなんですよ。あたしは大好きなんだけどね。というか、息子は大きな音が出るものが嫌いで、花火も嫌いだし、太鼓も苦手なんですわ。 あたしは子供の頃から飛行機のあの爆音が大好きで、聞いてるとこうなんていうか郷愁を誘われるというか、涙出てくるというか……昔、竹宮恵子さんのLPで、宇宙船が飛び立つ時の音が入った歌があって、それをヘッドホンで聞きながら号泣した覚えがあります。LPはまだ持ってますが、プレーヤーないんでちょっと聞けませんね。 アクロバット飛行見てから、旦那とババさまとで買出しに行ってきました。そしたら、旦那とあたしの共通の友達H君のご両親とバッタリ出くわしまして、うちの息子がもう小6だと聞き、自分のとこはまだだよなーと嘆いていました。でもさ、しかたないじゃんね。できないもんはできないんだし、どういうつもりでいるか最近は話してないんでよくわからんわ、彼の考えは。H君は学校の先生してます。県外ですけど。 で、買い物に行くたびに思うんだけど、いちのせクンにもらったケータイを常に持ち歩くんだけど、なんか鳴らないのも淋しいかなあーと。(笑) この間、どうせ番号知ってるの旦那といちのせクンだけだし、鳴るわきゃないんだから置いていこうとしたら、旦那に「常に携帯してなきゃ意味ないだろ」と言われてしまいました。 んで、持ち歩いてるわけだけど、ケータイが鳴らなくて淋しいという話を前に聞いたことあるけど、なんかようやくそういう気持ちがわかったなあというかなんというか。。それを旦那に言ったら「○○ちゃんとメール交換でもしたら?」と言われちゃいました。(○○ちゃんってうちの掲示板にたまにカキコしてくれる文月クンのことです) だよなあ。考えてみたら、PCメエルは打ち込み簡単でたったか打てれるですけど、ケータイの打ち込みって難しそうだもん。練習でやってみようかなあ。でも、イライラしそう。結局、説明書見てもよくわかんなくて、投げちゃったし。(笑) ま、おもちゃって言えばおもちゃかもね、このケータイ。まだ楽しめてないんだけどさ。(^^;;; 22:57 「SLUMP・STUCK NOTE 2003/06/01(日) 多分、これが事実上のラスト・ノート。」へのコメント: 法条さん、いつまでも待っています。 あたしはあなたの病がどういうものか詳しくはわかりません。けれど、病は違えど、あたしも病だらけの身体で(といっても、あたしの場合は不摂生と体質によるものですけれど)手術もしたことあるし、様々な検査も受けたことがあり、倒れるたびにあたしは「もう死にたい」と家族を困らせてばかりいます。 以前日記にも書いたですけど、旦那に「死ぬなよ」と涙ぐまれたときには、もうほんとに号泣してしまいました。あたしなんか先に死んだって、旦那なら一人でも生きていける人だと思ってたので、ああ、あたしみたいなぐうたらで何もできない女でもこの人は必要としてくれてるんだと思ったら、あたしも誰かのために生きなくちゃなーとは思いました。 と…話がズレまくってますが。(^^;;;
この言葉はあたしもよく使う言葉でした。 けれど、この言葉も人によっては傷付くんだと、法条さんと船長さまの日記を読んで初めて「そうなんだ」と思いました。 あたしはまだまだ言葉にこだわりがない人間です。だからこそ、自分の書くもので誰かを傷つけてしまうのでしょうね。 けど、あたしは書くということをやめられない。 たとえ、あたしの書くもので誰かを傷つけたとしても、その傷つける文章で他の誰かが救われたという人がたった一人でもいれば、あたしはあたしの紡ぐ言葉を綴り続けるでしょう。 誰も残らないよ───と言われたこともありました。 でも、きっと「たった一人」は残ってくれるとあたしは信じて、これからも書き続けるでしょう。 法条さんは『誰かを傷つけないこと』を念頭に置きつつ生きていらっしゃいますが、あたしは早い段階で、あたし自身が存在するだけでもう誰かを傷つけているという事実を叩きつけられてしまっているので、あたしはそういう生き方はできないと思いました。 生きているだけで迷惑をかける、傷つけてしまう───それはたぶん、あたしだけでなく、すべての人間がそうなんだと思います。それはもうしかたないことだと思う。 けれど、人は生きなければならない。 では、なぜ人は生きなければならないのか。 それはあたしが幼い頃から考えつづけてきたことであって、たぶん、一生答えはでないだろうと思っています。 だから、なるべくなら誰かを傷つけないように気をつけて生きようと、自分を変えようと努力はしてきたつもりです。 けれど、やはり根本的なところであたしは自分を変えることはできないと悟ってしまいました。ですから、結局はもともと書いていたトラブルになりそうな日記に戻ってしまっています。やっぱりあたしはあたしでしかない。クレという名前にはなったけれど、どこまでいってもあたしは「天慈」でしかないのだと、あたしは気づきました。 ならば、あたしはあたしのままでこのまま生きようと思うし、自分がダメな人間ではないのだと信じてこのまま進むしかないと思います。 あたしもどんなに強気な文章や詩を書いたとしても、あたしは法条さんと同じです。あたしも「弱い人間」なんです。 怖いこと、したくないこと、尻込みしちゃいます。 胃カメラ飲むときも泣いてわめいて騒ぎたくって、家族も医者も困らせました。あたし、子供の頃からあっちこっち悪くしてたので、医者とは切っても切れないほどの嫌な仲だったのですが、ほんと毎回親を困らせてましたね。 治療を嫌がって、医者を殴る蹴るの暴行は日常茶飯事でしたし。(^^;;; 今ではさすがにそういう暴行はできませんけど(笑)、過呼吸に陥るくらいに緊張しまくります。ちょっとだけの診察でも。(^^;;; だったら、健康に気を使って過ごさなくちゃと思うんですが、あたしはバリバリなインドア派ですし、とにかく食事するよりも書いていたい人ですからねえ。困ったもんです。 弱いです、あたしも、ほんとに。 けれど、たぶん、こんなあたしだからこそ、きっとわかる誰かの心がある。それは今の法条さんの気持ちなんだと思います。あたしは法条さんの今の不安な気持ちが痛いほどわかります。ほんとにわかります。たとえ、あたしのほうが大した病気じゃなかったとしても、それでもわかると思うのです。 こんなどーしよーもないほど人の心を察することのできないあたしでも、誰かの気持ちがわかる……確かに、わかったからといって法条さんの辛い気持ちをなくすことはできないんですが、少しでも元気づけられたらなあと思います。 法条さん、待ってますね、何時までも。 今度こそ、ここでしっかりとあなたのことを待ちますから。どうか、頑張ってきてください。そして、間に合ってよかったです。あなたのためにあの曲のMIDIを作成しました。本当によかった、間に合って。 答えなどどこにもない
永遠はどこにもない けれど 祈ってます あなたを想って ここで 想って祈ってます ご無事で戻られることを 大好きです法条さん ぎゅっ♪ |