2003/5/24(土)晴れ


11:56

夏女発言撤回!(爆)
あたしは今日から 
冬女になるっ!ヾ(・・;)ヲイヲイ

まね、冗談だけどね。(え?)

冬女だってヤだわよ。(爆)あーあ、年中常秋(は?)だったらいいのになあ。。。と、ブツブツ呟きながら昼の買出しにテケテケ歩いて近所の商店に行ってまいりましたみなさんの天慈です、おはようございます。(^^;;;
ほんっと暑かったんですよー。あたし今朝は半袖Tシャツだったんですが、とにかく暑いっ!(><)/
夏生まれなあたしですけどー、ダメダメです、暑さは。もちろん寒さもダメなコンジョーなし女です。夏、乗り切れるかなあ。(遠い目)

ところで。

昨夜は旦那とあたし共通の友達(ま、早い話が幼馴染ですなっ)のAくんが電話してきました。ちょうど旦那と息子は一緒にお風呂に入ってるときであたしが出たのですが、以前にも書いたと思うけどAくんは警察関係の仕事をしています。今は刑事だったかな?
どうやら他の友達から旦那がプーになったことを聞いて、心配して電話してくれたらしいんだけど、ついでに近況報告とあたしのほうがわかる友達の近況を聞かせてくれいということでしたが。彼も今大変そうです。ずっと仕事休んでたそうで、身体壊して。(T-T)
あたしはね、ほんというとAくんには警察関係の仕事なんて合ってないと思ってました。そりゃどんな職業だってキツイわけで、何も警察関係だけがキツイわけではないとは思うけど、それでも彼がその職業につくと聞いたときは「大丈夫だろうか…」という気持ちは拭い去れませんでした。とはいえ、他人の職業まで口出しすることはできないし、がんばってほしいなと思ってはいたんですが。
彼のとこも上に年長さんの娘さんがいて、しかも3月に二人目の娘ちゃんが生まれたそうです。それを報告してくれたわけですが。そっかー娘ちゃんかー。。。将来ヤキモキしてる彼の姿が目に浮かぶ。。(  ̄m ̄)プ....←イケズな天慈。(爆)

どっこも大変です。うちだけじゃあない。そりゃ、他人の家庭と自分の家庭を比べるっていうのはよくないことだけど、そうしないと頑張れない人もいるわけで。あたしなんてけっこうそういうところがあるから、誰かが大変な環境にいて、それでも一生懸命頑張ってるのを見ると「あたしなんてまだまだマシだ。あの人もあんなに頑張ってるんだからあたしも頑張らなくちゃ」と思って、それを生きる気力に変えるんですよ。だから、それさえも否定されたらどうすりゃいいんですかってな感じになるんですけどねえ。だからあたしは。。。。

一生懸命に生きてる人がダイスキ!!

さて。

その一生懸命生きてる人の一人、ある友達から昨夜はメエルが来ました。
この間彼女のメルマガを読んで、それであたしはメエルを出したのですが、彼女は今恋してます。(爆)

なんていうか、心にずきんと響く出来事って、時々日常の中にあって。
それを消化する方法っていうのは、人それぞれだよね。
感じた事を表現すること。
物書きとして、文章に起したくなるのは性分だよねぇ。
天ちゃんはこんな気持ちをいつも抱えているのか。と思ったら
そりゃぁ、苦しいだろうなぁと、しみじみ感じてしまいました。

そおなんです。(><)
わかってくれましたかっ。

結論から言うと、彼女は今マンガの「るろうに剣心」を全巻読破して、それでそれにめちゃめちゃハマってしまったということなんですね。あたし流に言うとハマる=恋してるとなるのです。(爆)
あたしはるろ剣のマンガはまだ読んだことないです。読みたいんですけど、なかなか手に入れられなくて。他にもまだ通して読みたいのはたくさんあるんですけどね、それも少年マンガばかりですが…たとえばガクトさんの好きな「北斗の拳」とか「ベルセルク」とか。(^^;;;

彼女もとても大変な環境に置かれている人です。それでも日々を一生懸命に生きている。

生まれてからこの方、生きていて良かった!というような出来事にはまだ出会ってないんだ。
死んでもいいと思うような出来事ばかり、出会ってきてる。
でも、そういうことは特別不幸じゃないとも思うんだよね。
生きているうちはさ。生きているだけで幸せと思わなくちゃバチが当たる。
天ちゃんと出会ったのも、生きていたおかげだもんね。

これなんだなと思った。

特別不幸じゃないと思う

この気持ちを持つということが大事なんだって。そう思った。あたし、彼女と出会えて本当によかったと思う。あたしはみんなに支えられて生きているんだなあと、そう痛感した朝だった。
(^^)vいぇい。決まったぜい。(爆)

15:00

歌人枡野浩一さんの言葉。

『本は生身の人間が受け止めるものだから、状況によって評価が変わる。だから今の自分の状況を書かなければうそになる。うそをつかない自分の気持ちを書こうと思いました』

これを読んで、あああたしもそうだよなあと思った。あたしも嘘のない今の自分の状況を書いているなあと。ただ、あたしなんかは堂々としていられない小心者だから、どこかで逃げ道を作っているような気がする。
でも、結局はあたしはあたしでしかないわけで、こうやって元の自分に戻ってしまった。もちろん、多少変わったと思っているつもりだ。不安はある。また元の木阿弥になるんじゃないかって。でも、自分に嘘をついてたらどちらにせよ破滅だと思う。

あたしは自分の求めるまま進むしかないなとそう思いました。


作家平野啓一郎さんの芥川賞獲得した「日蝕」は、実は途中まで読んで挫折しました。(^^;;;
ああいう雰囲気の物語は嫌いじゃないんだけど、どうしてか最後まで読みきれなかったんです。ごめんなさい。<(_ _)>

けれど、「高瀬川」という物語はちょっと興味が湧きました。性的な描写が多いというこの物語について彼は『こうした作品が一つもない作家はうそくさいと感じていた』と言います。まあ、それはそうかもしれないし、別に書いてなくても嘘くさいとはあたしは思いませんけど、気持ちはわかります。
『性の問題は人間が生きている以上、避けられない』と彼は言いますが、それはそうなんだけど、これもまたひとつのジャンルしか書かない作家には無意味なことだよなあと。
もちろん、あたしは清純物も書きますし、性的描写てんこ盛の物も書きますけれどね。けど、性的描写のある物語を書いていない作家でも好きな作家は好きですけど。

『セックスを日常と切り離した所に置き去りにせず、コミュニケーションに内在するものとしてとらえたい』

平野さんは、性はコミュニケーションのひとつと捉えていますが、あたしもそう思います。


作家岩井志麻子さんはこう言います。

『私は悪意を掘り起こしたいんです。日常の中にある黒い感情、日々の地獄。本当に恐ろしいのは幽霊や妖怪ではなく、人。特に無自覚な良い人や自分こそ正義だと思っている人が私は怖い』

彼女は、最悪な状態のときに書いた『ぼっけえ、きょうてえ』が日本ホラー小説大賞と山本周五郎賞を獲得したわけで、彼女は『どんな状況下でも書いていける』と自信を持ったそうです。
彼女は結婚して子供を産んだが、主婦生活になじめずに夫から離婚を切り出されたということですが、うーむむ。。。なんとなーく自分にもあてはるかもなあと。(^^;;;
あたしってやっぱり主婦には向いてないんだよねえ。ただ、まあ離婚を切り出されるところまでひどくはないという安易な思いと、あとは理解のある旦那だったのが幸いしたかなあというだけで、あたしも離婚されてもしかたないほど書くことになると何もかも投げ出してしまうところがあるんだもん。(^^;;;


作家長野まゆみさんの本ってとても読みやすそうだし、知りあいの人たちにも読んでる人が多いです。
彼女の本は手にとって見たことはあります。けれど読んだことはない。あたしは実はああいう感じのファンタジーってあまり好きじゃなかったのね。いつでもSFがあたしにとって一番興味ある物語だったから。特に日本よりも海外のSFのほうがあたしにとっては読みやすいものだったから。
彼女は少年を主人公にしたものが多いということですが、それについてこう言ってます。

『虚構の世界でぐらい、性別なんてなくていいと思う。時間の流れも飛び越えたい。わたしは書くことで、男性社会と闘っているんです』

男性社会と闘うつもりはあたしはないけれど、物語の世界ではあたしも男性キャラを自分なりに男性の立場に立って書いていますので、性別なんて関係ないという気持ちはわかります。男性社会と共存したいなあというのが、あたしの正直な気持ちかな?(笑)


そして、その男の視点から書くという作家高樹のぶ子さんですが、想像力を働かせて、自分から思い切り離れた人物像を書き上げるのだそうです。
大学を卒業後、出版社に勤めてから結婚し、離婚し、また結婚したそうですが。

『身辺の事に追われて文章なんか書けなかった』

そう言う彼女が、少し前のあたしに重なります。
あたしも学校を出た後に会社勤めをし、それから結婚をし、子供を産んだ。その間15年程まったく文章を書くということはなかったです。日記とかは書いていましたけれど、それも手術後からこっち、いつ死ぬかわからないと思ったらいてもたってもいられなくて書き始めたというものでした。

彼女は言います。

『自分で面白いと信じている限りその世界が成立する。小説というものはそういうものですから。ひっぱられた世界をまず信じて、おぼれて夢中になる。確信的におぼれるんです』

で、恋愛小説について。

『恋愛小説を書く上で絶対的に必要な条件は、人間の美質を描くこと。たとえそれが誤解であっても。美質は日常では稀有。だから架空でも大切なもの』

美質という言い方だと、あたしには何のことやらでしたが、こういうふうに彼女は言ってます。

『恋愛というものは一種の化学反応で、美質は"触媒"にあたる。それがないと反応が起きない。そして、その美質というものは、年を取るに従って単純なものから複雑なものに変わっていくものなんです』

こういう言い方だとあたしにもよくわかるなあと思いました。で、その触媒を見つける作業が恋愛小説を書くことなんだと彼女は言ってます。


どうして、こう長々といろんな作家さんの言葉などを挙げたかというと。(おおっ、今までで一番長い前振りだぞ^^;)

今年も「鳥取文芸」に投稿をする季節が巡ってきたということです。(笑)

他の賞とは違い、この鳥取文芸はあたしにとってはやはり特別でもありますからねえ。今年こそは「鳥取文芸賞」をと、毎年願いつつ執筆し投稿しています。で、毎年投稿依頼が来るので投稿しているのですが、今年は何を書こうかと考え込んでしまったのです。

で、いろいろな作家さんの執筆への想いを読んでいたら、今年のテーマが決まりました。

苦しく切ない恋愛小説

しかも、女の立場ではなく、男の立場にたっての物語。つまり、男性が主人公の恋愛小説です。鳥取文芸には過去にふたつほど男性が主人公の物語を書きましたが、恋愛小説は初めて書きます。
プロットはこれから練ります。なんか頑張れそうです。(^^)v

というか。

ほんとPNで投稿依頼の封書が送られてきたんだけど、よく届けてくれたわよね、郵便局さん?(笑)



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