03/05/07(水)晴れのような曇りのような雨だった。


00:01

お昼寝したらちょっと元気出てきました。(笑)
や、ほんとうめさんの言葉じゃないけど、お昼寝なんかできるいい身分なクレですよねええ。感謝感謝です。(それもいつまで続くやらですが^^;)

ちょっくらたまっていたので(爆)、中島さんの日記を読みに行ってきたのですが、一日分読んだらネタ拾ってきてしまいました。ということでUターンしてきちゃった。
創作のことを書かれていたのですが、うーん、やっぱり想像力って限界が出てくるものだよねえと。(笑)
いくらそれらしいものを書こうと思っていても、経験してみなければ表現っていうのは難しいわけです。いくら想像力がたくましいとしてもね。
中島さんは『人を使う王侯貴族』について、書く側があまりにも無知であるとおっしゃっていましたが、まあ、なかなか普通の人が貴族になれるかといったらなかなかなれません。ですから、それはまあ表現が緻密でなくてもしかたないともいえますけども。
けれど、できればやはり経験をしてから書くっていうのは、いかなあたしでも「そうだよなあ」とは思います。

中島さんは『知らないことを知らない怖さ』のことを言ってましたが、あたしは書けば書くほど、自分がこれほどまでにも「知らなかったのだ」ということに愕然としました。
昔は勢いのまま科学者にでもなった気分でSFなんぞ書いてましたが、今じゃとてもバリバリなハードSFなんぞ書けません。以前、サイトで公開している「宇宙探検DD7計画」をHTML化している時に、旦那に「軍人の階級がおかしい」とか突っ込まれたことがあり、書き換えをしたことがあります。(^^;;;
あたしみたいな人間が軍に入隊してそういうのを体感するのにも無理はあるんですが、そうなると本などを読んで軍人にでもなった気分になるのもひとつの手ではあります。けど、本だけでは細かいところまで表現することはなかなかに難しい。
まあ、だから、どうしたって無理なことは出てくるわけで。自分にできる限りのことをやってみるしかないんですよね。あたしみたいな人間にはこれが一番しんどいことなんで、そうするとやはり幅広いジャンルに手を出すということはやめたほうがいいということになる。なかなか突き抜ける勇気っていうのは出ませんよねえ。

あたしの場合、ですから、結婚し子供産んだわけですから、それをテーマにして書いた「空への解離」は、そういうこともあって真に迫るということで初めて佳作をいただいた作品ではあります。つまり、体験に基くものの説得力っていうのを身をもって証明したという感じでしょうかね。
今のあたしはどうかな。
やっぱりネットに関心があって、それをテーマにした愛だとか恋だとかの話が書きたいと思っているところがあるから。そういうのもあっていろんな人の話を聞きたいって思ってたりしてるね。

20:50

いやはや、たいがいあたしって他人の前だと「いい子ぶりっこ」(え?)なんでー、仕事してたときなんかぜーったい自分の思ってることは言わず、言われたことを、にーっこりスマイルで「はぁーい」とやっておりました。

ところがっ、あたしはいわゆる内弁慶っつーやつで、家族に対してはチョー横暴。(爆)

だから、ほんというと家族と一緒に仕事するのは鬼門のよーな気がするんですよねっ。(その話ですかいっ、天慈さん?^^;)
旦那が上司というのは、まったくもってやりにくくてしょーがないです、はい。
今日もいろいろ作業やってて、うまくいかなくて、むっきーとなってました。
ええ、あたしが悪いんですよ、はい。なまじ、自分もちょっとわかる作業だったもんだから、何か指摘されるたびに素直になれない。すーぐふくれる、すねる、ぐじぐじ言う。(^^;;;
そういうのって、以前、投稿小説を添削してもらったときにも同じような感じになりました。「ここはヘンだ」「そこはこう書いたら?」とか言われるたびに「むっかむっか」してねー。(^^;;;
あたしは、ちっとも大人な人間じゃないってこってす。血気盛んな若造ですな。歳は食ってるけど。(爆)
ま、それでも、今はまだこの仕事の楽しさっていうのがわかんないので、言われるがまま何も考えずにやってますけど、そのうち軌道に乗れば何とかなるでしょーかねえ。(ならんかな?^^;)

えっと、話はガラリと変わって。
この間新聞で作家の町田康さんの記事が載ってました。で、その中に書かれていた彼の言葉に何となく惹かれました。

『小説というのは、この世を通じたもう一つのこの世、その意味ではあの世だと思っています』

で、小説を書く行為っていうのは『あの世に行って戻ってくる道程』と書かれてました。
なんかね、あの世っていう表現ではないんだけど、あたしも似たような感じのことを小説を書く行為で感じてたもので、はらら、またシンクロっちゃったーって感じです。(^^)

あたしはこの人の本は読んだことないです。名前はよく聞いて知ってますが。でも、こういうエッセイみたいな感じで作家さんが日頃思っていることとかを読んだり聞いたりするのはとても好きです。
なんというか、最近特に思うんですが、あたしって小説が好きというわけではなく、その小説を書く人間が好きなのかなあって思うようになりました。だからエッセイ読むのは特に好きですね。けっこうそれって昔からそうだったみたい。とはいえ、なかなか時間なくて読みたくても読めないで、誰かさんみたいにツンドク状態ですが。(笑)

で、この町田さん、さらにこういうことも言ってます。

『合理的に理解できることだけ書いても面白くない』

あたし、これだけ聞いて、町田さんが好きになりました。あたしって、そーゆー感じで人を好きになったりします。けっこう、どころか、かなり惚れっぽい人間です。(爆)


inserted by FC2 system