15:54 02/12/13(金)みぞれ。


「天ちゃん日記」58号。

掲示板にカキコした通り、先ほどお出かけから帰ってきて、そして無事「テックウイン1月号」をゲットしてきました。
ほんとはね、グインの「ヤーンの時の時」も買いたかったけれど、テックウィンには負けたということで。(爆)
それほど手に入れたいと思ったんだよなあ。
遊樹美夜さんの「NORNS」の曲はほとんど全部サイトでゲットしているんだけど、それでもなんかね、欲しいと思ったわけ。それに、遊樹さんの話によれば今は公開してないのもあるということだし。

他にも好きなオリジナル音楽サイトさんはあるんだけど、どうしてもちょっとだけ遊樹さんのが頭出てるって感じでしょうか。それはまあしかたないよね。
なんというか、遊樹さんとは個人的にメールでお話したりしたこともあって、とても身近に感じたりしてるんです。ちょっとだけ彼女の性格が私に似ているというのもあったりします、もちろん、まったく一緒というわけではないんですが。

ただ、雑誌掲載を機に、どんどん彼女が遠い人になってしまうんだろうなあという気持ちはあったりしてちょっとジェラシー感じたりして。(^^;;;(おお、今BGMに流しているのは「遠い旅人」だ)
そういえば、遊樹さんともちょっとぎくしゃくした時期があったんだよなあと思ったら、不思議です、こうやってまた仲良くしていただけているっていうのは。
そういう経験をこれからは活かして、あまりベッタリとはせずに、一ファンとして彼女のことを見守っていけたらいいなあと思います。これからも気持ちいい付き合いをしていこうと思ったらね。

昨日は日記を書きませんでしたが、いろいろ作業をしてました。
サイトを少し縮小しようと思って、いろんな個所をかまってました。ざっくり削除したところもあります、どことは言いませんが。たぶん、もう誰も見てないだろうというページとかね。

それにしても。

クリスマス仕様のTOP楽しんでくれてます?(^^;;;
2、3人の方が掲示板にカキコしてくれたりしてましたが、まあ、今の私は自分が楽しくてやってるってだけで、別にもう感想とかいいかなーとか思ってたりします。
それに、考えてみたらどうせクリスマスが過ぎたら「ギャラリー」でプレミアムTOPとして公開しようと思ってるし。
今日からのTOPは何となくそんな気分だったので(どんな?)、MIDIを流してみましたが、他のTOPも「ギャラリー」に飾る時はMIDIを流そうと思っています。
皆さんは、どのTOPを気に入っていただけたかな?(とはいえ、まだ全部公開してないんだけどね)

さて。

ライコスで知り合ったマリベルさんに、「虹はあなただよ」みたいなことを言われてふと思ったんですが。
彼女は別に深い意味でそう言ったわけではないでしょうね。
たまたま彼女が日記で虹を見たことを書いていて、虹は私も好きってことをゲスブにカキコしたんだけど、それにそういうレスをしてくれたってだけで。

ただ、虹=七色という図式がふっと頭に浮かんで、さらに七色って七色変化ともいうし、何だか本当に私みたいだなあと思ったんですよね。いろんな色の天慈がいるってことで。
で、さらに思い出したんですが、この間ある人からいただいたメールで、私の日記を見ていてたまに「小説の主人公みたいな考えをしているなあ」と思ったということを書かれていた方がいて、ほおおおと感心したんですね。
感心したというか、確かにそうかもなあって。(^^;;;

思うに、私って本当の本当に皆にはどういうふうに映っているんだろうか。
映っているというのは別に姿形というわけじゃなく、「この人はこんな感じの人なんだ」という「こんな感じの天慈」っていうのがちゃんと皆の心に刻まれているんだろうかってこと。
いやね、別にちゃんと映っていると思いますよ、とくにこの日記を読んでる人はね。
だけど、それでも「こんな考え方するんだ、へぇ」と思う場合があるってことは、やはり私の真の姿というのはどんなに訴えたとしてもなかなか伝わるものではないんだなあと。ま、それが当たり前なんですがね。
私だって、大好きな皆さんのことをちゃんと理解しているとはいえないんですから。

で、私は今までの認識を変えなくちゃならない時期に来ているのだなあと思うようになりました。
言わなくてもすむことは言ってはいけない、たとえ、それを言うことで本当の自分を知ってもらえるとわかってても、それは言ってはならぬことなんだというのをよーく心に刻み付けておかなくちゃならないんだなーと、今すごくそういうことを身に染みて感じています。

親友だから何でも言える───それは嘘ですよ。

以前の私なら、それは違う、親友だったら何でも話せるはずだ、いつも一緒にいて、同じ物を見て、それについて話し───けれども、互いの考え、思いが違ってたとしても、ちゃんと話せば理解し合える、互いの意見を尊重できる───そう思い込んでいました。

もちろん、それはある意味真実です。
決め付けることこそ間違いであるから、それもまた真実であると言える。
けれど、きっと私にとっては、それは真実ではない。

私は喋るべきではない。

今の私はそう思うようになりました。
何を喋り、何を黙るか───それは本当は私にはちゃんとわかっていたのかもしれない。
ただ、聞いてもらえるというその傲慢な気持ちのせいで私の心は曇っていたのだと思います。

とはいえ、これからも私は思ったことは喋り続けるでしょう。(^^;;;
ただ、少しづつその表現方法を変えていこうと今私は決心しています。
どんなふうに変わっていくかは───気が付く人は気が付くだろうし…けれど気付く必要もないと思うので、まあ聞き流してください。(笑)

話戻して。

小説の主人公のような考え方をする私。
それはまあしかたないと思いますね、私ですから。(爆)
実物の私は、このように流暢に話す人間ではないし、もともと私の自我というものは今まで読んできた小説やマンガのキャラたちの中で「これだ」という共感を持ったもので作られていってるので。
それはまあ、すべての人間がそうだと思いますよ。
ただ、実際の口からはそういうことは喋れないもんです。
そんなんしてたら「キモイ」って言われますよ。(^^;;;

で、私なんかももちろん口下手というのがあるんで、こう思ったああ思ったとしても口では言いません。
けれど、心では「ああだこうだ」と考えを巡らせているわけだから、いざそれを文章に書くとなると、文章がそれなりに書ける分、どうしても大仰な表現となってしまう。
過去、自分の気持ちを伝えたいばっかりに手紙という形を取ったとき、必ずといっていいほど相手は辟易して逃げて行ったんですね。
ですから、そういうてんでは私って小説書くにはもってこいの人間なのかもしれません。リアルさはないかもしれないけれど、小説的な書き方はバッチリだと思うもの。(って、自分で言うなよなー^^;)

さあて、私って一体どんな人間なんでしょーねぇぇ。
あなたに真の私がわかります?(爆)

そういえば。

ライコスでは栗本さんのことは書けないんで、こっちで書きますが。
今止まっていた「新・天狼星ヴァンパイア(下)」を読んでいます。
栗本さんの伊集院大介シリーズを読んだことない人には何の事やらでしょうが、この伊集院さんという人はすごく魅力的な人です。
なんというか、かっこいいとか美しいとか面白いとかそういう類で魅力的というわけではなく「無だから」魅力的とでもいうのでしょうか。(笑)

この「ヴァンパイア」では話の主人公であるアキラという少年に、伊集院さんは「人が殺されるということ、その殺される側の気持ちを考えてはいけない、殺す側の気持ちを考えてはいけない、そういう暗いことを君は考えてはいけない」と言い「考えるのは、僕のような人間にまかせるといい」と言います。
そうしないと、アキラのような人間は簡単にソッチの世界に引き込まれ、そういう世界の住人になってしまうという。

では、なぜ伊集院さんはいいのか。

『僕が放射性物質でできている人間だったら放射能の中に入っていっても何も害を受けないでしょう。事実、僕は、もしかすると世界でもっとも暗くゆがんだ精神を持っているのはこの僕ではないかという気がすることがありますよ』

『僕が、もろもろの悪を理解できるのは、決して僕が清らかな悪と無縁な存在だからではないんです。僕がたぶん、その要素を誰よりも認め、そして克服したタイプの人間だからでしょうね』

私は、これらの伊集院さんの言葉を聞き、大いに納得し、そして、さらにまた伊集院大介という人を愛するようになりました。
ただ、こういう人ってきっと現実にはいないだろうなあ。
いや、絶対にいないとは限らないとは思いますよ。だって、いくら想像上のキャラであるとはいえ、考え出したのもまた人間。どこかにそういう性質の人間だっていないとも限りません。私はそう信じます。

やはり、こういうキャラを生み出す栗本薫という作家は、私にとって特別な存在といえますね。

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