17:19 02/11/25(月)雨のち曇り。 「天ちゃん日記」42号。 UPしました「移ろいを恐れないで」を。 この物語については「あとがき」でも書いたし、昨日も書いたのでこれ以上は今日は書きません。 そうそう。 それで友達に「投稿せずにこんなふうにサイト掲載だけのために書いて、これでいいのかなあ」というようなグチを言ったら、投稿の作品をサイト掲載せずにメールで読んでもらうってことできないのかなって言ってました。 まあ、例の「メラバ」と同じ感じでしょうけど、なんかね、私の中では投稿するものとサイトに掲載するものとは明らかに作品に対する構え方が違うんですよ。 枚数に合わせて書くのが投稿で、枚数関係なく書くのがサイトに掲載するものっていう感じなんだけど、別に投稿しないから何にも考えずに書いているというわけじゃない。 けれど、やっぱりサイトに即掲載するものは、とにかく読みやすさを重点においた書き方を心がけています。 といっても、投稿用のも今では言葉回しを複雑にしたり構成をややこしくしたりということなんかしてませんから、投稿もサイト用もたいした違いはないかと思います。 ただ、この作品は投稿用だな、この作品は投稿にはちょっと───という、私だけにしかわからない分け方っていうのは確かにあります。 とりあえず、今はとにかく書きたいと思ったものを書く、それだけです。 読みやすいっていうので、最近ライコス日記のブクマではちょっと危ない感じの日記を好んで読んでいます。(爆) まあ、昨日も書きましたが、かつての同僚Aが好んで話題にしてたH関係不倫関係なものを綿々と書いている方の日記です。 それが、真実なことなのかどうなのか私にはわかりませんけども、何というか、私が驚いたのは内容よりも書かれている文章がとてもうまいということ。 ほとんどの方が私のように2ちゃんで叩かれた経験アリで、それでライコスに流れ着いてきたと言ってましたが、結局彼女らも叩かれても叩かれても書くことがやめられないという、私と同じ人種であるわけです。 つまり、書く量がはんぱじゃない。 もちろん、それは書き続けることのできる環境があるからということで書けるわけであって、それを時間の取れない人にまでは強制できないわけです。 けれども、駄文と言われようが、垂れ流しと言われようが、やはり人に読ませることのできる文章が書けるようになるには、書き続け、そしてそれを他人に読んでもらうことが必要なんじゃないかと私は思います。 よく、それなりにかわいいけれどもイモい女の子が、スカウトされて芸能人になって人々の視線に晒されるようになったら、どんどんキレイになっていくといわれるように、文章だってそうではないのかと。 人の目に触れることによって、こうすれば読みやすいのではないか、こうすれば楽しんでもらえるのではないかと、文章自体が少しづつ変わっていくというのはあるはず。 だから、やはり書きつづけること、持続して書いていくことは、書く人にとっては大事なことなんだと思います。 前にも書いたと思いますし、こう書くことによって傷つく人は必ずいると思いますが、でも私はやっぱり黙っていられません。 書けない───と嘆くんではなく、くだらないことでも何でもいいから、書いてみるということ、それはやってみたほうがいい、それができないなんて何のために書いているのかわかんないじゃんって。 そうだな、小説っていう形にすることができなくて「書けない」っていうのは、それはわかります。私もそうだからね。 けれど、書くっていうことは何も小説に限らない。 こんなふうに日記という形でもいいわけです。 よくそんなに毎日書くことがあるね───と言われましたが、逆に私は「書くことがないという気持ちがわかりません」と答えるでしょう。 もちろん、あまり書くことないなーって思うことは、いかな私にだってありますよ。けれど、それはたまにであって、やっぱり私はいつも何かしら書いています。 日記か、あるいは掲示板カキコか小説か───書くものは違えども、書いている行為は一緒です。 旦那は雑学に長けているところがありますが、それはようするに「好奇心の塊」であるからそうなんでしょうが、私だって好奇心はバリバリあります。旦那はそんな私に疑問を抱いてますが、でも、私はとりあえずだいたいの話題には合わせることができます。機械系は無理だけど。(爆) マジメな話からくだらない話、Hな話、下ネタ、毒舌、どんな話でもドンとこい。そういう姿勢っていうのは、その雰囲気を掴むことで重要なことだと思っています。 いつか、それらを小説に生かすことができると、そう信じているから。 さて。 今日はもうひとつ、新聞ネタを。 その叩かれるっていうことで、話題にもなった柳美里さんの「石に泳ぐ魚」について、ちょっと前に新聞で『出版差し止め確定で図書館でも貸し出し禁止、閲覧も制限』という記事が載っていました。 私は、実際にこの小説を読んでいないので、本来なら何とも言えないんですけど、なんかね、聞いてるだけでは出版差し止めっていうのはしょうがないとしても、図書館の本まで「そうするか?」と思いましたね。 まあ、館内での閲覧はOKらしいのでまだマシかとは思いますが、そんなにひどい書き方をしているのだろうかと思ってしまいました。そういうこともあって、実はちょっと読んでみたいなあと思ったけれど、これ入手できませんよねぇ、なかなか。 柳さんは、他の作品、ちょっと題名は忘れちゃったけど脚本形式の小説を読んだことありますが、なんというか、おもしろくなかったです。(爆) まあ、それはいいとして。(爆) この柳さんの出版差し止めの問題は、私たち書く側の人間にとってほんと由々しき問題だなあと思います。 そりゃ、書かれたモデルの人の気持ちは考えなきゃならないとは思いますけど、どんなに気を遣って書いたって傷つく人は傷つくし、どんなにひどい書かれ方をしたって傷つかない人は傷つかない───ですから、たまたま柳さんは書いたモデルが悪かったということではないでしょうか。 でも、本当にこういう問題は難しいです。 当初、私は公には言えませんでしたけど、「柳さん、そりゃアンタがヘタだったからだよ」と思ったものでした。(爆) まあ、それはとんでもない言い草でして、柳さんは堂々と「自分の友達のことを書いたんだ」と言ってたわけですよね。 私はモデルがわからないように書くことだってできるのではないか、なぜそういう書き方をしなかったんだろう───と疑問に思ったのでした。で、「ヘタ」となったわけですが(爆)、きっと、そういう書き方をするのが私小説っていうものなんでしょうね。 私だって、自分や友達が出てくる小説を書いてますし、私にもそういう「書かれて傷つけられた」といつ言われるかわからない立場でもあります。けれども、書くということは、どうしても無からではなく自分の体験とか友人の体験とかそういうのを元にして書いてしまうという傾向があったりします。それはどうしようもないと思います。 もちろん、自分なりに配慮して書いてるつもりだし、大多数の作家さんがそうだと思います。 中には明らかに悪意を持ってひどい書き方をする人もいますが、それはほんとに一握りだと思うのですが。 そういうことで、私は柳さんがそういう差し止めをされるほどひどいことを書いてるとは思いませんし、実際「貶めるつもりではなく、強く生きてほしいから、強く生きている人間として書いた」と柳さんは言ってたはずです。 それが友人に伝わらなかったのは───なんか私と例のトラブッた女の子の間柄に似ているなあと思いましたね。 本当に人間の心って難しい。 願わくは、私の友人たちにもそういう頑固者がいないことを祈りたいです。 +++++++++++++++++++++++++++ ライコス日記 2002/11/25(月) 共感。 日常雑記-思ったこと,感想日記-映画 ヒットする秘訣は「共感」なんだってね。 そりゃそれだけじゃないと思うけど。 でもやっぱり「共感」って大事。 それはあたしが今まで物語を書いてきて、それで人に読んでもらって、それで感じたことでもあった。 ちまたで「たそがれ清兵衛」という映画が、中高年の男性にヒットしていると今朝のTVでやってた。 別に波乱万丈な侍の物語というわけでもなく、勧善懲悪の時代劇というもんでもない。 家族思いの一人の侍の淡々とした暮らしを描いたものらしいんだけど、これが今の中高年サラリーマンの共感を得ているという。 友人の誘いを断り、仕事が終わればまっすぐ家路につく。 藩の命により、やりたくもない人斬りを家族のためにやる。 ただ、家族を守るために。 人に何と言われようとも、己の信念を曲げずに貫く───そこが人々の共感を生んでいるんだろうということ。 TVでも言ってたけど、「たそがれる」という言葉はあまりいいイメージではないけれど、それでも「たそがれる」ことを恐れずに自分なりに生きていくということは、なかなかできることではなく、けれども、そうしなければこの世を生きていくことは困難なんだなと、あたしはそう思った。 たそがれ───黄昏という言葉は、昔からあたしは大好きだけどね。 2002/11/25(月) シンクロっちゃったよ、また。 日常雑記-思ったこと,趣味日記-創作・ネタ はぅ…(>_<) 乗り越えられない過去はない─── この間の「サイコドクター」を昼ご飯食べながらさっき見たんだけど。 (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ− またしてもシンクロっちゃったですかっ! この間投稿した「恋愛物語」も、サイコドクターにシンクロっちゃった内容になってしまって愕然としたですが、またしてもシンクロしちゃうとわ……いい加減自分の才能のなさにショボンとしちゃうわ。(/_;)シクシク ということで、本日UPのシンクロっちゃった物語。 「移ろいを恐れないで」を読んでやってくださいませ。 (/_;)シクシク…ちゃんと「あとがき」も読んでね。(爆) |