8:22 02/11/08(金)雨。


「天ちゃん日記」27号。

えーと。今日は細切れで日記を書いていくことになるかも。
今朝は昨日の朝鮮の話に反応してくれたお二人のメールがありまして、それについてちょろっと書いてみようかなと。それについてのレスを日記という形でするということをご了承くださいませ。

私は、自分とは「ちょっと違うよ」という意見が出てくるのはいいことだと思っています。それはあたりまえのことなんですが、そんな私でも言い方しだいでは腹も立ちますし、そうなったら「やはりあなただって同じ考え、同じ意見の人とだけしかつるまないんだ」と言われちゃうんでしょうが。
けど、すべての反対意見を「そうだそうだ」と、いかな私でも思やしません。そこには有意義な議論展開などできはしませんものね。
だから私は、少なくとも提示された考え・意見というものは「そういうこともありうるし、それもまた間違ったことではない」という気持ちを持ったら「でもね、私はこう思うのよ」と言うようにしています。
ただ、やはりよく知らない相手には「私はちょっと違うけどね」と思ったとしても、「それは違うよ」とは言えないでしょうし、言いません。議論するのは相手をよく見極めてからじゃないとちゃんとした議論はできないと思いますし。
「あなたは間違っている」と断定して言うってことははなかなかできることではありません。断定すること自体、それこそが「間違っている」と思いますけど、けど、それ言ってしまうとパラドックスに陥ってしまいますから、まあ適当なところで切り上げるということで。(逃げる天ちゃん^^;)

ということを踏まえていきます。(笑)

>中国人の知人が多くいますが、政府の顔と個人の顔は違います。
>同じ中国人でも、西の人と東の人、漢人と西域人も違います。
>また、韓国人といっしょに仕事をしましたが、やっぱり、
>個人と国とは違っていました。
>と、言っても、韓国人の方が個の色が薄いような気もしましたが。

そうです、そのとおりです。
今の中国の若い方なんかは、どっちかっていうと日本人と似たり寄ったりですしね。そして、韓国の人が個が薄いっていうのも、お国柄でもあると思います。それは昨日も言ったように戦中の日本人だって個が薄かった、薄くならざるを得なかったですから。

>我々だって、それなりの人生を、苦しまずに生きていきたいし、
>そこで培った文化や理想を子孫に残していきたいんですから。
>過去に殉ずることはできません。

これは私の考えとは少し違いますね。

過去に殉ずる───引きずられてしまうことはよくないことですが、過去は関係ないといってもそれはまったく関係ないとは言い切れないと思います。
話が飛躍するかもしれませんが、よく霊界の話で先祖の悪行が子孫に祟るというのがありますけど、私はああいうのを信じているからかもしれませんが、自分の中に流れる血はどうしても消すことはできません。
自分はまったく非の打ち所のない生き方をしているのに、自分はまったくやってもないことで祟られるなんてものすごく理不尽なことだと思うんですが、現実それは祟るわけで、悲観してるだけではどうにもなりません。
そして、そういう恨みというのは結局子孫である私たちが真摯な態度で謝り、真剣に供養していくことによって浄化されていくんです。
やはり、まずは「謝る」そこから互いに対等の立場になっていろいろ議論なりなんなり行うことができるのではないかと思う。

>実際の被害者の方々に、私は悪く無いもんね、と言える厚顔さは、
>無いんですが、私が悪かったんです、ごめんなさい。
>と、被害経験の無い人々に言うのは、どうもおかしな気がします。

これは私が言ったこととはちょっと違いましたね。(笑)
「私が悪かった」と「私たち日本人が悪かった」では大きく違います。別に被害者意識のない若いものに謝る必要ないし、そのてんでは私もおかしいことだと思います。ようは「日本人」として先祖のやったことを真摯な態度で謝る───祟りを(ここでは日本人に対する恨み)断ち切るための前段階とでもいうべきものでしょうかね。

それから別の方の意見。

> 私だって南京(大虐殺)行ったら土下座して謝りたいですし。
> アジア諸国でやらかしてきたことを忘れることはないと思う。

そうですよね。
私もそう思います。
というか、実際私の祖父もそれに関わっているのですから。ひとごととは思えないんですよ。
私の祖父は軍曹でしたので、戦争で多くの人を殺したと思います。幼い頃から「おじいちゃん」と慕っていた人が、かつて人を殺したことがあるんだと思うことは、私にとって相当なショックでありましたから、戦争というものにちょっと思いを馳せずにはいられませんでした。私の手を繋いでくれたあの手で人を殺したんだと。
それは戦争でのことですけれど、殺人は殺人です。そして、戦中にほとんどの日本人が戦場に行き、人を殺した。自分が殺されてしまうかもしれないんですから、それは仕方ないこととはいえ、どっちが悪いというわけでもないのに殺しあう───悪魔の戦いが戦争なんです。
私は激しく憤りを感じました。何に対してかわからないほどに憤りを。
だから、やはり忘れてはならないと思うし、日本人として謝罪はしなければならない。そして、それは中国側でも同じことと言えるんです。互いがそういう謙虚な気持ちにならなければ、相互理解など絶対できないと思いますから。

> 連帯責任というよりは、愛が足りないのかも。国に対する愛が。
> 愛国心、結束力という点では絶対に北朝鮮には勝てないでしょうね
> 今の日本では。
> ときにその愛国心が他国を蔑んだりしてしまって、
> 戦争の引き金になってしまったりするのもまた事実なのが哀しいですが。

以前はこの「愛国心」というのが、なんかイヤと思っていた私です。国じゃなくて、なんで「地球」として考えられないんだろうかって。
そうじゃないんですよね。「地球人」として考えろということは、結局は「国」を大きくしたことなんだから、愛国心がなければ「地球」で物事を考えるということもできないでしょう。
ただ、その愛国心が凝り固まってしまってはいけないんだと思います。柔軟な心は決して「いいかげん」なものではない。行き過ぎた愛国心は↑でも言われているように「戦争」に変換していくものです。
やはり付き合いにも「真剣」と「適当」がバランスよく混ざっているのがいいということでしょう。

> だから内乱が続いている国で、敵を許せとは言いません。
> 憎みたければ好きなだけ憎めばいいと思います。
> ただそれを、「感染」させないでほしいと思うのです。
> 憎しみを自分だけに留めて、自分の子供とかに伝えなければ
> いつかは「断ち切る」ことができるのではないかと思うのです。

そう。
この考えには全面的に賛同です。
自分の中の憎しみはなくそうと思ってもなくせない。けれども、それを子供にまで押し付けるのはダメです。だから、今の朝鮮でやっている「日本は悪い国」という教育のやり方は───あれは間違っていると思いますね。これは胸張って言えると思う。
日本がどういうことをやってきたかということを教えるのはいいと思います。それは事実ですから。けれど、それを煽って憎しみに変換させるような教え方ではダメですよね。子供たちには考えるということをさせなくちゃなりません。押し付けるのではなく、考えさせるのです。
やっぱり子供の教育って難しいし、あだやおろそかにはできないと思います。

> でも憎しみを感染させなければ、3代後には
> 憎しみの連鎖は断ち切れるのではないかと思うのです。
> 甘っちょろい机上の論ではありますが。

机上の論───そんなことはないと思います。

少なくとも、この人は自分の子供には憎しみを伝染させないと思います。みんながそういう気持ちになって子供を育てていけば、必ずいつか憎しみはなくなると思う。それをみんなが気づいてくれればいいと思う。
というか、ごく内輪なことなんで申し訳ないですが、たとえば私がある人物のことをよく思ってなくて、その相手がいろいろ言ったりやったりしたことを息子に言ったとします。その人物は息子にも関係ある人であれば、吹き込まれつづける息子の心に「あの人は悪いヤツだ」と植え付けられますよね。
そういうことをしないということからでも、戦争ってなくなるんじゃないかと思う。たかがそんな個人のことでと思われるかもしれない───けど、それは違いますよ。そういう細かいところからいろいろ発展していくんですから。戦争って、ちょっとした行き違いから起きることだってあるじゃないですか。そういうことだと思うんですけどね。それこそ、机上の論でしょうか? 私はそうは思いませんが。

22:45 02/11/08

(※ここに書かれていたことはすでに亡くなられている方のことを話題にして書いていたので、削除しました。あまりいい書き方をしていなかったので、誹謗中傷とも言えなくもないと判断してのことです)

さて。

今日はとってもじゃばじゃば雨降りました。
いつものように義母の運転手で病院へ。んで、待ってる間私はBOOK-OFFで捨ててもらって(笑)、旦那はどっかに時間つぶしに行きました。だって、最低でも1時間は棚にへばりついてる天ちゃんなんでねぇ。今日は給料日。おかげで古本いっぱい買っちゃいました。といっても一冊100円ばかりですけど。
そうそう、その中で東野圭吾さんの「むかし僕が死んだ家」というのを買ってみました。この東野さんって、前からちょっと読んでみたいなーって思っていたのですね。たっくさん出てましたが、一冊だけ100円だったのでちょっと買ってみました。この人の他の本もあらすじ見てるとなんかすごく読みたいなーって思えてきて、これからこの人のファンになりそうな予感してます。

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