13:46 02/10/24(木)晴れ時々曇り


「天ちゃん日記」15号。

目が痛い。
泣き過ぎて痛い。
この間の「サイコドクター」をさっき見たんだけど、涙が止まらなくて……息子が帰ってくる前にこの涙の跡が乾くことを祈ろう。

昨日書いた「死にたい病」は大丈夫そうです。

ただ、掲示板にも書いた通り、今日は昼までにお出かけしてきたのですが、ゆっくりいろいろ見たくても不安でしかたなくて。というか、気分がどうも悪くて(お腹の調子がどうもまだいまいちなんだよね)軽い吐き気を感じていました。
まず、レンタル会員の更新をしに行って「A.I」を見つけたんだけど、他にも何かないかなーと思っていろいろ見ようと思ったら急に吐き気が───で、すぐに更新して「A.I」借りてそのまま今度は息子の靴下とか買いに行こうと思ったんだけど、そのレンタル屋さんに隣接した古本屋に入りたい誘惑に勝てずに入っちゃった。けど、入ったはいいけれど、やっぱり本の背表紙見てたら気持ち悪くなってきて、すぐにそこを出ました。
それから衣料品店に行き、靴下や下着やらを買い、近くのドラッグストアでハンドクリームとかいろいろ買って、さらにスーパーで晩御飯の買い出しもついでにしてしまい、大急ぎで帰路につきました。
まあ、それでもそんなにひどい状態ではなかったのでホッとしました。
道中ずっとクレヨン社の「模型風景」というアルバムを聞きながらチャリコを走らせていたのですが、このおかげでいろいろ創作が湧きました。

話を戻して。

なんで泣いちゃったかっていうと。
昨日の「サイコドクター」は過食症の女の子の話だったんだけど、昨日いただいたメールの中で過食症を経験したことのあるというのがあって、それもあって見ててすごく辛かったです。
ああいう食べては吐くという行為をするということは知ってたけれど、私には経験がないことなんでとてもショックでした。
というか、過食症というほどではないけれど、私も10年前の手術を受ける前にまだ病気だってことを知らないときに似たように食欲を抑えることができなかったという経験をしているんですよね。
ただ、私は「吐く」ということに異常なくらい気絶反応を示す人なんで(吐き気があっても全身全霊を込めて抑えつけるんですよ^^;)、食べたからといって吐くなんて考えも及ばなかった。だから、太った太った。(^_^;)

今から思うと、私の異常な食欲は会社に入った20歳くらいの頃からあったものですね。思い出すと「げー」となるんですが、とにかく食べても食べても満腹にならなかったんですよ。
社員喫茶で男でも満腹になるような大盛のやきそばをペロリと食べて、さらにデザートにパフェを食べるというのはざらでしたし、仕事中でもお菓子だのなんだのとヒマを見つけては食べまくり、とにかく一日中食べでばかりだった。
それは結局、胆のうにたまっていた胆石のために胆のうという臓器が死んでしまい機能しなくなってしまったため、肝臓からの消化液をうまくコントロールできなかったためだと思います。まあ、それだけでなく、私にはホルモン異常とかもあったので、そういういろいろなことが影響出ていたと思います。

まだ20歳くらいの時は、その前に食べられなくて辛い時期を過ごしていたので、元気になった証拠だとちっとも気にしてなかったんで、とにかく食べられるという幸せの気分のまま食べつづけましたね。

だけど、結婚が近くなった頃にショックなことが。

元経理にいた先輩が総合サービスセンターに移動になって、そこでブライダルフェアというのがあって、私と同僚のAとYの三人に「結婚式で着るカクテルドレスを着て写真撮ってみないか」と誘ってくれて、それでたくさんあるカラフルでステキなドレスを着てみたんですね。
そしたら、私だけ背中がとまらなくて、すごく恥ずかしい思いをしたんですよ。(どうでもいいけど、その時一緒に写真写したYはすでに結婚しましたが、Aよ、あなたはいつになったら結婚するのだろう……もしかしたらもうするつもりないのかもね^^;)
それからです、食べないぞと決めて、コーヒーもブラックで、外食はしない、お昼も弁当を持って行き、晩御飯は父親のメニューに合わせて食べるという生活をしだしたのが。当時からもう父親は胆石を患っていたので、それに合わせた食事をしていたのですね。まったく脂気もなにもないスカスカの食事。
そのおかげもあって結婚する3ヶ月前に3ヶ月で5キロのダイエットに成功したのですが、結婚する頃にはちょっとだけ戻ってしまいました
。(^_^;)

けれど、結婚してからはまた太る一方で、これではいかんと思いダイエットをまた始めようとした頃に子供ができたと知り、それもとりやめに。で、妊婦の間あれよあれよというまに巨体になってしまいました。
それもまあ、つわりらしいうつわりを経験しなかったというのもあるんですが、とにかくさらに食欲がすごくなってしまって。とにかくいつも何か食べてないと気持ち悪くなるんですね。しかも脂っこいものが異常に欲しくて。

あの頃のことは思い出したくないですね。たぶん、その消化器系の病気のせいだったのでしょうけど。
前にも日記に書いたかもしれませんが、高校の3年くらいのときに原因不明の吐き気に襲われるようになったんですが。
それが始まったきっかけというのが、当時好きだったSくんとお話をしようとすると出てくるようになったんです。当時私はそれを「発作」と呼んでましたが、今思うと病気はあの頃から始まっていたのではないかと思います。

まず、高1の時にいっとき心臓のあたりがキリキリ痛むということがあったんです。それが何週間か続いたことがありました。今思うと、あれが胆石の痛みだったのではないかと思います。胆石って胆のうに石がたまって、胆のうが動くたびにその石が痛みを引き起こすのですが、ちょうど話に聞く痛さがあの頃の痛さと合致しますもん。
その後どういう症状が起きたかはよく覚えてないんですが、私はあまり身体は丈夫じゃないという認識がみんなに広まっていたということもあり、きっとよく具合を悪くしていたと思います。ご飯もちゃんと食べられなくてそれでかなり痩せていたし。

で、高3の時のその「発作」でしょ。ますますご飯食べられなくなって。
だから、あの頃は必死に何かにすがりついて生きてましたね。
昨日メールくださった人も「テレビなり映画なり漫画を読んでリフレッシュするのがオススメです^^そうしていて、他人のために涙なんか流せちゃう自分を発見すると、私はなんだか気楽になれちゃう。」と言ってくださっていましたが、まさに私もそうでした。
は、好きな人のことの悩みとかは友達によく話していましたが、そういう身体の悩みとかはまったく話せない人だったので、TVで誰かが言ってた言葉とか、本とかで出会った勇気をくれる言葉とかを「そうだ、そうなんだ」と自分に納得させ、感動する心で何とか保っていたんです。

「いつか、この辛い時代が過ぎ去るときがくる」と。

とはいいつつ、短大に入学して、しばらくはまったく食べられない、街に出るとすぐ吐き気が襲ってきて動けなくなるという地獄が待っていましたが、それもそう長続きはしませんでしたね。
いつのことだったか、それらが嘘のようになくなって、残りの短大生活をエンジョイすることができたんです。
たぶん、あの頃からもうすでに胆のうの機能が停止してしまっていたのでしょう。手術をしてくださった医師が「ずいぶん前から機能してなかったようだ」と言ってました。で、そのままにしているとガン化してしまうおそれがあるから切除したと。

なんだか、ちっとも過食症の話からズレてしまいましたが、原因は違えども、食べることをやめられないとか、食べたくても食べられないという経験は私もそれなりにしてきたので、ほんと今回の「サイコドクター」は他人事に感じられなくて。
しかも、その女の子が「過食をやめる。けれど、できるかどうか自信ない。私は本当はいい子なんかじゃない。万引きだってしたことあるし、カンニングだってしたことある」と言うんですが、私、その言葉を聞いたときに「ああ、この子は私だ」と思いましたね。
私も、世間から尊敬される母親の子供だということで周りから期待され「いい子だ」と言われ続けたけれど、私だって苛めだってしたことあるし、嫌がる人にいやがらせをした覚えもある。私はいい子なんかじゃない。けれど、それを親に知られるのが怖かった。私も一歩間違えれば食べては吐く人間になってたかもしれない。事実半分なりかけてたわけだし。

けれど、どんなふうに言ったって、私はまだ他の人よりマシだと思う。
だって、私は自分の力で何とかここまで来れた。
もちろん、結婚してからは旦那や息子の存在もあったおかげで、こうやって何とか生きていっている。
TVのあの子のように、そして現実世界での友達のように精神科のお世話にならなくても、たぶん壊れることはないと思う、この心。
私には、こうやって何もかもあけすけに喋って、そしてそれを聞いてくれる人がいるから、それだけで私は強くなれるんだろうと思う。
だから、私から書くという行為を取り上げないでほしいと思う。
というか、きっと誰にも読まれなくても、私は書いてさえいれば大丈夫なんじゃないかと思える。
それがきっと私の自信に繋がるんじゃないかと。
そういえば、以前の日記にこんな記述をしたことがあります。「不快な経験を日記に書く人は、書かない人に比べて免疫機構の働きが優れている」っていうことを聞いた事があるって。

私は自分が「書かずにはいられない人」であって良かったと思う。
これこそが、私にとっての自信あることなのかもしれないね。
そして、ありがとう、この言葉をくださって。(^^)

『天ちゃん、底を知っている人は他人に優しくなれるよ。
 素敵な天ちゃんの感性に、自分に誇りを持ってね^^
 天ちゃんすき!!(≧∇≦) ♪』

うん、私も自分に誇り持つようにするよ。
ありがとう!!

それから、今回2名の方から似たようなメッセージが届きました。
 
『表(掲示板)では元気な自分を演じて、ごく内輪に打ち明けるという現状のスタイルでよいと思いますよ。』

『なんだか、天慈さんの日記はこういう形の方がよいのかもしれないですね。』

ええ、私も今ではそう思っています。
なんというか、そういうことで、私の身に起きたここ数ヶ月の諸々の嫌な出来事って、日記配信をすることに踏みきらせたということで、むしろ起きてくれてよかったのかなと。
ま、起きなければ起きないのがいいことはいいんですが、私は、自分の身に起きるすべてのことは何か意味があって起きるということを信じるタチの人間なんですよ。
受けた出来事は後に「それでもあのおかげで今の私がいるのだ」と思うようにしています。いいことも悪いことも。
だから、あの一連の嫌な出来事も、強くなるための経験、優しさを獲得するための経験と思えばこそ、今は「よかったことなんだ」と思えます。

というか。

またしても書こうと思っていたことが書けずじまい。σ(^◇^;)
明日こそ書けるのかっ?(笑)

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