10:44 02/10/17(木)晴れ。


「天ちゃん日記」10号。

ということで、安心できる出来事も起きたことだし(笑)、今日は朝からマジメモードの日記書きいってみよー。(≧◇≦)ノ←すでにマジメから遠ざかっている天ちゃんです。(^_^;)

さて。

昨夜は行ってまいりました、一応茶話会というものになりますかな。
や、茶話会は未だに一度も行ったことない天ちゃんです。あ、違うな、二回ほど行ったことがあるな。広報の役員になったときと、明くる年の役員交代の時に。
けど、どうやら皆さん、私が身体が弱いから夜は出てこないと思っていたらしく、出てきた私に何人か「大丈夫?」とか「どうしてた?」とか声をかけてくださった方がいました。まあ、前よりずいぶんと痩せてしまったので、それが原因でもあると思いますが、相変らず私は「はぁ…」とか「えぇ…」とか一言くらいしか返せなくて、なんかはがゆいなーと自分自身でも思っちゃいましたね。(^_^;)

でまあ、一人を除くほぼ全員の父兄が集まりました。

あと5年の親ではないんですがPTA会長さんも。それから担任のU先生、学校主任のS先生、そして校長先生。
私、最初来たときにその校長先生が誰かわかんなくて、いったい誰だこの人と思い、なんか先生たちと親しげに話してるみたいだけどこんな先生見たことないし、もしや、教育委員会?? と思い、隣にいた人によっぽど「あの人誰ですか?」と聞きたかったけど、聞かなくてよかった。σ(^◇^;)

でまあ、始まったわけですが。

最初進行すすめてくださったのが、この間最初に電話をくれたSさんというお母さん。確か学年役員さんだったと思うけど。
で、こんな大掛かりなことになってしまい申し訳ないのですが、決して先生を糾弾するというわけではない。ただ、話を聞いていただきたくて───というような出だしで始まった。

私はここで「ちょっと待った」と思った。(だったら言えよ^^;)

どうもその「こんな大掛かりなことに…」という口ぶりが私は気になった。
じゃあ、いったいこの会は誰が発起人で開催したのか?
私はてっきり親たちが話し合わねばと思って、親が自発的に開催したのだと思ったのですが、そういう言い方をするってことは、「実は不本意だったのだ、自分たちのせいじゃないぞ」と取られかねないぞと。

で、なんかちょっと様子が違うと思った私。

授業ボイコットとかそういう話をNさんから聞いてたけれど。
そのNさんもPTAの執行部役員ということで、とても子供のことに関しては熱心にいろいろやられる人なんですが、悪い人ではないんだけど性格が少しキツクて、実は私、ちょっと苦手であります。けれど、何かと私に声をかけたりしてくれるので、他の方よりは私もいろいろ話しやすいのですけど。

まず、そのNさんが発言。
ある時(4日ほど前だそうです)給食で机を合わせて食べていたら、Sちゃんという子が牛乳をこぼしました。(男の子です)

ここで説明。

このSくんというのは、いわゆる知的障害児でありまして、うちの学校では特殊学級の子供たちと日頃からいろいろ接して、障害のある人への理解を深めようという試みをしているわけです。
そういうことで、給食も一緒に食べようということでSちゃんも机を並べていたのですが。
で、子供の言うことでは牛乳が自分の机にかかったので、まあ思わず机を引いてしまった。そしたら、先生が職員室に自分と一緒に机を並べていた女の子二人を呼んで「差別はいかん」と叱ったということです。
子供たちは「差別」という言葉が出てきて、ショックを受けたということです。
そもそも、なぜ「差別」という言葉が出てくるのかが理解できなかったと。
自分たちはSちゃんとは普通に接してきているし、牛乳だって、別にSくんじゃなく他の子がしたとしても同じことしたと思うのに、なんで叱られなくちゃならないのかわからないと。それで先生に対して不信感を持ったということでした。

まあ、これだけ聞いたら「先生そりゃいかんっしょ」となりますけど、先生も自分の本音ということを話してくださいました。
で、差別発言に対しては、不適切だったと謝罪されました。
私もああいう時に「差別」という言葉が出ることはちょっと違うよなあと思いましたね。
私も普段からいろいろ話だけは聞いていますが、5年の子供たちはみんな本当に心優しくてまったく乱暴なところはなく(まあ、多少なりとも子供らしい無茶なことはしますけど)、隣に老人ホームがあるということで、お年寄りにも慣れていて特別にどうこうかまえて接するなんてことはないんです。
だから障害者であるSちゃんに対しても、普通に接していたのですね。
けれども、U先生は以前からの息子たちの学年の担当ではなかったので、今まで担当していた先生の話を聞いて見てみると、どうもSちゃんに対して皆がよそよそしい、なんかちょっと寂しいなあ、なんか違うなあ、と思っていたということです。
で、その牛乳事件があって、つい「差別」という言葉で叱ってしまったということなんです。

けどまあ、それはU先生が、いっちゃなんですが、勝手にそう感じていただけであって、子供はそう思っていなかったわけですよ、たぶん。だから叱られた理由がわからない。で、理不尽だと思ったのでしょう。しかも、Nさんの話によると、「うちの子はU先生が本当に好きだったんで、余計にショックだったらしい」ということをおっしゃっていました。
どうもNさんの娘ちゃんはわり神経質なところがあるらしく、ストレスをためまくってて自分の髪の毛を引っこ抜いたりするところがあるらしいんですね。
だけどー、実は私こっそり思っているのですが、Nさんってとっても厳格なところがあるんですよねぇ。性格がキツイっていうのもあるんですけど、何でも子供にやらせようとするところがあって、やれどこだかで大会があれば出させるだの、子供に見せるような劇だの何だのも了解取らずに見せに連れて行ったりだのと、とにかく教育熱心なところがある。だからこそ、仕事もバリバリしている上にPTAの執行部役員だってしているんだし。
でも、そういう親の子供って、ずいぶんと窮屈なんじゃないかなあとか思ったり。
いえね、Nさんも、ただ詰めこむだけっていうわけじゃないことはわかってるんですよ。ちゃんと「やりたくないなら無理にはやらせない」と言ってるわけですし。現にNさん、こうも言ってました。
陸上の早朝練習や放課後練習で、体調が悪い時に「休ませて」と先生に言っても「休ませてくれない」ちゃんと連絡帳に書いてもらってきなさいと言われるから、と。それで先生は私を信じてないんだとなったと。

おやー、あの電話の話はあなたの娘のことでしたか。(^_^;)

それでNさんは「連絡帳じゃなくても、別に口で言えばすむじゃない? 休みたい時は休みなさいよ」と言ったけれど、頑なに娘は「言えない。連絡帳に書いて」という一点バリ。

けどね、思ったけど、やっぱり連絡帳には書くべきだと思うよ。

私の隣に座っていたお母さん(確かTさんだと思う)、この間転校してきた子の親だったのですが、旦那さんの仕事の都合で今まで何度も転校してきて、そのたびにいろいろな学校見てきた経験でいろいろ話されたのですが、やはり「連絡帳はキッチリ書くべきです」と言ってました。
Nさんの他に二人ほど「連絡帳まで書かなくても、自分で言うことは言いなさい」と言った親がいて、そこでもやっぱり子供が「絶対書いて」と言ったそうです。
するとTさん「書いてといわれたら、書くのが当たり前と思っているので、私は”あっそう”と言って書きますよ」と言われてた。私もそう思った。なに、グダグダいい訳こいてんだよ、さらっと書けばいいじゃんって。(過激天ちゃん^^;)

連絡帳に書くことは親の義務だろーが。

それを書かずにおいて、先生を信用させないように仕向けているのはてめーらだろーが──と言えたらスッキリするだろーなーと。(^_^;)

それから。

勉強のことについても。
算数とかわからないところが出ても、親は教え方とかも今は違うだろうし、親に聞くより先生に聞きなさいと言うんですけど、子供は「先生には聞けない」って言うそうなんですよね。
これにしても、まあ、私も算数とか苦手なんで聞かれても教えてあげられないので、他のお母さんの言われる気持ちはとってもよくわかるんですが。私も先生に聞きなさいって言ってるもん。(^_^;)

でも、そのTさんはこう言います。

自分はまあ仕事持っていないから、できることかもしれないけれど、せめて休みの時とかにでも子供と一緒に勉強してあげるってことやってみられたらどうでしょうかと。自分はどこか車で出かけるときなんかにでも、一緒に掛け算九九とかを遊びみたいな感じでやってたりしたということでした。

私、Tさんの言われることは最もだなと思いましたね。

だけど、こういうことをああいうところで言ったら、恐らくきっと仕事している人たちの反感をかってただろーなーと。現に二人ほどこそこそ話してた人もいて、ちょっといやーな感じしましたもん。

あと、Tさん言ってましたが、この学校は運動は盛んですが、本を読んだりとかそういうのがあまり少ないって。
自分の子供が「みんな本を読まない」とか「図書室に行っても本があんまりない」とかそう言ってたと。
そうなのよねぇ、この学校って体育推奨校だからなあ。文芸関係ってあんまし冴えないし。(^_^;)

でまあ、結局なんだかんだと言っていた親は三人だけで、他私たちなんかはまったく先生に対しても不満もないし、ようするに不満持ってる子供と先生の間だけの話であって、ああいう場所で話し合うことではないんじゃないかと思いましたね。
ボイコットにしても、厳密に言うと子供たちがボイコットしているわけではなく、先生がお説教をするのに一時間使ってやってたからということなんですよね。
ようするに、U先生はとても熱心な先生で、子供の気持ちも理解してやりたいとは思いつつ、自分の理想とする子供たちに何とか育てあげたいと思うがあまりに授業よりも「こうじゃなきゃいかん」という説教をしてしまったということです。
というのも、息子たちの学年は一番おとなしい子供たちで、他の学年では「ギャングエイジ」だのと呼ばれるくらいに、さすがのこの学校でも荒れてたりするんですが、息子たちは本当に仲良しこよしで競い合うっていうことがない。それはそれでいいんですが、以前から接して下さっている先生が「これでは中学に行ってからしんどい思いをするのは子供たちだ。もっとワイルドになってもらわないと」ということで「ワイルド化計画」なることを目指してやっておられたわけです。
で、それを引き継いだU先生は、その理想に向かって厳しくあらねばと思っていたということ。
つまり、先生も先生ですが子供たちも子供たち(まあ、その子供は全員がというわけじゃないんですけどね)なんですよ。
変化するということを受け入れることも大切だと思うのですけどねぇ。
お母さん方(一部ですが)、子供を守りたい、味方でいたいという気持ちはわからないではないですけど、もっと突き放して荒波にもまれるようしてやらなくちゃー。

あ、それともうひとつ。

U先生がもうひとつ不適切な言葉を謝罪されました。
それは、クラスでもちょっと不登校のケがあるTくんというのがいて、あまりにも休みがちなんで子供たちの前で「たくさん休むと先生が教育委員会に呼ばれーだぞー」と言ったというんですね。
で、それを子供たちが母親に言ったということで「教育委員会などという言葉は、子供たちに聞かせるべきことじゃない」と発言の撤回と謝罪を要求してました。

子供たちはショックを受けていると。

自分たちが休んだら先生が「教育委員会」に叱られる。身体がえらくて休みたくても休めない───と。
だけどねー、そんなこと息子はぜーんぜん話してくれませんでしたよ?
そういえばPTA会長さんも言ってましたが、今まで何でも学校のこと話してきた子供が、あるときを境にしてまったく話さなくなるもんだって。
高学年になれば楽しいことばかりではない、勉強だってわからなくなったりしておもしろくなくなる。だから自然と学校のことも話さなくなるもんだ。それが大きくなったという証みたいなことを言ってました。
なるほどなと私は思いました。
まあ、うちの息子くんもご多分に漏れず「授業以外は楽しい」って言ってましたしね。

そういえばTさんが言ってましたが、今までにちょくちょく先生とのコミュニケーション取る会でも開いてればこんな大事にはならなかったと。
まあ、学校主任のS先生は「一対一での懇談とかではなかなか言いにくいところがあるかもしれないが、こういう場所だと本音で話し合えるということでいいのではないか」と言ってましたが、それなんか違うぞって思った私。

私なんか、あんなところじゃ絶対言いたいことも言えないぞ。

私だったら、気になることあったら直接職員室に言って「どうなってるんでしょうか」と聞くほうです。で、今はまったく不満も不安もないので何も言わないってだけで。

どうしてあの人たちってああなんだろう。

自分の子供が心配なのはわかるし、何とか守ってやりたい、苦しんでいるなら手を差し伸べてやりたいって思う気持ちは悪いことではないんだけど。
だったら、直接先生とこに出向いて一対一で話せよって思います。
そうそう、またPTA会長さんがいいこと言ってました。(この方は男性です)
子供に辛いこととか苦しいこととか経験させなくちゃダメだって。
つまり、かわいそうだからと手を差し伸べることは、これから生きていく上で必ずマイナスになる。嫌なこと、辛いこと、痛いことを経験させることも大事。
社会に出たときに打たれ強い人間になるために、極端な話ですが、親は子供を突き放すべきじゃないかって。
くしくも、PTA会長さんが言ったことって、旦那が言ってたことと同じでした。

ようするに、助けるべき時はちゃんと助けるんですが、今回の話のようなことは親がどうこういうべきことじゃない。というか、言ってもいいんですが、それならそうと直接先生と話すべきだったんじゃないかと。
結局私が帰る直前に「子供に謝ってくれればいいんです」と言ってました。だーかーらー、そういうことは、てめぇが直接先生とこに乗りこんで「これこれこうだから、どういうことだ? 子供に謝って」ですむことじゃないですか?
関係ない私たちまで巻き込まれて───チャッチャと進めてくれればまだ許せますが、とにかく延々と同じようなことばかり話してたわけですよ、不満を。そして、いかに自分は子供の心をを大切に思っているかを。
私、こんなこと言ったら殴られそうですが、「くだらないことをよくペラペラと喋るよなあ」と言いそうになったです。てか、「私は先生にまったく不満ありません、でわ、さようなら」と捨て台詞残して立ち去りたかったよなあ。絶対できないことですが。(^_^;)
別にくだらないって本気で思ってるわけじゃないですけど、けど、少なくともああいう場所で言うことではないとは思っています。
だからこそ、ああいう母親の子供であるから神経質なところがあるんですよね。

まったく───もっと私みたいに親失格になってみたら?

最近だいぶ開き直ってきた天ちゃんです。
あああ〜今日こそは自由帳買ってこなくちゃ。うちの場合は息子を叱るというより、私のほうが息子にいっつも叱られてますねぇ。
息子の叱り役は旦那ですから。
父親の言うことは我が家では絶対です。(笑)

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