21:57 02/10/07(月)晴


「天ちゃん日記」第2回目。

友達のSさんのメールへレスを書きつつ思ったことですが、他人に意見することとか意見を聞くことってその人の資質が如実に出るもんだよなあって。

私はやはり個人のHPは公共の場ではないと思っています。
といっても、それはネットが公共の場ではないということとは違う。もちろん、個人のHPであろうともネット上に存在しているのだから、まったくの公共の場ではないということは言いませんよ。
Sさんは『個人サイトは家ですが、それはガラスでできた家なのです。』と言ってました。だから、何かしていたら通りかかった人にまるみえだと。

うまいたとえだなあと思った。

見られることにこだわらない者にとっては何をしても平気だろうけど、少なくとも大多数の人が、通りかかる人の目を気にしていると思うので、一応お行儀よくやってるわけです。
不快に思う基準っていうのは人それぞれだから、とりあえず「これなら大丈夫だろう」っていうことをやってればいいんですが、まあ、中には「ちょっとそれは…」と思って、戸を叩き「それはやめたほうがいいですよ」と声をかけてくる場合があるかもしれない。
で、家の者は一応はその注意を素直に聞き入れ、「そうか、こういうことも不快に思う人もいるんだな」ということで、納得できればやめるわけ。たいがいの「やめようね」っていう言葉っていうのは、その家の人が思い違いや思いこみで「これは大丈夫」って思ってることを指摘されることがほとんどだと思うから、いいんですが、時にはただのいいがかりっていう場合もある。

今回の私の場合も最初はまあよかった。

中島氏の言われていたことは「そう思いたいよね、私も」という気持ちを抱かせたに過ぎなかったけれど、それに対してまあハッキリと賛同するかしないかということを述べずに「読んでみてください」とリンクを貼っていたわけです。で、普段からうちに通っていた人が「中島氏を日頃から崇拝しているから、全面的に賛同しているのだ」と思ったわけでしょう。
まあ、言ってしまえば賛同と取られてしまってもかまわないし、そして、氏の書き方がひどいものであれば氏も私も非難されても仕方ないのですけど、どう考えても私には氏の書かれた文章がひどいものだったとは思えないのです。
それは私が氏を好きだから目が狂ってると言われるでしょうが、それは違う。そんなに私は馬鹿じゃない。
私から言わせれば、攻撃している人たちのほうが、氏を嫌うあまりに目がおかしくなっているとしか思えないんですけど。
けれど、そう言ったとしても、向こうが「狂信的に信じているヤツにはわからない」と言ってるのと同じで向こうも「狂信的に自分たちが正しいのだ」と信じこんでいるから、何を言っても無駄でしょう。それがわかってるから、同じ舞台に立って戦わないんですよ。そんな私はどうしようもないくらいに卑怯者だと思います。(記述に誹謗中傷が書かれていたので一部削除・修正してあります)

とにかく、もうこれ関連のことで頭を悩ますのはやめましょう。
それよりも私はもっとやらなければならないこと、やりたいことがたくさんありますから。
中島さんにも小説のことを考えてもらわなくちゃいけませんからねぇ。

あ、そうそう。

それでグインの話を昨夜旦那としてたんだけど、二人とも「グインってそんなにすごい話ってわけじゃないよねぇ」って。(爆)
や、二人とも「おもしろいことはおもしろいよね」とは言ってるんですが、旦那にとっては栗本さんはグイン書いてる人っていうくらいの認識で、言ってしまえば「彼女がどうなろうと自分には関係ない」というんですよ。
まあ、旦那にとって「そうだな、一番おもしろいなあって思うのは田中芳樹の銀河英雄伝説かな」ってことですから。それも別に作者がどうのこうのではなく、話がおもしろいってことだけに注目してる。
私はもともとグインはそんなにおもしろいって思っていたわけじゃなく、やはり栗本さんはSFが最高だと今でも思っています。で、最近彼女の人柄がツボにはまったから、SF以外の作品も読むようになって───でもやっぱりSFが一番だなって思います。けれど、その次には現代ミステリーとかホラー、なんといっても伊集院大介シリーズがグインよりもおもしろいって思っています。
旦那が言ってましたが「なんか、グインのファンって変質的だな」って。そうですよね。グインの熱狂的なファンが両方に立って戦っているって感じですもん。
かたや栗本さんが書かれるグインならどんなものでもOKな人たち、かたやグインを本格ファンタジーから外れて書くなと怒ってる人たち───私から見ればどっちもどっちです。
私はどちらかというと栗本さんが書かれる物語が読みたいというだけなんで、やっぱりどっちかっていうと「どんなものでもいいよ」っていう意見に行っちゃいますね。
というか、グインは早く終わらせて、他の物語を書いてほしい。特にSFとかを。もちろん伊集院大介シリーズもたくさん書いてもらいたいし。

そのためには、やっぱり静かに彼女を応援したいと思っています。皆、栗本さんにどんどん本書いてもらいたくないのかなあ?
嫌いなヤツは読みたくないんだろうけど、書いてもらいたいって思っているのなら、ここはグッとガマンして静観すべきだと思うけど。だーれも攻撃派を相手にしなかったら、勝手にどっかでブツブツやってるだけになるでしょ。あ、やばい、「勝手に」って言ったらいけないんだっけ?(大爆)←しかも、この(爆)とかっていうのも、中島さんがよく使ってるから、使ってるだけで吊るし上げの対象になるみたいだし〜。ほんっとバカみたい。(`´メ)


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