2002年8月3日 14:56(土)晴れ


ということで、執筆の神さまご降臨中の天慈です。(爆)

というか。

今いろいろ考えたくないことがあって、それから逃げたい一心で執筆に打ちこんでいるといったところですかな?(大爆)
昨日は何通もメール送ったし、中には一人の方に何度も送ったり送られたりして謎な一日(爆)を送ったわけですけども、その方はまあ別に隠すことでもないんでぶっちゃけて言ってしまいますけど「ラズベリータイム」のちかさんです。(^^)
励ましの言葉をいただいていたのですが、私、ついでに(って言っちゃあなんですが^^;)今ちかさんが連載してる「火の山の竜」というファンタジーの批評をしてあげたんですよ。
だいたいが私は書き手さんが書かれるのをそのまま受け取り、それをその人の持ち味として尊重するほうなんで、実を言うと批評というのはむっちゃ苦手な人なんですよ。
こうすればもっとおもしろいのに───とか、なんでこうしないんだろうとか、そういうことをまったく感じないというわけではないんですけど、元来の博愛主義というか八方美人(同じことか^^;)が災いして、ビシリと自分の意見というものを言えないところがあるんですね。
だって、小説の書き方というものは、どれが正しいかなんて誰にも言えないと私は思っているし、私がいいと思ったとしても、それが他の人には「くだらない」「おもしろくない」となる場合だってないわけじゃないし───そういうことを踏まえると、どうしても「ここはこうしたほうがいいんじゃない?」ということが言えないんですよ。だから、批評をされる方ってすごい勇気のある人だなあと思うんですけど。

それに私は自分というものに自信を持っているわけじゃないのでね。
え? 自信があるように見えるって?
ご冗談でしょ。(笑)
私が自信あるように見えるとしたら、それあなた、目節穴だらけですよ。(そこまで言う?^^;)
自信がある人っていうのは、他人に対して面と向かって自分の意見を言える人ですよ。いいですか、こういう不特定多数の人が見る日記とかで自分の意見を言うことが自信のある証拠だなどと、ゆめゆめ思わぬように。

でまあ、そういうことで、私は今まで批評というものをしたことがなかったわけです。とはいえ、私は一作品でも「おもしろくない作品」というものは読んだことはありません。すべておもしろいと感じたものばかりでした。そのてんだけは鼻がきくというかなんというか一種の動物的カンみたいなものがあると思っていますね。傲慢な言い草ですが。
けれど、もちろん、私がおもしろいと思ったからって他の人もそうとは限りませんので、もし私が今まででご紹介した作品たちが、あなたにとって「おもしろくなかった」としても、それで私を恨むなどということはカンベンしてほしいですけど──まあ、そんなこと思うヤツぁいないとは思いますけどね。

で、今回なぜ批評してみようと思ったか。

私はもともと彼女の前作「機械じかけの王国」が大好きで、それを読んだのがきっかけで仲良くなっていったのです。彼女もロボット物(アンドロイドともいいますね)は好きだったのですが、私も昔アンドロイドの小説を書いたことがあるほどそのての話は好きだったわけです。しかも、それに恋愛の要素がつくとなると───萌え萌えです。(爆)
その話はまあ完結したのですが、今は「火の山の竜」という題名からしてモロにバリバリファンタジーっていう話で、本来なら完結してから読むのが好きな私なんですけど、完結するのがいつになるかわかんないしってことで読み始めたんですけど……すっかりハマりました。(笑)
もちろんストーリーもおもしろいんですけど、私としてはそれ以上にキャラがめちゃくちゃ気に入りまして。
最初はまあ主人公の女の子や男の子はごく普通で好きっちゃ好きですけど「こんなもんかな」程度だったのですが。あ、誤解のないように言っておきますが、私はもともと主人公萌えするタチではないのですよ。(大爆)
とにかく脇役専門なんで(爆)、ご多分に漏れず、このお話も脇役が出てき出したところからどんどんと続きが読みたくなっていったというわけですわ。とにかく彼女は脇役の描写がうまい。
で、今回新しく出てきたキャラの一番の見せ場(と、思っているのは私だけですが^^;)のところの、長々とセリフを語っているところがあったのですが、そこを「こんなふうに直したらベリィグーですよ」と指摘して差し上げたのです。もちろん、これは私の好きな書き方で、他の方がどう思われるかはわかりませんけども、私だったらこう書くよなーというのを教えて差し上げたわけです。気に入っていただけたようで、私も彼女の小説をもっとステキなものにする手助けができたと喜んでいます。

なんというか、今回のことで思ったんですが、批評する場合って、批評する人の姿勢もですけど批評される人の姿勢というのも大事かなあと思いました。双方が批評で伸びていくっていうのは、どちらにもそれなりの受け入れ態勢というものが大事になっていくのでしょう。
彼女はそのてん、すごく勉強熱心というか、吸収力がすごいというか、前作から見てきた私の目には、いろいろな人からの指摘を受け、それを確実に自分のものにしていってるというのがとてもよくわかります。
こんな人には本当に私のような偏屈な人間でも手を差し伸べ、その能力を導いてあげたいと思うようになってもおかしくないなと思いますね。今読んでいる栗本さんの「仮面舞踏会」の主人公が似たようなことを言ってましたが、まさに「類は友を呼ぶ」ってことですね。(はら、さりげに自分もその仲間であると言ってるようなもんだわ^^;)

さて、ちょっと昨日からこっちの私の生活をご紹介しましょうか。

昨夜は義母んちでご飯だったのですが、義母が病院に4時くらいから行くっていうので、休みだった旦那は車で連れて行ってあげました。そのおかげで晩御飯の買出しとかが遅れるということで、8時から夜間パトロールがある私のために、相談して出来合いの惣菜を買ってしまおうということにしました。
で、私はさっさかご飯食べて7時半くらいにはうちに戻り、8時に集会所の前に行きましたさ。夜間パトロールと言いますが、ただ懐中電灯を持ってみんなでゾロゾロと町中を歩くだけという、夜の散歩としか言いようがないものだから、私としては「なんて無駄なことをしているんだろう」と思うんですけど、まあ、これも自治会員の様子を見るってことで必要なことなのかもしれませんがね。他の方々は仲良しさんがいて、固まって喋りながらあるってるんですが、私はそういう人いませんので、一人ボーッと歩きながら、小説の構想を頭で巡らせていました。(爆)

それから、今日なんですけど、今これを書いてるのが午後2時過ぎ。なんか今日は3時過ぎ頃に初盆の家をお坊さんが回るということです。
で、朝からちょっと用事があって出ていた義母に「昼ご飯食べたらちょっと来て留守番してて」と言われていたので、ご飯食べて1時前くらいに義母んちに向かいました。そしたら、結局用事がすんだんでもう義母は帰って来ていたのですね。で、食後のコーヒーも飲まずに行ったので、ふたりでアイスコーヒー飲んで、それから私はうちに帰って来て、それで今日記カキカキしているところなんです。

それにしても。

今日はそのお昼ご飯食べているときに「はぐれ刑事純情派」というドラマを見ていたのですが(好きなんですよ、こういう刑事ドラマって^^;)、きょーはいい話だった!!(泣)
なんかね、刑務所に入りたいおばさんがいて、男を殺してしまった女性をかばって自分がつかまるように仕向けるっていう内容だったんですけど。そのおばさんっていうのが、まあホームレスみたいな感じなんですね。ちょっと最初のところを見てなかったので、なんでそんな暮らしをしているのか知らないんですけど。
でまあ、最後のほうで、留置所にいるおばさんにお弁当の差入れをしてくるお嬢さんがいるんですが、その人は「たぶん私のことは知らないでしょうね」と言うんですよ。
というのも、その人は幼稚園のときに、そのおばさんのちょっとした思いやりのおかげで人の温かさというものに触れ、そしてそのおかげで自分の人生を決めたという人だったのですね。
おばさんが給食のおばさんをしていたときに、彼女はあるとき新しいお箸を持っていったんです。けど、その日のメニューはお箸を使うものではなかった。そこで、そのおばさんは、その子のためにお箸を使って食べることのできる品を一品増やしてあげたんだそうです。で、それが彼女を栄養士の道へと向かわせることになったわけなんですが、ずーっと彼女はそのときに受けた思いやりを忘れずにいて、いつか自分の作ったものをそのおばさんに食べてもらいたいと思い続けていたそうです。で、おばさんの消息がわかったら連絡してくれと幼稚園の先生に頼んでいて、で、この事件がきっかけでやっとお弁当を届けることができたということでした。いやもう、そこらへんのとこ、思わず涙して見ちゃいましたよ。(ρ_;)

受けた思いやりってそうそう簡単に忘れるものじゃないと思います。
忘れてしまう人もいると思いますけど、私は絶対に忘れたくないな。たとえ、その思いやりをくれた人と悲しく辛い別れをしてしまったとしても、私は忘れない。相手にもそれを望みたいと思うけれど、どうなんでしょうね。それはやはりワガママなことなんでしょうか。

そして。

傷心の私にこんなステキなプレゼントをしてくれて、本当にありがとう、カヲルさん。あまり取り上げてほしくないとは思いますけど、今日は書かせてくださいね。(笑)
もともと、彼に「ヤフーの掲示板のどこかのトピックスに自分が書きこみしたから、見つけてごらん」とクイズを出され、それで見つけることができたら何かくれるということだったんですが。
実はもうちょっと前に、私が作ったMIDI「主よ、人の望みの喜びよ」をオルガンの音色で作ってほしいと頼まれていたのですよ。まあ、このたび、彼も私にバースデーのお祝いのカキコをしてくれたということで、一曲作ってあげたのですが(今度8月分として掲載予定)、それと一緒にそのオルガンの音色の「主よ〜」をお贈りしたわけです。
そしたら───それをご褒美のページで流してくれてたんですよ!!(;_;)
私、開いた瞬間号泣してました。。・°°・(>_<)・°°・。
しかも題名が「永遠の果て」なんだもん。σ(^◇^;)
感想はもらってないけど、たぶん読んだんだろうなあ、あの物語。(爆)
けど、やーっぱり「に」を抜いちゃいましたね。(笑)
なんか、「永遠の果てのほうがしっくりくる」とか言われそうだわ。σ(^◇^;)

けれども。

そういうことで、実はものずこくヘコんでいた天慈なんですけど、いろいろメールで励ましてくださった皆さん、本当にありがとうございました。ヘコむことがあっても、皆さんの励ましさえあればすぐに立ち直れるようになった天慈です。とても嬉しく思います。
本当にありがとうございました。天慈は書き続けますよー。

あ、もうひとつ。
その「はぐれ刑事」のラストで出頭してきた真犯人の女性に対しておばさんが言った言葉がめちゃくちゃ感動でした。(><)

『あんたのこと、陰口叩いたり、いやがらせしたりするヤツらが出てくると思うけど、がんばりな。あたしだけはあんたの味方だよ。たった一人でもあんたのことを思ってる人間がいるということは忘れちゃだめだよ』

このまんまのセリフじゃなかったと思いますけど、だいたいこんな感じでした。
もー、傍に息子がいてもそんなのおかまいなしにオイオイ泣いてましたさ、泣き虫天慈さん。(大爆)

たった一人でも
味方がいる
それだけで人は強くなれるんだ

私にもそんな味方がいるということを、ひしひしと感じています。
本当にありがとう!!


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