2002年4月8日 14:14(月)曇り時々はれ


さすがだねシャトナーさん、ちゃんと天慈の願い通りじゃん(^^)

読み終わりましたよ、「サレックへの挽歌」を。下巻に入ってから進む進む〜。というか、今朝、今日から新学期の息子を送り出した後、旦那が起きてくるまでの時間、とにかく何かで気を紛らわさなくちゃならなくて、それでもうすぐ読了するところを神経集中させるためにもいっしょけんめ読んでたのです。(T_T)

そう。

昨日は結局その前の晩のことが気になって(夜中に突然不安感に襲われたことね)とてもじゃないけれどお薬飲めなかったんですね。
だけど、まったく飲まないというのもまた不安ではあるし───それで昨夜は寝る頃になって(11時頃)また喉の異物感が出てきて、それを鎮めるためにもエンヤのアルバム「シェパード・ムーン」をヘッドホンで聴きながら寝ようとしたんだけど、異物感が過ぎ去っていくのを感じつつも、それでもなかなか眠れませんでした。結局全曲聴いてしまい、ヘッドホン片付けて寝床に戻ったんですが、何とか眠れました。
今朝は7時に起きて息子を起こし朝食食べさせて送り出したのですが、だんだんとまた喉の異物感が激しくなってきて、それに伴い不安感が増大。またしてもいてもたってもいられない気分になってきて、それですがりつくように「サレックへの挽歌」を読み出しました。読んでる最中何度も神経が集中できずにページを繰る手が止まりましたが、何とか読み終わりました。ラスト近くではとにかく涙が出てきてしかたなかったですね。(別に悲しいシーンがあるわけじゃないんですけど^^;)
カークとスポックとマッコイがちゃんと出会ってたんですよ───この三人が活躍していた時代がやっぱり一番好きだなあ。

この「サレックの挽歌」は、そうですね、過去ハヤカワから刊行された「宇宙大作戦」の本や映画版のノベライズなどを読んだことない方にはちょっと「?」となるところがあると思います。
でも、私なんか文中で注釈ついてるそれらの本を読んだことあるとはいえ、ほとんど内容を覚えてません。それでもとにかくカークとスポックとマッコイのことを知っていれば十分楽しんで読めるものだと思います。
ただ、まあ解説しているSF評論家の堺三保さんが言われているように、

『ファンであればあるほどかなり面食らう』

というのは確かだなあと思います。スポックの父サレックの死の真相とか、スポックのかつての婚約者とその夫のこととか。(この話は私もよく覚えてる)
というか、この本を購入したのは2000年7月頃なんだけど、このテーマに上げられている環境保護問題に関わる狂信的テロリストたちの行動を、後に現実の形として去年具現化されるとは一体誰がこのとき予想したでしょうね。ほんと怖いことです。

とまあ、重たい話はちょっと置いといて(笑)、といっても軽口になるというわけじゃないけれど。
文中でこんな言葉が出てきます。

『銀河は一個の生命体と同じであり、調和(シンメトリー)こそ最高の理想である』

宇宙連邦が行っていたコロニー惑星を地球化することとか、ワープ航法自体も生態系を乱すものと指摘し、宇宙連邦と敵対していたシンメトリストたちはテロ行為に及んだ。
彼らの言うことは確かにそうなんだけど、大義のためなら何億の生命を犠牲にすることもいとわないというのはやはり間違っていると思いますよねぇ。銀河全体でいえば何億という命は物の数ではない───そうかもしれないけれど、でも納得いかないです。

こういう話題は考えても考えても回答は出てこないです。難しいです。

というか。

この、

『銀河は一個の生命体』

という考えを、実は私も抱いているのですよね。私の描いてきたSFはそれを元にして書かれているのですもの。(連載中の「ノナビアス・サーガ」に「地球〜テラ」他「ガーディアン・チルドレン」と「金の夢幻、銀の彼方」と「死を生きる」も)

必死です、私。(笑)

これを書いている今(午後2時前ですが)は、まだ喉に不安感がありますが、朝ほどひどくないです。
もうお薬は飲みたくない。
というか、胃の荒れも潰瘍にきくというこのお薬をしばらく飲んだおかげできっとよくなっているはずだし、そうなるとあとはもう精神的なものでしょ。喉の異物感が短時間で出て来たりなくなったりするなんてその証拠じゃないですか。
あ、今思い出したけど、今朝見た新聞の記事でこんなのがあったんだ。

『ガンなどの重篤な病気の発症に先立ち、数週間から数ヶ月前に、うつ病を発症することがある』

これは老人性うつ病のことに関しての記事だったのですが、なんかね、書かれていること見ても、

『ささいなことへの心配やこだわり、いらだち、身体の不調などの訴えが悲観的な妄想へと発展しやすい』

なんていうの、老人だけに限らないなーなんて思ったり。

どうすればいいのかなー。
どうすれば楽に生きれるんだろー。
なーんにも考えずにいればいいのかなーなんて思ったり。

でも、結婚当初の頃、日記にも書いてたことだけど──毎日同じことの繰り返しだってこと書いてて──それが辛いって書いてた。

何も考えずに生きていくだけも辛い、さりとてその逆も辛い──だったらどう生きればいいのか。

つーか、こんなこと考えてること自体が自分を追いこんでるのかもしれないね。
だけど、こういう時って、私にとって周期的にやってくるような気がしてます。しかたないと思う。ずーっと気分いいまま幸せに過ごすことなんて絶対無理なことだもん。仕事辞めてからあまりに幸せ過ぎて、いつかこの幸せが崩れるときが来るだろうってそう思ってた。それは確かなことで。だから今がある。
でも、きっと抜け出す日が来る───それは過去に経験してきたこと。もっとも違う場合もあるけれど、それは私だけじゃない。皆にも言えることなんだよね。昨日「あるある辞典」で胃カメラ飲んでる人見たけれど、私だけじゃない、なんていう連帯感まで生まれたりして。(笑)
や、今だからこうやって笑っていられるのですけどね。やっぱり今でも飲まなくてすむんならどんなにいいだろうなーって思うもん。
早くああいう胃カメラじゃなくて、錠剤型のカメラが普及してほしいですよ、まったく。(><)

ということで、今は日渡早紀さんの「宇宙なボクら!」を読んでます。これも私に気力与えてくれるかな?
そうそう。
今日は「天慈の館」のMIDI館を更新しました。短い曲を三曲、一応今の時期狙ってといった感じで。ぜひ聴いてみてくださいね。


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