2002年3月21日 18:20(木)はれ時々曇り


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今日もちょっと病院のことについて
ちょっち付き合ってね(^_^;)

さて、何から話そうかなぁ。
ここ数日間、いろんなことを考えてました。
それこそ愚にもつかぬ世迷言とか「俺はやるぞー」というような強気なこととか「でもやっぱりヘロヘロ〜」といったような弱気になったりとか、応援してくれてるみんなのこととか、よくなったらいろいろやるんだーと鼓舞したりとか、とにかく、アップダウンの激しい日々を送ってました。
とくに11日からの一週間は平穏でいるようでその実確実に私の胃は蝕まれていたわけでして。だけど月曜日に書いた通り日曜日にはわりと症状はよくなっていたわけですよ。

ところが、11日に出していただいた胃薬を飲むんだけど、結局食べれるようになったとはいえ脂っこいものはまったく食べれず、何とかあっさりとしたものをお茶で流しこむという感じで食べていたし、TVでいろいろおいしそーなものを紹介していてもまったく食べたいとも思わない。
そうなると、センセーの言ってた「胃がどうのこうの言われる方にはまず胃カメラをと言うんですよ」っていうのが基本みたいなことをおっしゃっていたのが頭に残ってて、「食べれなければもうカメラを飲むしかないのだ」という強迫観念が生まれてくるわけです。
実家の母や旦那やお義母さんが、どんなに「気分的なものだよ。もっと楽しいことばかり考えるようにすれば食べれるようになるよ」って言ってくれて、それは私だって充分過ぎるくらいわかってはいるわけなんだから、何とか楽しいことを考えようとするけれど、こんなときに限って何も考える気になれないし、TV見ててもマンガ見てても本読んでてもネットを意味もなくフロフロしてみても、気が紛れない。

そんなとき、去年(確か^^;)取りそこなってた「フォレスト・ガンプ一期一会」を見ました。これって「漂流教室〜ロング・ラブレター」の裏番だったのだけれど、ゼッタイにTV版の吹き替えで見たかったので、録画して永久保存版にしました。
で、フォレストを見ながら、いちいちいろんなところのシーンとかセリフを見てると、まるで今の自分に言われているようなことが満載なんですね。そりゃーもー私って昔からそういう思いこみっていうのは得意中の得意でして、それがわりと悪い方向にではなく、いい方向に作用するほうなんで、またしてもこんなことありましたね。
フォレストの母親がガンで亡くなるとき、母が息子に言って聞かせる言葉。

「お母さんが死ぬのは運命なの。それは誰にも避けられないもの。だけどね、フォレスト。運命は自分で掴み取るものでもあるのよ」

私、これ聞いたときにおいおい泣いてましたよ。(一人で見てたからねぇ^^;)

あと、18日は覚悟を決めて飲もうと思ってたんだけど、その前日の「ちびまる子ちゃん」で、風邪になったまるこが粉薬が上手に飲めなくて、苦くてもうこんなもん飲みたくないと母親にダダをこねてるのを見て、「あー、私も子供のころこんなだったよなー」と苦笑しつつ見てました。
そうそう。母とも話してたんですが、私はほんっと肝の細いヤツで、歯医者に連れていかれてもものすごく大暴れして「もう二度と来るな」とセンセーに言われたほどだったし、注射ではガチガチに緊張して失神寸前だったし、耳鼻科では前の子供たちがされているのを見て、またしても「ヤダーヤダー」と大声上げまくりで、ほとほと困り果てたセンセーがみんなとは違う処置(たんに薬の蒸気を鼻で吸うだけ)をしてもらったりと、とにかく親泣かせの極度の怖がりだったのですよね。
そりゃーね、私のような人って、何も私だけではないとは思うけど、もっとさー、私たちのような極度の緊張で悩まされてる人の気持ちもわかってくださいよーって言いたいですよ、まったく。

昨日の診察してくださった男のMセンセーは、物腰もやわらかで若くてけっこうハンサムなセンセーで、とてもやさしく接してくださいました。私は恥も外聞もなく、涙流しながら「決心してきましたけど、怖くて怖くて」と言ったのですが、「大丈夫ですよ。ご老人のかたも楽にされてますから」と言ってくださいましたが、結局あのざまでしょ。(笑)
あとでMセンセーてば「どうでした。たいしたことなかったでしょ」と言うもんだから、「えらかったですよー(`´メ)」と半分私怒ってました。(爆)

これだから、私のことをよく知っていない医者はいかん。といっても、主治医なんてものはなかなかつかまえていられるもんじゃなし。それこそしょっちゅう病院にきていろいろ話してけばいいのでしょうけど、なかなか具合悪いわけじゃないのに行くわけにゃいかんでしょ。まあ、あそこは総合病院なんで、いつも決まったセンセーというわけじゃないし。町医者で信用できそうなとこはどうも見当たらない。
昔お世話になってたNセンセーはほんっと私のことをよくよくわかっててくださったセンセーだったのだけど、もう亡くなってしまったし。
まあ、これからはなんともなくてもめんどくさがらずに年に一回は血液検査とかを受けに行くべきなんだろうな。胃カメラはもうご免だけど、バリウムくらいなら何とかなりそうかも。あと、子宮ガンと乳ガンの検診も行くようにして、今年は献血もなるべく行くようにしよう。

でまあ、ちょっと話しは前後するけれど。

18日はまあ飲まなくていいってことになって帰りにケーキ屋さんで母がチーズケーキとコーヒーをおごってくれて、それはちゃんと食べれたんですね。
ところが、その夜、ギョーザとかカレイを焼いたのとか作ったけれど「うっ」となって食べれない。で、とたんに「やっぱりどっかおかしいぞ」と思い、なるべく楽しいことを考えようと「ワンピース」とか見るんだけど全然頭に入らない。一度気になりだすともうとまらない。

でね。

ようするに、その日、カメラを飲むつもりでいったのに結局飲まなかったわけでしょ。そしたら夜になって食べれなくなった。しかも家族で文旦を食べようとするけれどそれも「うっ」となって入らない。ああああ〜、キッチリ検査してないから、だからこんなことに??
まさかー何かガンみたいなものができてるのでは??───なんていう妄想が始まってもおかしかないよねぇ。だってカメラで検査してないわけだから、もしやって思ってもしかたないもんねぇ。(^_^;)

ここまできたら、私だって一応逃げていいことと逃げちゃダメなことの区別はつきます。私はものすごく情けない人間で、大げさに泣いたりわめいたりして人格者な方々の失笑をかってると思いますが、私は自分で思うほどそんなに大事なこととそうでないことの区別がつかないほどのバカではないと思ってます。
ただ、「さあっ! やってやろうじゃねーか」と覚悟を決めるとこまではいっても、いざというときに「やっぱやーめた」とドタキャンしてしまう卑怯者なところがあることも充分わかってます。
今回のことでよくわかったのは、私という人間はいったいどういう人間かっていうことがよくよく理解できたということです。とはいえ、とってもやっかいな資質であると言わざるを得ませんでしたね。だって、どうやっても精神的なものが肉体を癒すまでいかなかったんだもの。(爆)
ようするに、カメラ飲まなくても悪いとこはなかったわけで、単純に考えれば「飲み損」をしたわけです。(^_^;)
まあ、そういう言い方って私の勇気に水を差すことになりますけどねぇ。だけども結局はそうでしょ。
確かにえらい思いして獲得した「安心」ですから(しかもかなり費用までかかっちゃったし^^;)結果よければすべてよしなんですけどねぇ。

だけど火曜日は地獄の苦しみでしたよ。(^_^;)

その前の夜はまんじりとも寝れず(胃が気持ち悪いから)朝息子を起こして送りだし、まだ胃が気持ち悪いから「ああ、今のうちにもう病院行って飲んでしまおうか」とか悶々と思いつつ、息子の布団の上とかで転げまわってました。(笑)
息子は昼までだし、まあ旦那がいるから検査が長引いても気にしなくていいしと。でも、結局決心がつかず、9時半くらいに何とかちょっとだけご飯を流しこみ胃薬を飲みました。で、とたんに胃がおかしげな感じになって、いろいろ気を紛らわそうと、この間録画してた「ゲーム」という映画を見たりしてたけれど、ほとんど堪能できませんでしたね。けっこうおもしろかったのに。
旦那は昼頃起きてきて、とうとう私は訴えてしまいました。(^_^;)
大声で叫んでは泣き、「いやだー、飲むのはいやだー」と泣き叫び、でも、飲まないとこのままでは神経がおかしくなりそうだってことはわかってるわけで───とにかく、とりとめのないわけのわからんことを叫び散らしていたと思います。(爆)
旦那はそれをじっと黙って聞いててくれましたね。
ずーっと抱きしめてワンワン泣かせるにまかせてくださってましたが「これからやりたいことはいっぱいあるだろ」と一言。
このままでは何も手につかず、息子のことも旦那のこともまったく何も考えられなくなる。それを打開するためには完全なる安心を手にしなくてはならないわけで。

で、わたしが一言。「明日、飲む」

それでも、そう決心したからといってやはり怖いものは怖いわけで、次の日のことを考えるとどうにもこうにもならないので、お昼ご飯はまたしても食べれない。
そこで「外を歩いてきなさい」と旦那に言われ、1時間ほど晴れた空の下、去年もよく歩いた畑の米川沿いをブラブラと「それが大事」(大事MANブラザーズ)を歌いながら(笑)歩いていたら少し気が紛れましたが、しばらく食べてなかったので歩きすぎてフラフラしてしまい、余計に気分が悪くなってしまいました。(爆)

ところでこの「それが大事」という歌。

十年前、手術した直後にすごい辛くて、傍で聞いてたラジオから流れてきたのがこの歌で、これを聞きながら痛いことも辛いことも乗りきるんだと頑張ったんですよね。聞いたことあります? もし聞くことがあったらぜひ聞いてみてください。すごくいい歌詞ですから。(^^)

母にも言われましたが「ほんとにお前はまだいいぞ。こうやって旦那が仕事休んでまでついてきてくれるんだから。お母さんがどんなことになったって、おとーさんあんなだからついてくるってことないでしょ。やっぱり私が元気でないとうちはどーなることやら」と。
そうだよなー。確かに旦那もちょくちょく身体壊したりするけれど、そのときは私は元気だし、何度か病院に付き添って行ったこともあったし、互いに助け合ってるっていう実感はありますね。

それにしても。

旦那も7年近く前にカメラ飲んでますし、私も十年前に飲んでますが、なんというか、十年経ってもまったくちっとも変ってないですね、あの検査って。なんというか、もっともっと楽にできるように開発してくれなくちゃ、あれじゃあ確実に100%検査してやろうっていう人いないと思いますよ。だからガンとかの早期発見ができずに深刻なことになるんだと思う。
一番楽にできる検査は血液検査とかエコー検査だと思いますが、あんな感じで胃カメラ自体がああいうものでなかったらもっと病気の発見もスムースにできると思うのに。
とにかく、十年も経っているのにまったく変らない検査っていうことになんというかちょっと憤りを感じている天慈です。そういう医療器具を開発されてる方、もっともっと考えてよってね。確かにカメラなんてどこがえらいのっていう人いるんでしょうが、私のような極度の怖がりはそんなに少なくないと思います。切に切に祈りたいですね。そうでなければ、私だってもうほんっと飲みたくないです。
せっかく、十年前よりはもっと楽になったかなと思ったのに、あれでは慣れ云々とは言えないですよ、まったく。(`´メ)

とまあ、今日はちょっと安心したのか吠えまくってしまった天慈でした。σ(^◇^;)
でわまた明日。(^^)



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