2002年2月1日 12:45 晴れ


うぉ〜、ほしいぞー、小沢征爾さんのCD。(笑)

この間からTVで紹介されてるんだけど、クラシックのCDで、指揮者指定でこんなにほしいと思うのは天慈にしちゃ珍しいのだ。(^^)

クラシックのCDといえば、値段が安いのから高いのまでいろいろあるんですが、やはり980円くらいで買えるのがお手ごろでいいじゃん?
こっちとしてはその曲が好きで、聞ければいいって思うんだけど、さすがにこの私でも「これじゃなきゃいや」っていうこだわりもある。
というのも、中学生の時に初めて聞いたドヴォルザークの「新世界より」は、当時の友達がダビングしてくれたテープが始まりだったのだけど。
それもね。その友達っていうのが「宇宙探検DD7計画」のサヨのモデルになった女の子で、もちろん当時のSISのファンの一人でした。
あるとき「この曲聞いてみて。すごくSFっぽくて絶対あなた好きになるから」ってくれたわけ。で、聞いて衝撃受けました。それから毎日毎日聞くようになり、その曲を聞きながら「273年後の私」(現在連載中の「ノナビアス・サーガ」の原型ですな)を執筆したもんです。だから、わたしにとって「新世界より」は特別な曲でして、この曲を聞けば机に向かって毎晩執筆をする自分の幼き頃の姿が目に浮かびます。

で、やっぱり「新世界より」の他のCD聞いても、あのときに聞いたものとまったく違う。私にとっての「新世界より」は、あのとき彼女にもらった曲だけが「本物の新世界より」であって、他のはどうもなじめないという、そういうちょっと困った状況にもなっちゃったわけ。(^_^;)
今ではもうあれがどのレコード(当時はレコードしかなかったし)から、あるいはラジオからダビングされたのかわからないし、テープもどっかに眠ってるかもしれないけれど聞けるかどうかもわかんない。まさに「幻の新世界より」となってしまいましたけどねぇ。

とまあ、そういう感じで、指揮者とか楽団とかで全然曲に対する印象は変わってくるわけです。小沢さんのはなんか特に聞いてみたいのですね。
これ前に話したかと思いますが、私が中学生の時に一度だけ境港市に小沢さんが来たことがあるんですよ。そのときに演奏したのが「展覧会の絵組曲」で、私はそれを聞き逃し、今に至るまで後悔し続けています。
あれは夏休みで、来年は受験という時期でした。「マジメ人間」だった当時の私は塾の模試があるから泣く泣く諦めたのですが、母はちゃっかり聞きに行って「聞けば良かったのに。おまえの好きそうなSF的な曲だったよ」と言ってくれたりしましたよ。私が「聞きに行く」と言えば別に反対しなかったって……そんなこと言われたって……もう遅いよ。(ーー;)
んで、高校になって例のSくんにも「俺も聞きに行った。何、模試に行ったって? なんてバカなことを」と言われちゃいましたよ。(ーー;)

そんなこんなで、私の学生時代って、ほんっと後悔と絶望の荒波でしたね。若い頃はちょっとばかしハメ外したっていいですよ、うん。マジメに生きるってことが、こんなにも性格をひねくれたものにしてしまう要因となってしまうとは……若い方、何もマジメがイカンとは言いませんが、今いったい自分にとって何が大切か、どうするのが大事なことなのかは真剣に考えてみてくださいね。世間で言われるような「マジメ」は時として良くないことに繋がるってことはけっこうあったりしますので、よくよく物事は見極めましょう。

さて。この間から昔のマンガ読んでます。(^^)

柿崎普美さんの「バース・ナイト」とか、車田正美さんの「聖闘士星矢」とか。(笑)
星矢は、現在読んでる真っ最中なんですが、やー、皆さん読んだことあります? おもしろいです。燃えます。(笑)
この間からさくらちゃんとこで話していた魅力的なキャラとかにも通じるものあるなーとか、バカバカしいと思いつつも引きこまれるストーリーの王道を行くマンガだなーとか。ついね、笑っちゃうシーンとかあるんですよね、大マジメなシーンでシリアスなのに。でもこういうのけっこう好き。(^^)

それから「バース・ナイト」なんですが、柿崎さんの絵って、実をいうと私の好みというわけじゃないんですね。ですが、オカルトをよく描いておられた頃から、柿崎さんのコミックスは買いあさってましたね。というのも、ストーリーが大好きなんですよ。
オカルトだけじゃなく、SFもファンタジーも描いておられて、そのすべてのストーリーが大好きです。これもさくらちゃんとこで話題になったことですが、ファンタジーとSFがミックスされたストーリーが柿崎さんもありまして、それが一番好きだったりします。

私忘れていたんですが、その「バース・ナイト」もそれだったんですよ。バリバリのファンタジーで始まったものがいつのまにかSFになっていたっていう───で、このたび読み返してみて気づいたんですが、今私が連載している「ガーディアン・チルドレン」が、この「バース・ナイト」のストーリーに非常に似通っているんですね。恐らく、無意識のうちにこの物語のようなあらすじにしていきたいなって思っていたのでしょうね。(だから、ストーリーの紹介はしないでおきます^^;)

これもまたまたさくらちゃんとこで話題になっている「二次創作について」の話になっちゃうんですが、細かいことにうるさい方々で「バース・ナイト」を知っていたら、私の「ガーディアン・チルドレン」も「二次創作だ」などと叩くかもしれませんよねぇ。碧さんが「鬼の目覚める日」を「某ゲームの二次創作だ」などと指摘されたのと同じように。
へっ! 二次創作だなどと叩きやがる輩は、てめぇが何様のつもりだと思ってやがる───(`´メ)と、久々に強暴天慈さんに変っちまいやすぜ。(大爆)
さくらちゃんとこでも啖呵を切ってきましたが、二次創作についての私の解釈は「既存のキャラをそのまま使い、設定をそのまま使うか、あるいは全然別の設定で書くこと」です。
碧さんの物語への指摘は「設定が似ている」ということだったのですが、そうですね、極端ないい方をすると、私の考えでは「設定が似ているくらいでは二次創作とはいえない」と思っています。
まるまる同じものを、知っててそれをあえて使うというのは、まあ言語道断ですが、それも二次創作とは違うでしょ。それはもう盗作の次元の話です。
私はあくまで二次創作は「設定」ではなく「キャラ」を使うところに二次創作の定義はされるべきだと思いますね。この問題を詳しく知りたい方は碧さんちの掲示板まで行ってみてください。ちなみに、碧さんは投稿作品もかなりいい線までいく実力のある持ち主ですからね。しかも、ボーイズ系も別のPNで書かれていますが、そちらは雑誌にもすでに掲載されたこともありますので、ほとんどプロといっても過言じゃないくらいに、私が知る執筆仲間の中でも上位の方です。

【2008年追記】

二次創作について、キャラだけでなく設定もそのまま使えば二次創作とも言えるよなあとは今は思います。ただ、知っててそれをやることは二次創作になりますけれど、知らなかったけれど似てしまったのは二次創作とは言えないだろうし、ましてや盗作とも言えないんじゃないかと思いますけど。もっとも、知ってたのか知らなかったのかは本人にしかわからないことではあるんで、第三者があーだこーだ言うのもちょっとなあとは思わないでもないんですけどね。というか、二次創作ってそんなに悪いことなんでしょうかね。ちょっと当時の叩かれ方をよく覚えてないんで、どういった感じで問題になっていたのか具体的にあげて語れないや。

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